こんな方にオススメの記事
もしかしたら、カラダではなく“脳”が鍛えられてないのかもしれません。
大事なのは自分自身を洗脳することです。
実際に私は己を洗脳することで、2019年の目標だった
- フルのサブ4
- ハーフのサブ100
- 10kmの42分切り
が達成できました。
特にフルマラソンは8ヶ月で40分以上タイムを縮められています。
開催日 | 大会名 | タイム(ネット) |
---|---|---|
2019/3/3 | 東京マラソン | 4:37'41" |
2019/11/10 | いびがわマラソン | 3:54'39" |
この効果は驚異的です。
もちろん宣言だけでなく、トレーニングやレース戦略など、他にもいろんな要因はあります。
ただ、最初の心構えでつまずくと、その先がついていきません。
なので、まずはサブ4を達成するためのマインドを養いましょう。
サブ4の壁
話は少し遡りますが、2019年3月、私は東京マラソンにて挫折を味わいました。
サブ4を達成するために
- 30km走もやったし
- 5'30"/kmペースでジョグもできる
- 筋トレだってやってた
けど、サブ4できなかったのです。
実は2018年12月にも前哨戦でフルを走っており、そのときもサブ4失敗していました。
当時、ハーフマラソンは1:45'00"程度で走れたのでサブ4が狙えてもおかしくないはずです。
なのに、立て続けに失敗。
何が足りなかったのでしょうか?
イノベーションを起こす
ビジネス書なんかで、成果を上げたいのであれば
そうすることにより、今のやり方を継続するのではなく、抜本的にやり方を変えられる可能性が出てくるというのです。
そこで気づいたのです。
「サブ4を目指すからいけないのだ。サブ3.5を目指さなければ。」
と。
宣言する
サブ3.5を目指すことで道が開けた気がしました。
でも、 目指すだけじゃダメ。
しっかり宣言しなければ。
「逃げ道をなくすために目標を宣言する」という方もいらっしゃいます。
が、それ以外にも“宣言”にはメリットがあるとおもっています。
それは
自己暗示と云ってもいいかもしれません。
- 自分はもうサブ4を達成したランナーだ
- だから次はサブ3.5を目指すぞ
というように、何度も唱え、自分の脳を騙すのです。
さらに、ブログやTwitterでも周りに宣言しまくり、周りをかためていきます。
アンテナを広げる
これで、自分自身に「サブ3.5を目指すサブ4ランナー」というレッテル貼ることに成功したとします。
次にとるべき行動は
もう検索エンジンに「サブ4 練習」と入力していてはいけません。
「サブ3.5 練習」や「サブ3 トレーニング」でもいいので、背伸びしてGoogle先生に相談しましょう。
本を読むにしても、サブ4の章ばかり読んでいてはダメです。
サブ3やサブ3.5の章もかじり、つまみ食いしていきましょう。
そうすると「まだ伸びしろがあるかも?」と視界が開けてくる感覚になります。
具体的なトレーニング内容はまた『トレーニング編』で公開するつもりですが、
- 距離を走るだけじゃなく、スピードを取り入れたり
- スピードを維持しながら距離を伸ばす練習をしてみたり
と練習のバリエーションが増えるはずです。
そして同時に、「あれ?もっと練習しないとダメなのかも??」ということに気づかされるはずです。
自信をつける
サブ4はランナー全体の上位25%と云われます。
私がギリギリサブ4したいびがわマラソンの順位ですが、
- 4896名中
- 1221位
でした。
単純計算で、上位24.9%です。
感覚も実態も合っているようですね。
タイムもそうですが、普段の練習から上位25%のモチベーションでできているかも大事だとおもっています。
タイムは相対評価ではありませんが、それでも「みんなが休んでるうちに練習しないと!」というくらいの意気込みがないと達成できません。
たとえば、私の場合は下記のように自問自答しました。
- 筋トレしているか
- 早起きできているか
- 休養や睡眠は十分か
- 言い訳はしていないか
- 雨の日でも走ってるか
- 成果を可視化できているか
- 朝夜の二部練はやっているか
- 苦手な長距離走をやっているか
- 食事やサプリには気を遣っているか
- ゼーハーできるスピ練をやっているか
「こんなに頑張ってるんだから、達成できるはずだ」という自信がつくくらいがんばらなければならない、ということを覚悟しておいてほしいです。
注意点
ひとつだけ気をつけてほしいことがあります。
それは
ワンランク上のトレーニングは、自分の実力以上のトレーニングを課すことになります。
体をいたわらずに続けていくといつかケガします。
たとえば、下記のとおり。
- 走る前は必ずウォーミングアップ
- 走った後はストレッチ
- 寝る前にマッサージ or 筋膜リリース
- 休足日は週に2日
私はそのケアを怠り、軽い肉離れを発症させてしまいました。
皆さんにはそうなってほしくないので、ぜひカラダと相談しながら続けてください。
唯一の欠点
このマインドセットの効果はてきめんなのですが、ひとつだけ欠点があります。それは
どういうことかというと、完全に己を洗脳してしまっているがゆえに本気でサブ3.5を目指すようになっています。
ゆえに、当初の目標だったサブ4を達成した喜びよりも、サブ3.5を達成できなかった悔しさのほうが凌いでしまうのです。
ただ、あとから冷静に考えれば、下記のとおり目論見どおりであることに気づけます。
残念ながらサブ3.5が達成できずに落胆しているとお思いかもしれません。
引っかかりましたね。
実は達成したかったのはサブ4であり、サブ3.5はブラフ(見せかけ)だったのです。
すっかり私自身も騙されてましたが、当初の目標はちゃんと達成しています!おめでとう!
最終的にはしっかりと、自分で自分を誉めてあげましょう。
応用が利く
このマインドセット(気構え)は、フルに限らず10kmレースやハーフマラソンでも応用できます。
100分切りを目指すために、90分切りを宣言したときも同じように達成できました。
次はリアルにサブ3.5を目指すとなると、サブ3の練習をしないといけないですね。
まとめ
よくフルもハーフも含めて目標タイムを設定するときにおもうのが、
人は宣言した通りのタイムにしかならない
ということです。
当時、ハーフマラソンでサブ100目指しますと云ってたらホントに1:39'でフィニッシュしたりしていました。
だから思いきって目標設定を大幅に上げてみたらどうかと思ったのですが、これが意外と効果的でした。
届きそうで届かないという目標は、さらに上方修正することで、自分自身のマインドの底上げにのります。
一度騙されたと思って、自分の脳ミソを騙してみてください。
それでは、また!