あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

『服部隆之』


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われながら洗練されたタイトルをつけたと思う。


いや、『半沢直樹』に対するオマージュなのだが。


半沢直樹』にハマり、半沢ロスの空虚を埋めようと、つぎは『下町ロケット』に手をだした。


それから、その後は何で埋めようか ──


少し違ったアプローチで埋めてみたい。


サントラである。


日曜劇場 半沢直樹 オリジナル・サウンドトラック

日曜劇場 半沢直樹 オリジナル・サウンドトラック



服部隆之の音楽


名作のかげには必ず名曲がある。


半沢直樹』を例にあげるならば、テーマ曲ではあの全編で終始するイライラ感とスカッと感が巧みに表現されていたとおもうし、その他のBGMもテーマをモチーフにした変奏曲のようなものが多くて、あの東京中央銀行の腐敗を見事につたえてくれる。


名曲のうらには必ず名作曲家がいるものだ。


その名作曲家こそ、服部隆之


かのコンセルヴァトワール出身らしい。


さすがである。


大河ドラマの『新撰組!』『真田丸』や『華麗なる一族』のさっきょくも担当されていたようだ。


ぜんぜん知りませんでした。


恐れ入ります。


下町ロケット』の音楽も服部隆之

TBS系 日曜劇場「下町ロケット」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 日曜劇場「下町ロケット」オリジナル・サウンドトラック



キムタクの『HERO』も。

「HERO」TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

「HERO」TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック



ということで、『下町ロケット』の次は『HERO』を観ることにした。


松たか子のほうはリアルタイムで観ていたが、北川景子のほうは初めて。


いやあしかし、あんな口ずさみにくい曲をよくもまあキャッチーに仕上げたものである。


と小生が批評するほどの分際ではないのだが、そのパイオニア精神にあっぱれといいたい。


そして、服部氏の直近の作品といえば、『陸王』ですね。

TBS系 日曜劇場「陸王」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 日曜劇場「陸王」オリジナル・サウンドトラック



世間では、来る最終回にむけて盛り上がりを見せていますが、わが家は今日やっと録画を見始めたところ。


しばらく“服部ロス”は免れそうです。

今こそ聴きたい!日本の至宝「Mr.Children」

ぼくの音楽ライフを語るうえで、Mr.Childrenミスチル)は切ってもきれない縁にある。


はじめて買ったCDはミスチルの『名もなき詩だったし、ギターをはじめたきっかけは『花 ~memento mori~』だった。


1983年生れのぼくにとっては『名もなき詩』(1996年)がまさに青春ドンピシャの世代なのである。


けど、そのまま時代はビジュアル系全盛期に突入し、その流れでぼくはHM/HRの世界をさまようことになり、10代後半以降はJ-POPと疎遠な関係になっていった。


ふりかえると、最後に買ったミスチルのシングルは『終わりなき旅』(1999年)。


それからミスチルとは20年ちかく距離をおいて生活をいとなんでいたことになる。


このままミスチルとの関係はうすれ、気をぬけば思い出すことさえなくなってしまうのか。


しかし、ラブストーリーは突然おとずれる。


先日、妻の兄(つまり義兄)とBOOK・OFFを徘徊していたときに、J-POPの棚から2枚のアルバムがぼくを呼ぶ声がしたのだ。


この2枚が。


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▲MICRO / MACRO



そのときは直感的な体験だったが、今おもえばセレンディピディとはこのことだったんじゃないか。


帰ってプレイヤーにかけてみると


箒星HANABI、くるみ、Sign、しるし、youthful days、エソラ…


怒濤のメロディ、歌詞の応酬である。


何がすごいって、この20年ちかくもの間、一切おとろえることのないそのクオリティと桜井和寿氏の才能が、とにかくすごいのである。


ぼくの中では、


TOMMPROW NEVER NOWS、シーソーゲーム、名もなき詩


あたりの時代が、ミスチルが隆盛をきわめた時期だと思っていた。


でも、ちがった。


彼らはあのクオリティを維持しつづけ、ファンを一層拡大して成長していた。


いや、ぼくが「成長」とかいうこと自体、おこがましいくらい。


それからぼくらは20年間の空白を埋めるかのように愛し合った。


毎晩、毎朝。


なんなら、今や妻のほうがハマっている。


おかげでもう家族全員で『エソラ』を歌えるほどに。


もし、ミスチルから離れて久しい諸兄諸姉がいらっしゃったら、これを機にきいてみてほしい。


彼らは日本の宝です ──


Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付)

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Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)(DVD付)

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ノビヨに首ったけ!FINAL FANTASY × 吹奏楽『BRA★BRA 2017』はやっぱり最高でした!

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FINAL FANTASY好き、必聴!


吹奏楽好き、あつまれ!


