あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

2013-01-01から1年間の記事一覧

アジャイルなブログ更新で、自利利他をねらう

作曲のアジャイルについて色々語ってきたので、今回はちょっと気分を変えてブログ更新の話でも。 ▼ポイントはユビキタスと細切れ クラウドのおかげで記事の下書きやネタのストックが、いつでもどこでもできるようになりました。 Kindleアプリで電子書籍を読…

自分色に染めるために遺伝子を組み換えまくる ~実践編~

前回の続き。フレームワーク(MTR)にお手本テンプレートを入れまくれば、オリジナリティの光る楽曲ができるはず!と威勢だけ良くても絵に描いたモチになるだけなので、今回はしっかり使い物になるのかを検証しようと思います。 果たして美味しいモチは食…

自分色に染めるために遺伝子を組み換えまくる ~理論編~

前回、自己成長のために専門領域の外にも目を向けてみようよ、という話をしました。 フレームワークは苦手分野でこそ役立つはずだし。 ということで、今回は門外漢の私が『フレームワーク作曲法』を活用して「町のテーマ」の難題をクリアできるか、挑んでみ…

苦手分野を克服するためにゾーニングを見直す

「お手本にしたい曲」に該当しないカテゴリー、すなわち苦手分野の洗い出しを前回やりました。 モデルの体型を鑑みて、自分のヘルスメーターを確認しておく - あっぷりノート自分のビジョンから苦手分野を洗い出す 結果、私で云うところの例えば「町のテーマ…

モデルの体型を鑑みて、自分のヘルスメーターを確認しておく

早速ですが、パイオニア企画の反省を経て、至らなかった点を至るようにしていきたいと思います。 photo credit: bochalla via photopin cc 本田直之著の《パーソナル・マーケティング》に好きなフレーズがあります。 「将来、自分はどうなりたいのか?」を頭…

[まとめ]『フレームワーク作曲法』冒険の道のりをふり返る ◆陰編◆

前回「完成したメインテーマあれこれ」の続き。 [まとめ]『フレームワーク作曲法』冒険の道のりをふり返る ☆陽編☆ - あっぷりノート「フレームワーク作曲法」を実践してみて、うまくいったこと 今回はそのメインテーマを作るにあたって直面した問題をどう解…

ドケルバン病を「左利きシフト」で治療する

▼編集前記 たまには普通の日記を。 いや、別にこのブログは『フレームワーク作曲法』に特化してるワケじゃないんですよ。 そんなことドコにも謳ってないでしょ?最近たまたま曲作りに携わることが多かっただけ。 (ちなみにこの日記は右利きの人たちに向けた…

[まとめ]『フレームワーク作曲法』冒険の道のりをふり返る ☆陽編☆

パイオニア・シリーズ最終章!って大げさにいうほどのものではないとお思いアナタ。過去にシリーズものはことごとく頓挫させてきた私としては感慨深いものがあるんですよ。 本シリーズ(ていうか、いつの間にシリーズ化した?)の過去エントリーは下記を参照…

開拓者になるための下ごしらえをする ~Rythm編~

パイオニアシリーズ第4章!ってことでフレームワークのMTRの【Rythm】のフェーズに入ってきました、やっと。いやぁ、サンプル音源2つ作ってたら時間を食ってしまいましたよ。 過去の経緯を忘れちゃったら復習しておきましょう(不要ならすっ飛ばしまし…

開拓者になるための下ごしらえをする ~Tone編~

前回お話した通り、Tone(音源)についてはいつも「ピコピコ音」で始めます。そしてMainThemeも例にもれず、ピコピコさせていただきました。 一応、プロトタイプ音源を貼っておきます。チャーチモードでいろいろ旋回させた《かえるの旋法》です。 今回は【Melo…

曲作りに手こずったら、まずはチップチューンでまとめてみる

曲作りはいつも「ピコピコ音」で始めます。当ブログではおなじみかもしれませんが、しばしばプロトタイプ的な位置づけの曲をピコピコ音で紹介しています。 それは何故か?今回のテーマは、曲作りの取っかかりとして、ピコピコ音をおススメする理由を語ります…

開拓者になるための下ごしらえをする ~Melody編~

今まで手を入れていたカテゴリー以外の境地に足を踏み入れるにあたって、「分類したお手本をもとに、新カテゴリーへ水平展開していく」で、お手本をMTRで分解しました。その後、じゃあ具体的にどう表現すればいいの?というのが今回のテーマ。まずは【Mel…

分類したお手本をもとに、新カテゴリーへ水平展開していく

せっかくお手本を分類したはいいけど、うまく活用できずにいたので、そろそろ新しいカテゴリーへの展開へ役立てていきたいと思います。 photo credit: kennymatic via photopin cc 先日の分類結果は以下のカテゴリーに分けることができました。 ・MainTheme…

ブランディングは刷り込みまくってこそ叶う

前回、2つのモジュールを組み合わせることに、一応は成功したと思っています。 モジュールA:蝦蟇のオスティナート モジュールB:かえるの合戦 A・B合体版:The Condemnation しかし、2つを1つにしたことで、持ち曲が事実上1つになってしまいました…

モジュール・アーティストとしてインタフェースについて考察する

モジュールはつなぎ合わせてナンボ。モジュールを組み合わせることで新しい曲ができるかを考察してみました。 photo credit: psiaki via photopin cc LEGOブロックを想像してみてください。同じブロックでもLEGOどうしじゃなきゃ組み立てられません。 たとえ…

