でも2日連続の雨だと、さすがにウズウズしてしまう。
小雨が降ってはいたが、思いきって景観遺産を詣でてきた。
いざ、第一号へ。
■大垣市景観遺産、第一号の「大垣城」
景観遺産を巡りはじめたので、せっかくだから第一号を詣でたい。
第一号は、巨鹿城こと「大垣城」。
── というと聞こえはいいが、門から城内がほぼ見渡せる規模である。もちろん行ったこともある。
でも、「景観遺産第一号」という意識でのぞむとまた心構えはちがうのだ。
しかも、ジョギングでいくなら、なおのことである。
#1 大垣城

ジョギングで約4km。

自分の足でたどり着くと、目にしたときの感動もひとしおである。

■その他の景観遺産
大垣城の付近はやはり史跡も多く、その道中でも景観遺産に認定されていたスポットもいくつか通ったので紹介しておきたい。
#3 八幡神社

#5 船町湊跡

#6 水門川

水門川沿いの遊歩道は「四季の路」は季節ごとに花木がたのしめるよう植えられている…はずだが、こんな季節に来てしまったもんだから、すべて枯れ果てていた。

桜の季節にリベンジしたい。

■芭蕉にすがる大垣市

四季の路も例外ではなく、所々に芭蕉の詠んだ俳句がちりばめられている。

俳句に疎いぼくでも知っている
古池や ── の句。

これは山形県で詠まれた句らしい。
そう、大垣市に無関係だとしてもしつらえてあるのだ。
ほかにも ──
ようこそ、敦賀へ

って「ここ、敦賀じゃねえし!」とつっこみたくなるような俳句まで紹介されていたりもする。
肝心の大垣で詠まれた句はどこだ、と探してみた。
が、無計画で飛び出したもんだから見つけられなかった。
ちなみにここ大垣で詠まれた句は
「蛤の ふたみに別れ 行く秋ぞ」
である。
「蛤が蓋と身に別れること」と「別れて三重の二見港へ行くこと」を「ふたみに別れ」という親父ギャグで表現している。
芭蕉のギャグセンスが光る逸品である。
■あっぷりへんしょん ~体力づくりと街の再発見に~
1時間15分、へばることなく走り続けられた。
1ヶ月半ほど続けると意外と走れるようになってるもんだ。
どこまで走れるのかが気になるところである。
そんな挑戦にうってつけなのが、「景観遺産コレクション」である。
Ingressみたく景観遺産をポータルと見立てて収集していくのだ。
ちょっとしたトレジャーハント感覚である。
だから次こそは景観遺産マップが欠かせない。
最後に、景観遺産めぐりは体力づくりと街の再発見になりますよ、というのをかけた俳句を詠もうとおもったが、ぼくにはそんなセンスはありませんでした。