こんな方にオススメの記事
→はい、なります!
芝生ランは、不整地ランのひとつですからね。
今回は、そんな「芝生ラン」のご紹介です。
どうぞ!
不整地(芝生)ランとは
不整地ランとは
日本の道路はかなり整備が行き届いているので、多くのランナーは整地されたアスファルトやトラックを走っています。
一方で整地されていない大自然の中を駆けているアフリカ出身のランナーたちはダイナミックな走りです。
その差は不整地で走ることにあるとか、ないとか?
今回、はじめて不整地(主に芝生)で走ってみたので、そこで感じたメリット・デメリットを紹介したいとおもいます。
メリット
特に芝生ランには以下のようなメリットが期待できます。
- 疲労回復
- 力み除去
- バランス養成
- 照り返し回避
- マンネリ防止
すこし解説させてください。
疲労回復
これは想像するに難くありませんが、まず着地衝撃が一気に緩和されます。
ふだんならアスファルトが反発して返してくる衝撃を土と芝生が吸収してくれるのです。
すなわち、疲労をためない練習に貢献してくれるでしょう。
力み除去
前述のとおり、反発がほぼ吸収されるので、逆に反発を使っての走りが通用しなくなります。
ふくらはぎ等の膝下を使ってもパワーが伝わらないのです。
なので、膝下のチカラは抜いて、代わりに腿やお尻の大きな筋肉を総動員しなければなりません。
良い意味でふくらはぎ等に頼らない走り方へ改善できるでしょう。
バランス養成
芝生を含む不整地はアスファルトと違って不安定なので、
- 足裏で地面をつかむ感覚
- 上半身でバランスをとる感覚
結果的に体幹をはじめとした広く多くの筋肉に刺激が入ることになるでしょう。
照り返し回避
夏ラン限定のメリットですが、芝生からはアスファルト特有の照り返しが感じられません。
見た目も涼しく、走れることうけあいです。
マンネリ防止
単純に芝生で走ることは童心に帰れて楽しいです。
ボールを追いかけて走っていたような、あの頃に戻ったような ──
トレラン(トレイル)やクロカン(クロスカントリー)ができなくても、芝生なら身近にありませんかね。
私の場合
本日は芝生ランデビューのためにスポーツ公園に行って参りました。
本来は休足日だったのですが、
- うっかり早起きしてしまい
- カラダの調子が良かったし
- アクティブレスト感覚で
芝生をめざしました。
会場は水仙や睡蓮など、季節の花を愛でに度々訪れている「杭瀬川スポーツ公園」です。
サッカーコート2面と野球場2面、ソフトボール場4面とそこそこ芝生面積も広め。
あまり知りませんでしたが、1周約1300mのジョギングコース(土)もありました。
まさに「スポーツ公園」の名にふさわしく、トイレ・水道も完備でジョグにはもってこいです。
今まで拠点や経由地にはしていましたが、メインで訪れたのは初めてだったので意外と発見が多かったです。
芝生やジョギングコースを3周ほど走りWSを入れたりして満喫させていただきました。
結果にコミットするためには本末転倒になってはいけない。でも「自分との戦い」になった時点で苦しくなってしまう。
— あおやまゆうき🌵クリエイティブランナー (@you_key69) 2020年8月21日
だから楽しさを取り戻すためには、あえて本末を転倒させることも必要。ということで、休足日だけどネタのために走ってきました。楽しかったです😌 pic.twitter.com/nUIwyf1mHa
このように、ひとけの少ない早朝にお邪魔し、芝生のメリットを堪能してきたわけであります。
芝生ランの使い時
さて、芝生の良さはわかった。
では、フィールドとしての芝生はどんなときに使うべきでしょうか。
回復期
メリットでも謳ったとおり、芝生ランは脚にやさしいので、ほぐしジョグまたはアクティブレストの日にやるのに適しています。
走り方を忘れないように(笑)軽くウィンドスプリントを2、3回流しておくのをオススメします。
フォーム養成期
地面からの反発で進むことができないため、ストライドを大きくしたり、ピッチを増やさないと速くはしれません。
すなわち、ハムストリングや大臀筋、股関節などを駆使した走り方の練習になります。
フォームを改善し、ランニングエコノミーを向上させたいときに使えるとおもいます。
リハビリ期
芝生がふくらはぎや膝の代わりに衝撃を吸収してくれます。
膝やふくらはぎ、足裏なんかの故障明けで走るのに躊躇してしまいそうなとき、まずは芝生から再開してみるといいかもしれません。
注意点
デメリット、というほどではありませんが、注意点を3つほど。
捻挫に気をつける
芝生をはじめとした不整地はその名のとおり、整備されておらず、 路面がデコボコしてることもザラにあります。
足首を固定したまま走ると少しのデコボコで足を挫いたりする危険があるので、
- 路面が見えないほど雑草が生い茂った場所は避ける
- 膝下の力を抜いて走る
シューズが汚れる
芝生と土をゆるーく3km走っただけで、この汚れ。
天候にもよるとおもいますが、天然の地面を走るので、シューズが汚れる覚悟で臨んでください。
ワラーチの練習に良いかと思いましたが、泥まみれになる覚悟ならOKです笑
ただし、足がかぶれたり、虫に刺されたりしないように注意しましょう。
甘えすぎない
不整地はダメージが残りにくいため、一見自分が強くなったと勘違いしてしまいそうになります。
でも、一転、ロードに移ったときのギャップはたまりまん。
マラソンを主戦場にするなら不整地の快適さに流されぬよう律しましょう。
今回の“走”意工夫 ~あえて本末を転倒させる~
先ほどの動画ツイートで申し上げたとおり、目的云々より、ほぼブログネタのために芝生へ駆け出しました。
ブログでも「走りたい」を創れるんです。
暑いけど、強くなるために頑張って走らなきゃ!という気持ちも素晴らしいです。
でも、誰だってくじけそうになることはあります。
そんなときは思いきって道草を食っちゃいましょう。
あえて本末を転倒させることも、強くなるプロセスのひとつです。
暑いのももうあと少しの辛抱。
芝生ランを織りまぜながら楽しんでいきましょう!