あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

【練習紹介】辛い時こそ、SIT(スプリント・インターバル・トレーニング)

本日の練習は「SIT(スプリント・インターバル・トレーニング)」でした。

アキレス腱痛のリハビリをしながら、再起を誓うランナーのトレーニング事例としてご覧ください。


目的 Purpose

f:id:you_key69:20210402230744j:plain

目的は以下のとおりッ!

  • 酸素最大摂取量(VO2Max)の向上
  • 無酸素性代謝閾値(LT)の引き上げ
  • ランニングエコノミー(RE)の改善

要は故障中でもパワーアップすることはできないものか?


わがままにおねだりしてみようと思います!

アキレス腱の療養中なので、以下のルールで実施します。

  • 予防のためテーピング+サポーターで固定
  • 痛みを感じたら即ワークアウトを停止

設定 Plan

f:id:you_key69:20210402230810j:plain

  • SIT(スプリント・インターバル・トレーニング)
    • 全力 30秒
    • レスト(歩き)90秒
    • セット数 6回

前回(3/31)、クルーズインターバルで撃沈したので、まだ中距離中強度のトレーニングはまだ時期尚早だと判断しました。

では、短距離で高強度なトレーニングならばどうか?


たとえば、SITとか。

SIT(Sprint Interval Training)とは?

SITとは正式名称

Sprint Interval Training(スプリント・インターバル・トレーニング)
と云い、以下のように短時間のダッシュをくり返すトレーニングのことを云います。


{30秒ダッシュ+2~4分休息}×6~8回
 

高強度インターバルトレーニング(HIIT)の一つでめちゃくちゃキツいです。

スポーツ学の研究機関でも研究されており、たった15分程度のワークアウトで

  • 筋力
  • 心肺機能
  • トライアルのパフォーマンス
を向上させることができるという研究結果も発表されているほど。

私が寝坊しながらも、それなりに速く走れるようになれたのは、ひとえにSITのおかげと云っても過言ではないとおもっています。


▼詳しくはコチラの記事をどうぞ

結果 Result

  • アップ 2km
  • SIT
    • 1本目 様子見
    • 2~5本目 ピッチ重視
    • 6本目 ストライド重視
  • ダウン 1km
  • シューズ
    • DS TRAINER 23(asics)

「もうゆっくり長く走るしかないのか…」と、絶望を覚えていた私にとって、SITには一縷の望みを懸けていました。

これでダメならスピンバイクを買おうかと物色しはじめていたほどでした。

f:id:you_key69:20210402230528j:plain
今にもポチる寸前でした


しかし、ひとまず全快じゃなくても高強度なトレーニングができることは確認できました。

f:id:you_key69:20210402230547j:plain

頻繁にSITに励んでいたころよりペースは劣りますが、それでもやりきれたのは自信になります。


もちろんSITは生半可なトレーニングではないので、カラダが悲鳴を上げそうになったら、いち早く察知してあげるようにしたいです。

学び Review

f:id:you_key69:20210318233923j:plain

今日のトレーニングを経て、ひとつ分かったことがあります。

それは

辛いときほど得意な練習に救われる
ということです。

故障時の悪循環

f:id:you_key69:20210402231151j:plain

どうしてもレベルアップを図るために得意分野を伸ばすだけでなく、ニガテ分野を克服する必要があります。

そして、故障というのは得てして苦手なトレーニングで起こしやすい


やはりカラダに無理が生じやすいから。

そして故障の再発防止のために、原因を取り除こうとさらにニガテを解消してもうまくいきません


ケガしているから当然です。

むしろ、ケガを助長してしまう恐れさえあります。

正のスパイラルへ

逆に得意なトレーニングはどうでしょう。

カラダはそのトレーニングに最適化されていて、程よい刺激と程よい自己肯定感に浸ることができます。


それが私にとっては「SIT」でした。

SITは得意だし、毎日SITをやってもケガしませんでした

f:id:you_key69:20210402230423p:plain
奇しくも一年前は平日はほぼ毎回SITを行っていました


おそらくSITに最適化されたカラダになっているからでしょう。

またお世話になるとは苦笑


しばらく距離を置いてしまいましたが、ふたたびSITを愛してあげたいと思います。

皆さんも挫けそうになったら、一度自分のスキだったトレーニングを思い返してみてください。


また、素直にランニングを楽しめるかもしれませんよ。

***

この記事が皆さんのトレーニングの一助になれると、幸いです。