あっぷりノート

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旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

【永久保存版】兵(つわもの)のための「#城ラン」のスゝメ


ランニングには

  • 自己ベストを目指して...
  • ダイエットのために...
  • みんなでウェーイ...

など、色んな目的があると思いますが、気分転換にいつもと違うランニングをしてみたいな~と思うことありません?

そんな時にオススメなのが、「#城ラン」です。


かねてより

  • 城まで走る
  • 城を走る
  • 山城で鍛える
をライフワークにしていたにもかかわらず、#城ランをテーマに記事を書いていなかったので、今さらですが改めて語りたいとおもいます。


すでに#城ランナーの方もそうじゃない方も、新しい発見につながると幸いです。

「#城ラン」とハッシュタグっぽくしてるのは、意外と𝕏に「#城ラン」タグを付けているポストが少なかったので、ここで広めようと狙ってのことです


「#城ラン」とは

#城ランとは、主に

  • 城まで走る
  • 城を走る
  • 山城を走る
活動のことを云います。
(ま、私が勝手に定義したんですが…)

もう少し#城ランの走り方を詳しく紹介します。

(1)城まで走る

最もとっつきやすいのが「城を目指して走る方法」です。

というのも、城は全国に3万以上あると云われているからです。


わかってます、さすがに3万も走れません笑

でも、たとえば「住んでる市内の城」とか「実家の町内の城」とか範囲を絞ってみてください。


意外と近場にあるもんです。そこをひとつひとつクリアしていくと、スタンプラリーをするかのように走れますよ。

(2)城を走る

城(または城跡)が公園になっていたりお堀が残っていたりすると、外周遊歩道が整備されているお城もあります。

整備されてると走りたくなりますよね。


都内のランナーが集まる皇居ラン、あれも見方を変えれば立派な「江戸城ラン」です^^


但し、観光客が多いような人気スポットには歩行者に注意してくださいね。

そういうお城には早朝に走ることをオススメします。

(3)城で鍛える

今や街のシンボルになっている城もかつては防衛の拠点だったので、敵から攻められにくいように起伏が激しかったりします。

特に中世(江戸時代より前)の城はまさに軍事基地ですね。


起伏走階段トレーニングにもなりますし、その最たる例が山城トレイル。これはガチでバッキバキに鍛えられます。

なぜ戦国時代の兵が「つわもの」だったか、身をもって知ることができるんです笑

#城ランの始め方

#城ランは他のランニングと一線を画しており(?)課外活動のように

  • 集める
  • 撮る
  • 学ぶ

という、さしずめランニング界の『るるぶ(※)』を地で行く走り方です。

※本家『るるぶ』は「見る・食べる・遊ぶ」の末尾から命名

スグに始められるので、是非これから紹介する3ステップで楽しんでください。

(1)集める

前述したとおり、お城は全国に3万以上あります。

「城」というと天守を思い浮かべてしまいがちですが、天守が残っているのは100箇所程度で、あとは石垣や堀跡しかないようなお城や何も残っていない史料にのみ記された推定地で占められているんです。


試しにGoogle Mapでお住まいの地域を開いて「城」と検索してみてください。

意外なところに城址・城跡があったりします。


面白いことにその誰も知らなさそうな城名もGoogleで調べると、ちゃんと誰かが訪問してたりするのです。

築城年や築城者が不明なことも珍しくありませんが、何か良くわからんけど行ってみようかな、って気になりません?笑

(2)撮る

もはや“映え”の時代は終焉を迎えつつありますが、それでも“証”としての写真や映像は今なお人気です。


天守があれば思わず撮りたくなっちゃいますよね。

デカいは正義ですから。


天守がなければ「城址碑(上図)」でもいいです。

城址碑、すなわち石碑は権威性・信頼性の証ですからね。


見た目ではなく専門家が調査し、行政が認めた根拠なので、これは価値があります。

城址碑を撮って、コレクションに加えておきましょう笑

(3)学ぶ

#城ランは勉強になる──

このフェーズが #城ラン の真骨頂です。


#城ランは1回行って終わりじゃありません。

城は何回もいくほど味が出てきます。


最初はただの目的地だったかもしれませんが、

  • そもそも誰の城だったんだろう?
  • いつ建てられたんだろう?
  • 何の戦に使われたのか?

など、行けば行くほど疑問がわいてくるのです。


城内にある案内板を眺めてもいいし、

書籍で知識をインストールしていくのもありです。


そのうち、どこを走っていても「お掘っぽい!」「大手道かも?」「これは石垣では?」とか妄想力を発揮できるようになりますよ笑

#城ラン のバックナンバー

参考までに私の#城ランを例として載せておきます。

振り返ればもう#城ランが8年目に突入していました。

西濃地域の #城ラン

私が走って訪れたことのある西濃地域の #城ラン を集めました。

自転車やおおがきマラソンではよく行っていたので盲点でしたが、整理してたら「墨俣一夜城」には走って行ったことがなかったようなので、ロング走がてら行ってみたいです。

遠征編

#城ランは旅ランはとしても活躍してくれる優等生です。

旅行にもランニングウェアを持ち込んで、宿泊地からお城まで走っちゃおう。

番外編

#城ラン に魅了され始めると、もはや史跡でも何でもない「城」を冠した施設やモニュメントおよび城っぽい店舗へ走りに行ったりします。

つきつめると走るモチベーションになれば何だっていい、というレベルに到達してしまうのです笑

注意点


再三お知らせしていますが、改めて。

お城は史跡なので文化財保護法などで守られています。

よって、ゼッタイに破損、汚損しないこと。


文化財はすなわち観光資源でもあります。

お城によっては観光客が多かったりするので、人の妨げにならないよう注意して走りましょう


お城は防衛拠点として使われていたので、あえて攻めにくく(=走りにくく)築き上げられています。

たとえば、枡形虎口(上図)。あえて道を折り曲げて攻めにくくしているのです。

こういうトラップが多く、見通しも良くないので気をつけて走りましょうね。

⚠何度もいいますが、散歩している人や観光客にはじゅうぶん注意してはしりましょう。

#城ラン のまとめ

お城といっても何もでっかい天守を目指す必要はありません。

まずは「#城ランの始め方」の項で説明した「Googleマップで自宅付近の城を検索する」ところから始めてみてください。

で、走ったら是非𝕏やインスタで「#城ラン」タグを付けてポストしてくださいね!


さらに。ネットでもいいし、本でもいいので知識を仕入れてから行くとモチベーションがより一層上がります。

書籍の場合、『日本の名城』みたいな本より『愛知の山城』『大垣の古城』みたいに地域が絞られた本のほうが参考になりますよ。

武運を祈ります!