世界一どうでも良いレビュー記事へようこそ!新しいランニングTシャツを作ったので、紹介したいと思いますが…
まずはクーーーイズ!
この漢字、なんと読むでしょうか?
正解は…
オニヤンマでした!
ってことで、この世に『オニヤンマTシャツ』を爆誕させてしまったのですが、意外と優秀だったので、その有能っぷりを紹介したいと思います。
そのために、まずは「なぜオニヤンマなのか」を紐解いていきましょう。
「オニヤンマ」を採用した3つの理由
▲ARでオニヤンマを召喚しながらデザインしたよ
虫除け
イチバンの理由がこれ。「虫除け」です。
オニヤンマは日本最大・最強の肉食トンボであることをご存知でしょうか?
オニヤンマがいるとオニヤンマを天敵とする蚊、アブ、蜂、ブヨ等が近づいてこなくなる、というのがアウトドア界隈では有名な話です。
Tシャツでも忌避効果が期待できるのでは?というのが開発のきっかけでした。
正面にオニヤンマをあしらうことで、前から来た虫に「うわ、オニヤンマだ」って逃げてもらい蹴散らしながら走ることが期待できます。
縁起が良い
オニヤンマ(トンボ)は前にしか飛ばない、後ろに下がらないと言われ、勝利を呼び込む「勝ち虫」として古くから武士たちに好まれていました。
※実際はバックもできます(それはそれで凄い能力)
有名な戦国武将だと、武田信玄や武田勝頼ら。そしてその家臣たちが家紋や戦の旗印の文様としてトンボを採用しています。
さらに武田の家臣、板垣信方は兜の前立てや陣羽織(武士が戦場や公式の場で着用した上着の一種)にもトンボの意匠を使っています。
転じて、トンボはTシャツの文様とも相性が良いといえるのです。
#ムリヤリ感
速さ・強さの象徴
オニヤンマは飛行スピードが時速70~100kmとも云われるほど超高速です。
最大・最強で且つ超高速とかカッコよすぎますよね?
N社がシューズの商品名に採用したくなるのもわかります。
それならば、ランニングTシャツのアイコンにしてもまったく違和感はありませんよね?
#ムリヤリ感part2
デザインが生む4つの効果
このオニヤンマTシャツは単に「オニヤンマ」が魅力的なわけではなく、実はオニヤンマにたどり着くための伏線が巧みに設計されているのです。
#自画自賛
2色で表現できる
オニヤンマをイラストにするとき、イエローの下地に黒で描けば2色で表現できます。
(目の色はおいといて…)
つまり、「最小限の色≒最小限のコスト」で表現できるわけです。
オニヤンマの代わりにトラロープで欺く方もいるらしいので、完璧じゃないでしょうか。
天才ですね。
クイズ効果
冒頭に示したとおり、「馬大頭(オニヤンマ)」は漢検一級相当の熟字訓なので問題形式にしました。
安心してください。よほどの漢字マニアじゃなければ読めませんw
▲わからない人のためにヒントも載ってるよ
難読漢字クイズのように家族やお友達と楽しんでもらえたらと思います。
#ちなみにわが子たち(小学生)に見せたら「ばだいず!!」って元気よく答えてくれました笑
レース対策
実は難読漢字に期待しているのは「レースでの活躍」です。
例えば、オニヤンマTを向かい風の強いマラソン大会で来たとします。
すると後ろについたランナーが
「ん?馬大頭?なんだろ?」
「答えはオモテだと?仕方ない追い抜くか…」
「なんだ、オニヤンマかーい」
と、見事に後続のランナーを前方へ導き、風よけにすることができるという算段なのです。
天才ですね。
インバウンド効果
海外では漢字Tシャツが人気です。
よって、インバウンドで賑わう国内マラソンでも、海外ランナーからしたら
「Oh! What is 『馬大頭』!? It’s fxxkin’ coooool!!」
となることうけ合いです。
米ドル換算で25ドルくらい(ドルにすると安い><)だし、京都の二寧坂とか浅草の仲見世通りのStePは僕に発注しといたほうが良いと思います。
(そもそもそんなとこにStePはない)
黄色Tシャツの6つの効果
確かにこれは全ランナーが心得ておきたい pic.twitter.com/NSymIiFHqV
— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年12月24日
オニヤンマTシャツのすごいところは「オニヤンマ×デザイン」だけじゃありません。
そもそも「イエローであること」にメリットがたくさんあるのです。
- 悪天候でも目立つ
- 熱を反射しやすい
- 蜂に襲われにくい
- 暗くても超目立つ
- 明るく元気になる
- 金運が上がるかも
悪天候でも目立つ
/
— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2024年6月28日
オリジナルTシャツ、Debut!!
