今回は《フレームワーク作曲法》を編み出すきっかけとなった?話をしましょう。
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▼コードは1粒で2つの美味しさ
「好きな歌をコード譜で弾く」という経験、 このブログを読んでいただいてる方々ならおありなんじゃないでしょうか。
耳コピをするようになると、「音程はわからなくても何となくコードは追える」ということが増えてきます。たとえ絶対音感がなくても。それはコード進行に傾向があるから対策を打ちやすいというのもあるし、コードはまず三和音(ダイアトニック・コード)が基本だから、1音よりも3つの音のほうが当てやすいというメリットもあります。ついでに楽譜が読めなくてもいいってのもありますが、まあ1つのアルファベットで3つの音を鳴らさないといけないのは一長一短かもしれませんね。
(2)名曲はコード進行だけをとっても名曲
「名曲は得てしてイントロがいい」と云いますが、同じようにコード進行もいいと私は思っています。大逆循環のコード進行がウケがいい。そこから代理コードで派生していくパターンはよく見かけます。
まあ理論はさておき、耳コピや作曲というのは必ずしも「理論を勉強して、オタマジャクシを一つずつ紡いでいく作業をする必要はない」というある種勇気を与えてくれたのがコード進行でした。
結局、何が云いたいかというと、「コード進行は入りやすいわりに曲の良し悪しを左右する大切な要素である」ということです。
だから、みんなコード進行を大事にしようよ、と思い立ったのが《フレームワーク作曲法》の原点です。
▼「コード進行」というテンプレ
コード進行というのは基をたどれば、メロディーの寄せ集めです。コードは「和音」、すなわち「音」を足した集合(和)のことを言います。フレームワーク(MTR)でいうところの「メロディ」です。
「メロディが良い=(メロディーの和である)コード進行も良い」という公式が成り立つとすると、逆に「コード進行さえ良ければ自ずとメロディーも形になる」と云えます。その公式を前提に《フレームワーク作曲法》は立脚しているのです。
で、早速コード進行をどう活かすかというと、
お手本にしたいコード進行をそのまま真似る
に尽きます。ズバリ「自分が好きな曲」「目標にしてる曲」で良いでしょう。
そして、つまり専門領域以外はアウトソーシング(外部委託)するってことで。
(続く)
以下、参考資料。
▼参考資料
コード進行でお手本にしたいのは、やっぱLastier。あのキャッチーっぷりはハンパないです。
- アーティスト: Lastier,ジョー・リノイエ,鈴川真樹
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1999/03/24
- メディア: CD
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ついでに、気になるインディーズ出戻り後にリリースしたラストアルバム。
- アーティスト: Lastier
- 出版社/メーカー: ベルウッドレコード
- 発売日: 2000/12/20
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認知度が低いのが残念でなりませぬ。