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ランニング後の夕涼みにクーラーボックスを置く【5つのメリット】

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こんな方にオススメの記事
  • 夕ラン派

  • 気温30℃超えても走ってしまう

  • 帰宅後、汗を拭うのに精一杯でクールダウンがおろそかになりがち


  • もはや灼熱下ではプレクーリング(予冷)が通用しないので、代わりにポストクーリング(後冷)のご提案です。



    プレクーリングも効かない真夏日

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    少し前にプレクーリング(予冷)について解説しました。

    いつもは朝の涼しいうちに走ってしまうのですが、昨日は仕事の都合もあり、めずらしく夕方の30℃超の中でプレクーリングをしてみたのです。


    そこで判ったのは、30℃を超えると簡単なプレクーリング(予冷)じゃ、ウォーミングアップの段階でもう温くなっちゃうということ。

    プレクーリングは、朝ランなんかで30℃以下だから効果が持続するんだと判明しました。


    じゃあ、暑い夕ランは救いようがないのでしょうか?

    そこで、新提案。


    プレクーリングの代わりにポストクーリング(後冷)を充実させてみてはどうでしょうか。

    ポストクーリングとは何か

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    ポストクーリングとは、

    暑熱下でのトレーニングの後、しっかりカラダを冷やすこと
    です。


    ── と、偉そうに云ったものの、実は「ポストクーリング」は建築用語であり、トレーニング用語ではありません。

    プレクーリング(予冷)と比較するために、便宜上ポストクーリング(後冷)と勝手に呼ばせていただいているので、あしからずご容赦ください。

    冷やす目的とは?

    今さら運動後に冷やす(アイシングする)理由を語るまでもないかもしれませんが、一応おさらいしておきます。


    冷やすことで

    • 疲労回復を早めたり
    • 痛みを軽減させたり
    • エネルギーの消費を抑えたり
    • 筋肉組織の損傷や靭帯の炎症を抑えたり

    する効果が期待できます。

    クーラーボックスをポストクーリングに使う

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    具体的なポストクーリングの方法として

    夕ランに出かける前にクーラーボックスを玄関に置いておく
    ことをオススメしたいとおもいます。


    玄関といっても外は灼熱なので、ひとまずクーラーボックスはお家の中に入れておく。

    そして、帰宅したら外に持ち運ぶ──というイメージです。

    クーラーボックスの中身

    もちろんクーラーボックスだけあってもしょうがないので、中に清涼グッズをいれておきましょう。


    たとえば、

    • 保冷剤
    • タオル
    • プロテイン※
    • プロテイン用の水
    • スポーツドリンク
    • アイス(パウチタイプ)
    (※シェーカーに粉末だけ入れて、水は別にしておきます)


    ランニングの所要時間によりますが、デロデロに溶けちゃうガリガリ君とかは不向きです。

    パウチタイプのCoolishなんかがちょうどいいでしょう。保冷剤がわりにもなりますしね。

    クーラーボックスのサイズ

    中身は限られているので小型のクーラーボックスでOKです。

    容量は14Lもあればじゅうぶんな大きさです。

    小型クーラーボックスを準備しておく5つのメリット

    清涼グッズをいれたクーラーボックスを玄関先においておくだけで、以下のメリットがあります。

    • 床に足跡つけなくて済む
    • すぐにプロテイン補給できる
    • 保冷剤を使ってアイシングできる
    • 夕涼みしながらクールダウンできる
    • プチピクニック感が演出できて楽しい

    もう少し解説します。

    床に足跡つけなくていい

    30℃超の中で走ってくれば、もちろん滝汗ベットベト。

    そのまま自宅に入ろうもんなら、家族から大ブーイング。


    床に汗で足跡つきまくるし、しかも皮脂ってとれない。

    本当は冷蔵庫に直行したいけど、滝汗をなんとかすべく、シャワーに向かわざるを得ません。


    しかし、玄関のドアを開けてすぐにクーラーボックスをおいておけば、すぐに冷たいドリンクにありつけます。

    もう喉の乾きをガマンしてシャワーに向かっていた自分に別れを告げられるのです。

    すぐにプロテイン補給できる

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    プロテインの補給はトレーニング後、30分以内が理想的と云われます。

    傷ついた筋肉が回復を始めようとする時間であり、もっとも栄養素の吸収をしやすい時間だからです。


    しかし、夏ランは汗のほうが凄まじくて、シャワーだの色々やってると補給のゴールデンタイムを逃してしまいがちです。


    ところが、帰ってすぐの場所にプロテインを用意しておけば

    1. クーラーボックスを外に運び出す
    2. 予めプロテイン粉末を入れたシェーカーに水を入れる
    3. シェイクして、汗を拭きながら飲む

    ということができるようになるんです。

    汗に気をとられずゴールデンタイムにプロテインを補給することで、効率的に疲労回復できること間違いなしです。


    ちなみに、リカバリー用のプロテインはザバスアクアがオススメ(o^-')b

    保冷剤を使ってアイシングできる

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    クーラーボックスから冷えたドリンクやプロテイン、アイス等を堪能したら、保冷剤も余すとこなく使いましょう。

    アイシングに使うのです。


    たとえば、頬、首、わき、腿(もも)、ふくらはぎ等 ──皮膚がうすくて血管がたくさん通っているところを冷やすのが鉄則です。


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    いろんな部位をアイシングできるように様々な大きさの保冷剤を入れておくと便利です。


    時間が許すならクーラーボックスに水を入れて足を突っ込んでもいいかもしれません。

    夕涼みしながらクールダウンできる

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    冷えた室内で急激に冷やすとカラダを壊すリスクがあるので、まずは外気で落ち着かせてから室内に入りましょう。

    気温が高いとはいえ、日が落ちれば涼しくなるので、夕涼みのチャンスです。


    涼みながらプロテイン飲んだり、汗拭いたり、ストレッチをすればポストクーリングが至福の時間になります。


    クールダウンと直接関係ありませんが、虫除けスプレーなり蚊取り線香も準備しておきましょう。

    あと、モバイル扇風機と風鈴もあると風情があっていいかも(〃∇〃)

    プチピクニック感が演出できて楽しい

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    今夏はGoToトラベルを自粛していて、なかなかクーラーボックスの出番が少ないかもしれません。

    そんなときに自宅でクーラーボックスを使うことで、非日常感が演出できます。


    時間が許すなら、レジャーシートなりベンチを設営して、 ごろごろクールダウンするのもありです。

    クーラーボックスはそんなワクワクがつまった玉手箱なのです。

    唯一の弱点

    唯一の弱点は、準備する手間くらいです。

    手間といっても

    • クーラーボックスの準備・片付け
    • 保冷剤の準備・片付け

    くらいですが。


    それ以外の水分補給やプロテインづくりはクーラーボックスを使おうが使わまいがやることは一緒なので。

    この準備作業を手間と感じなければ、朝ランにも応用することができますね。

    今回の“走”意工夫 ~面白きことなき世を面白く~

    ランニングもガマンの時期だし、なかなかGoToピクニックもしづらい。

    そんな日常にクーラーボックスを持ち込むだけで、ランニングが面白くなります。


    面白きことなき世を面白く」とは高杉晋作先生の言葉ですが、われわれランナーも逆境に遊びを入れて「走り」を面白くしたいものですね。

    走る、を創ろう。