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天才漫画家「鳥山明」に学ぶマラソン練習法


こんな方にオススメの記事
  • ドラゴンボール大好き!

  • 「先生」と云えば鳥山明先生!

  • えっ、鳥山先生からトレーニングを学べるって?


  • 突然ですが、アナタはナメック語で神龍を呼び出せますか?

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    この問いに答えられるかがドラゴンボール通かどうかひとつの基準になるような気がしています(答えは文末に!)


    答えられた方はもしかしたら、今回のメインテーマについても答えをお持ちかもしれません。


    そのメインテーマとは──

    なぜ、作者の鳥山明氏はスーパーサイヤ人を誕生させたか
    です。


    分かる方も、分からない方も、ぜひ見ていってくださーい。



    【復習】マラソンと超サイヤ人

    2年前、「常に超サイヤ人でいること」を当ブログで提唱しました。

    常にスーパーサイヤ人でいることを心がければ、スーパーサイヤ人じゃなくなったときも楽に走れるという理屈です。


    マラソンに置き換えると ──

    • サブ4 日常的にキロ5分前半で走ることを当たり前に
    • サブ3.5 日常的にキロ4分半で走ることを当たり前に
    • サブ3 日常的にキロ3分後半で走ることを当たり前に


    マラソンペースで長時間走れるようになるためには、日常的にそれ以上速いペースで走る練習をしなければならない。

    ランナーとして実に示唆に富んだ理論でした。


    しかし、実は話はそこで終わりではなかったのです。

    なぜ超サイヤ人を誕生させたか?

    スーパーサイヤ人は、トレーニング方法だけではなく、トレーニング時間の確保についても助言してくれています。


    改めて冒頭の質問に戻ります。

    鳥山先生は、なぜスーパーサイヤ人を誕生させたのか?


    ご存知でしょうか。


    書き手目線になると分かりやすいとおもいます。


    答えは ──








    悟空たちの髪を塗るのがめんどくさかったから
    です。


    今は髪の色なんてPCでサッと塗れてしまいますが、連載当時は黒インク(ベタ)で塗っていました。


    悟空、悟飯、ラディッツ、ベジータ…

    黒髪のサイヤ人を塗る作業は、それはもう大変な手間だったとお察しします。


    しかし、鳥山先生はスクリーントーンという道具すら使わずにすべてペンで模様を描いていたことでも有名なお方。

    その天才的な画力とともに、効率性をも追求されており、そんな工夫はベタ塗りの省力化にも及びました。


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    右がスーパーサイヤ人


    色を塗らなくていいように変身させる。

    まじ、天才です。


    実際にはアシスタントが塗っていたと思いますが、そういう意味では部下の負担を軽くしてくれる“デキる上司”だとも言えます。

    仕事量を減らして、より作品を磨く時間にあてる。


    これ、すなわちトレーニングにも通じます。

    スーパーサイヤ人からは、実はトレーニングのみならず、その時間術にも学ぶべきところがあるのです。

    ランナーが描く超サイヤ人

    では、ランナーが省力化し、代わりに充てるべき時間はどこか。


    それは

    • ランニングより優先順位を下げていいコトを決める
    • それを削り、その分をトレーニングに充てる
    • 削った分は保管しておき、休足日に堪能する

    ことだと思っています。


    要はメリハリですね。

    何を削るべきか

    悩ましいのは、トレーニングよりも優先順位を下げてもいいコトを決めること。

    人による思いますが、基本「今日じゃなければならないこと以外」が該当するはずです。


    たとえば、

    • TV
    • 漫画
    • ゲーム
    • YouTube
    • ブログ執筆

    これを今日は一旦我慢して、代わりにランニングに充てる。


    TVは録画、YouTubeは後で見るリスト、ブログは下書きへ保存しておいて再開しやすくしておきます。

    毎日のランニングは故障のリスクもあるので、積極的に休養をとり、ここぞとばかりに保存していたコトたちを満喫すればいいのです。

    エッセンシャル思考

    鳥山明流スーパーサイヤ人術をみて思うのは、まさに

    より少なく、しかしより強く
    ですね。


    エッセンシャル思考というやつです。


    トレードオフを受け入れ、最重要なところだけに絞り、大きな成果を上げるのです。

    もちろん当時はそんな言葉はありませんでしたが、鳥山先生は超エッセンシャル思考の持ち主だったと云えます。

    やってみた

    実際に試してみた例をご紹介します。

    トレードオフ

    決戦前夜。


    YouTubeはすべて「後で見るリスト」に追加。

    だらだらと推敲してしまうブログも、箇条書きレベルでメモしてきっぱり終了。


    あまり早寝はできませんでしたが

    • Twitterで早朝ランした結果を下書きしておく
    • 目覚ましを止めたときのイメージを頭に焼き付ける
    • 早寝早起きではなく「早起き早寝」の精神を持つ
    という下準備を行い、23:00就寝。

    起床

    とにかく勝負の分かれ目は、睡魔との戦い。

    ふだん6時間以上寝たい人ですが、下準備の効果もあり、4:30に飛び起きることに成功しました。


    ここで、ワンポイント・アドバイス!


    早寝・早起きではなく、早起き・早寝で対応しましょう。

    ランニング

    土砂降りでしたが警報は解除されていたので、意を決してのラン。

    気になっていた農道にチャレンジしてきました。

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    出勤前にいきなり初めてのコースを走るのはいささかリスキーではありましたが、時間に余裕があったので、迷わず決行。


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    もちろん歩道があることは事前にストリートビューで確認済みでした。

    感想

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    初めて出勤前に18km走ったもんだから、達成感はありました。


    が、 頻繁にやる自信はないので、メリハリという意味でも当面の目標は週1で平日ロング(18kmでも私にとってはロングw)を目指します。


    逆に、これを毎日のように走っているランナーさんには改めて尊敬の念を覚えました。

    仕事も生活もある中で、何より日々その時間を捻出されている姿勢や情熱に感服いたします。


    距離がすべてじゃないけど、距離はランに対する情熱の表れですね。

    【外伝】ドラゴンボールに学ぶ修行術

    このように、トレーニングの負荷や時間配分等、ドラゴンボールからはたくさんの修行術が学べます。


    冒頭に転載した「ドラゴンボールに学ぶ修行術」は2年前に三部作で書いたシリーズです。




    ドラゴンボールクイズもあるので、未読の方は是非ご一読くださいw

    編集後記

    余談ですが。

    この記事はこの3部作の後に載せる予定だったのですが、出すタイミングを逸してしまい、下書きのまま2年間眠らせていました。


    それがようやくトレードオフらしきトレーニングができたので、掲載する運びとなったわけです。

    ご高覧いただき、ありがとうございました!


    ※冒頭のクイズの答え

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    タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