知識と経験を養うためにミニマルを打ちまくってコンピレーションを当てる

タイトルにそそられて、かつて《「才能所得」時代》という本を衝動買いしました。しかしながら、読んでいるうちに某専門学校の単なる宣伝じゃんということが分かり、ヘドが出る思いをした記憶があります。 「才能所得」時代―世界がキミの個性を買う仕掛け作…

モジュールを活かすなら、先ずループより始めよ

マイナスをプラスに言い換える発想から新曲が生まれました! photo credit: kurafire via photopin cc 例のコンピレーション・ブログ計画を遂行するにあたって、過去のエントリーを眺めていると、こんなログを発見しました。 ゲーム音楽の特性は“ループ”にあ…

いざ!という時のために「お手本」をシチュエーション別に分類しておく

先日作った「お手本リスト」をシチュエーション別に分類してみました。 意外や意外、おもしろ半分で臨んだ作業は、曲づくり戦略にかかわる大切な作業だったのです。 photo credit: kairin via photopin cc 作業自体はものすごくシンプルで、100行をExcelにビ…

発想力を磨くために「お手本にしたい曲100選」を挙げてみる

「お手本にしたい曲100選」というのを選抜するに至った経緯とその結果報告です。これはぜひとも試してほしいし、オススメをお聞かせ願いたいテーマ! photo credit: Angelina :) via photopin cc ▼ネタやアイディアを増やすために 《かえるの合唱》を編曲し…

ネタが尽きたら、先ずモチーフより始めよ

モチーフはアジャイルの救世主となれるかを証明するために《かえるの合唱》を煮たり焼いたりして食ってみました。 photo credit: Jenn and Tony Bot via photopin cc ▼アジャイルの真骨頂 《作曲者の発想法》において、青島広志氏をして「楽曲の細胞」ともい…

続・苦手分野は先人のテンプレを使い回す

前回の続きです。コード進行の使い回す《テンプレ作曲術》について。 photo credit: Andrea Balzano via photopin cc ▼理論に沿っているテンプレ作曲術 「コード進行をテンプレとする作曲の仕方」はたぶん理論に逆行する作り方なんですけどね。本来は1音1…

苦手分野は先人のテンプレを使い回す

今回は《フレームワーク作曲法》を編み出すきっかけとなった?話をしましょう。 photo credit: kf4lnq via photopin cc ▼コードは1粒で2つの美味しさ 「好きな歌をコード譜で弾く」という経験、 このブログを読んでいただいてる方々ならおありなんじゃない…

楽曲はモチーフでブランディングする

ブランドの語源は「焼き印」に由来します。世にはばかる「ブランディング」とは要するに自分印を刻むことを云います。 photo credit: TheFalcon via photopin cc 先日、モチーフには思い入れがあって語り尽くせないと言いましたが、この場を借りて少しでも想…

編曲も作曲のうち。作った曲は必ず演奏する機会を設ける。

講談社現代新書の表紙も背表紙もまっきっ黄ぃで、我が本棚でもよく目立つ《作曲家の発想術》。10年近く前に買った本ですが、アジャイルとか《かえるの合唱》とかの視点で読んでみると結構学び多い書籍だったことに今更気づきました。 作曲家の発想術作者: 青…

シンフォニックメタルはフレームワークで千切りにする

▼でっかいお手本から真似ぶには お手本がスタートラインにあるという意味では、「アジャイル=迅速」といえど、実は「守破離」のプロセスに沿っています。 しかし、ぶっちゃけシンフォニックメタルをお手本にするというのはハードルがむちゃくちゃ高いわけで…

「○○っぽい曲」を作るためにお手本の「傾向」と「対策」を観察する

「ピコガエルの唄」は「ゲーム音楽ぽさ」がテーマでした。 この「○○っぽさ」がまずスタートラインてことです。 その「○○っぽさ」を演出するには、お手本から真似ぶ必要があります。 じゃあどこをどうやって真似ぶか? そこでまた「フレームワーク」の登場で…

アジャイルの品質向上のためにフレームワークを使う

▼作曲にフレームワークはやっぱり必要 「アジャイルなんて所詮“一応”の完成度だろ」という反論が怖くて、前回「完成度を高めるために3ステップを反復するのがアジャイルだ」とかそんなような寝言を添えてその場を凌ぎました。 すんません、寝言は寝てから言…

アジャイるためにモジューる

▼作曲とアジャイルについて考えてみる 「アジャイル」って調べると「ソフトウェア開発プロセスのうち、良いものを素早く無駄なく作ろうとするものの総称」って解説されたりしていて、そんなことやれるもんならやってるよって思っていましたが、この本を読ん…

嗜好を晒して志向を定める

スタジオ入りまで1ヶ月きったので、次回課題曲の候補となりえる曲を晒しておこうと思います。 前回は満を持して「浪漫 ~My Dear Boy~」を演奏してきました。4年間あたためてきた曲がようやく日の目を見たんです。 モーニング娘。 『浪漫 ~MY DEAR BOY~…

アジャイルは初心に還ることで実現する

『シンフォニックメタル塾』というのを営んでいた時期がありました。 photo credit: Thomas Hawk via photopin cc ▼新しい作曲法 「シンフォニックメタル塾はなぜ自壊したか」という記事にも書いたように妄想が膨らみすぎて、更新が億劫になってしまったの…