\
あいにくの天気でしたが
・虫が超わいてるのに寄ってこない
・悪天候でも蛍光イエローが超目立つ
と、オニヤンマTの威力を検証するのにはもってこいでした👍
唯一のデメリットは、超ダサいこと🤣
それでも愛着湧くので、みんなも是非オリT作ってみてね!#朝ラン pic.twitter.com/6LHwqfHIDh
梅雨の時期、雨がふったり曇ったりで視界が悪くなりがちですが、蛍光イエローなら大丈夫。
これにはしっかりと「黄色い光の波長が長く、水滴や霧を通過しやすい性質を持つ」という科学的根拠があります。
昔は車のフォグランプも黄色が多かったですよね。
それもちゃんと「黄色は霧や雨の中で光の散乱を防ぎ、視界をクリアに保つため」と理にかなっていたんです^^
熱を反射しやすい
これからお出かけする皆さん
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2024年6月29日
暑さは服の色によって違うんです!
何色が涼しいか知ってますか?#久保井朝美 気象予報士が
実験してみました!
👇👇まだまだ あります! 予報士動画👇👇https://t.co/nOGVd6qEpe#ナゼナニ天気 #熱中症 #暑さ対策 pic.twitter.com/BHeY9SnfQy
われらが気象予報士、久保井朝美さんも説明してくれていますが「黄色は熱を吸収しにくいため、熱中症になりにくい」というメリットもあります。
主要な色を熱を吸収しやすい順に並べると
- 黒 > 緑 > 青 > 赤 > 黄 > 白
という感じですね。
皆さんご存知「白」は熱を反射してくれますが、夏は汗で透けがちなので黄色がちょうどいいんです!
ということで、夏場はイエローをまとって、暑さを吹き飛ばしましょう^^
蜂に襲われにくい
はい!蜂(特にスズメバチ)は…
— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年6月15日
・白黒しか判別できない
・黄色は判別しにくい(下図)
・黒に近いほど天敵の熊と誤認して襲ってくる
・黒以外でも赤青緑も危ないかも
・ミツバチは黄色も認識できるがめったに人を襲うことはない
というロジックです😌🐝 pic.twitter.com/6RmIm9uIYC
「スズメバチは白と黒しか認識できない」という説があり、黒は天敵の熊と勘違いして襲うリスクがあるんだそうです(山では熊ハンターから誤射を受けやすいとも)
#諸説あり
一方、黄色はグレースケール(白黒化)すると白くなります。
つまり、スズメバチに認識されにくい色になるんです。
オニヤンマTシャツは蜂にとって「認識しにくい色 × 苦手なオニヤンマ」なので、山を駆けるトレイルランナーには特に必須のアイテムといえるでしょう。
暗くても超目立つ
さて、夏との相性が良さそうな黄色ですが、見くびらないでください。
もちろん冬場でも重宝します。
なぜなら、
仕事の合間を縫って走る市民ランナーはどうしても夜または早朝に時間をとるしかありません。
冬場は明け方も夕方も真っ暗ですが、ライトだけではなく蛍光イエローを着ることで周りから認識してもらえる確率がグンとUPします。
ぜひ蛍光イエローをまとって安全・安心・安定のランナーを目指しましょう^^
明るく元気になる
残念ながら黄色はまぶしくて目にうるさい、という向きもあります。
しかし、裏をかえせば「明るく、元気の象徴」でもあるわけです。
モチベーションが上がらないときに、元気の出るカラーを着るとやる気が漲(みなぎ)ってくるかもしれません。
走る気にならないときは、とりあえず「着る」ことから始めてみてはいかがでしょう?
金運が上がる(かも)
だんだんこじつけっぽくなってきたので、最後にします笑
「黄色といえば金運」ですよね?
#いよいよ胡散臭い
黄色は「光」や「希望」を象徴なので、着る人はもちろん、周りに対してもポジティブな印象を与え「お金の流れがよくなる」というロジックだそうです(?)
もちろんイエローTシャツを着ただけで奇跡は起きないので、まずはオニヤンマTシャツをまとって良いランニングライフを引き寄せたいですね。
着てみた感想
朝から30℃。数字を見るだけで心拍が高まる。負けてたまるか。最強のTシャツをまとって心臓を一突きする。これが僕なり気合い入れ。外に出ると案の定茹だるような暑さ。でも、不思議。走り終えるとなんだか「涼しい」と思える。毒をもって毒を制す。俺たちはまだまだ捨てたもんじゃない😌 #朝ラン pic.twitter.com/Xrrg2d5hEB
— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2024年7月7日
ダメだ。ダサTのつもりだったはずが…
ようやく青空の下で着れたぜ🐝#オニヤンマT pic.twitter.com/GRACfUjcYZ
— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2024年7月4日
愛着が湧いてしまい、冷静な判断ができなくなってきたw
気になったこと
さて。もはやオニヤンマTシャツについては良いところしか見つからないので、無理やり反省点を探してみました。
水分を吸うと重くなる
採用したのは『United Athle』のドライTシャツ(4.1oz)です。
ドライ素材なので吸汗能力は申しぶんないのですが、4.1ozなので汗や雨を吸うとやや重くなります。
着ているときは気になりませんが、脱いだときに悟空やピッコロの道着のごとく「ドスッ」となります笑
まあ、ランTにとって厚さは弱点かもしれませんが、裏をかえせば耐久性が高いはずなので、許容範囲です。
背面プリントが厚い
最初に気になったのはバックプリントを豪華?にしたせいで、背中の通気性が悪くなってしまったことです。
プリント方式を見直せば良いのかもしれませんが、そもそもフォントが太すぎた問題がありました。
フォントを細くすれば通気性も良くなるし、軽くなりそう。あと文字数ももっと削れるな…
と思ったので、「馬大頭」のフォントを少しスリムにし、違和感がない程度に「ヒント」の文字数を減らしてややコンパクトにしました笑
#できる男はスグに修正する
インパクトは多少薄くなってしまいますが、着ているランナー自身に不快感があってはならないのでランナーファーストでいきます。
トレランに不向き
実は「オニヤンマ × 蛍光イエロー」がいちばん本領を発揮するのが、山の中なんですよね。
でも、トレイルランナーたちがザックとか背負うとオニヤンマが隠れちゃいます。
ここは課題です。
なので、袖にオニヤンマをデザインしたバージョンを作ろうか…検討中です(まだ懲りずに作る気なの?!)
#こんなの、袖につけたらどうかな?
ダサい
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— ユーキ.アオヤンマ🐝ᴮᴾᴹ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2024年6月28日
いざ、開封の儀!
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だ、だ、ダセぇ…🤣#オリジナルTシャツ pic.twitter.com/xBvkIyfnSY
これがオニヤンマTシャツの真骨頂ではありますが、ダサいです笑
こんなの着てるアスリートは見たことがありません。
でも、マラソン大会に出てると色んなランナーがネタTシャツ着ているので、その仲間に入れてもらえればと思っています。
あと。虫がニガテだから着れない…という意見もありましたが、虫がニガテだからこそ虫除けのために着たほうがいいと思います笑
オニヤンマTのすごいところ
ということで、最後にもう一度オニヤンマTのすごいところをふり返っておきましょう。
- 虫除け効果がある
- 縁起が良い
- 強さ・速さの象徴である
- 2色で表現できるコスパの良さ
- 難読漢字クイズが楽しめる
- レースで引っぱってもらえる
- 外国人ウケも良い(はず)
- 悪天候でも目立つ
- 熱を反射しやすい
- 蜂に襲われにくい
- 暗くても超目立つ
- 明るく元気になる
- 金運が上がるかも
近年、ランニングアイテムの高機能化が進んでいますが、これほど原始的な発想で多機能を実現したアイテムは稀じゃないでしょうか?
#自画自賛も甚だしい
ぜひみんなも作ってみてね↓