BRA★BRA』はそんな皆さんにぜひともシェアしたい、オススメしたいイベントでした。


どうぞ。



BRA★BRA 2017 in 愛知

7月23日は『BRA★BRA 2017』の最終講演でした。


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▲舞台は愛知県芸術劇場@栄



最終講演のサプライズはあるかな、というワクワクもあったが、指揮者の栗田氏のくじ運で、まさかのサプライズがキャンセルに。


それはそれで面白かったのですが、そんなアクシデントとは無関係に最高に胸アツな公演でした。


個人的にもっとも魂をゆさぶられた楽曲は、オープニングアクトでもあったFF5の『メインテーマ』


これが圧倒的によかった。


シンバルが鳴るたびに鳥肌がたつ。


オープニングのあのバッツがチョコボにのって颯爽と草原をかける様が、吹奏楽の疾走感とリンクして、それはもう感涙ものでした。


公演中にはじめて知ったんですが、このセットリストは今年の3月に発売された『BRA★BRA 3』の曲目がメインとなっていて、FF5のメインテーマもそのアルバムの1曲目に大抜擢されているそうなのだ。


これはもうCDを買わねばなるまい。


そんな使命を感じたのであります。

でもそれだけじゃない。


もうひとつ、大事なことにふれておきましょう。



植松伸夫の魅力に触れられる貴重なチャンス

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植松伸夫氏(公式ブログより)


演奏もアレンジも良く、文句なしの名演でした。


でもこのコンサートの魅力って、


・作曲者の植松伸夫氏(ノビヨさん)が監修まで全面的に手がけていて

・曲の合間のMCでは植松氏が司会の山下まみさんとの軽妙なトークを繰り広げるところ

・さらに、植松氏の経験をもとにした深い話やおもしろエピソードを生できけること


だとおもうんです。


そんな機会なかなかない。


やっぱり植松氏の人柄でしょうか。


ただ、運や才能にめぐまれただけじゃない。


この人自身に魅力があるからこそ、彼の言葉に傾聴したいし、みんなも彼の音楽に惹かれるようになっていったんだとおもう。


その人柄は、歴代のFFシリーズのサントラを買っていると、ライナーノーツの端々からなんとなく感じとることはできた。


この人、ホントに作曲家なのか?とおもうようなふつーのエッセイを書く。


でも、やっぱり生だとちがう。


活字だけでは伝わらない、その文脈が人間性として伝わってくるのだ。


もう始終、植松氏の虜になっている自分がいた。


そんなひとときが終幕をむかえ、今はうつろである。


完全にノビヨロスである。


その空白を埋めるためにも、絶版となったエッセイでも漁ろうかとおもっています。

楽して暮らしてぇなぁ。

楽して暮らしてぇなぁ。

つぎにお目にかかれるのは、また1年後かな?


最後にその話をして終わりにしましょう。



あっぷりへんしょん ~毎年行きたい!そしてやっぱり吹奏楽が好きだ!~

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朗報です!


この当日、来年2018年の公演も決定したそうです。


しかも!


名古屋公演もあります、とのこと。


植松氏、自らが発表してくださいました。


これは、毎年行きたい。


やっぱり吹奏楽が好き。


希望者参加型の『マンボ de チョコボ、いつか共演したい。


ぼくはブラスの楽器がまったく吹けないので、ウクレレかなんかで参加してみたい。


あと、これは静かなる野望にして最終目標ではありますが、やっぱり吹奏楽曲をつくってみたい


こんな演奏聴いちゃった後には、ほんと畏れおおいんだけどね。


敬遠してるだけじゃ、もったいないとおもうんです。

ぼくの好きな→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)の曲を3曲、紹介します

わが家にカホンがきてから、→Pia-no-jaC←ピアノジャックブームが訪れています。


ピアノジャックといえば、デビュー当時、ヴィレッジ・ヴァンガードでヘビロテしていた曲のイメージしかなかった。


四七抜き調やハーモニックマイナースケールを使った、どことなく邦楽風で悲壮感のあるような、そんなイメージだった。


しかし、それから約10年たった今、かれらの軌跡をあらためてふりかえると、ジャンルの垣根をこえたさまざまな楽曲にチャレンジしていることに気づかされる。


今回は、その中からぼく好みの曲を3曲、ピックアップして共有したい。



残月


→Pia-no-jaC←「残月」


終始、LOVE PHANTOM を彷彿とさせるパッセージが印象的な曲。


そのパーセッジを変形させながらモチーフやリフへと展開していくあたりはBuilding the Churchを想起させる。



Paradioso


【MV】→Pia-no-jaC← / Paradiso


パラディドルという両手を交互に連打させながら叩くドラミング・テクニックをピアノ奏法に採り入れた楽曲。


それがそのまま曲名の由来になってます。


パーカッシブでファンクっぽくもあり、変拍子やテンポが変わったりとプログレっぽい要素もあって、ぼくは好き。



ジムノペディ 第一番


【MV】→Pia-no-jaC← / Gymnopédies No.1 (Erik Satie)


先ほどの2曲のような疾走感やファンキーっぷりとはうってかわって、聴かせる曲となっている。


原曲はご存知、クラシック音楽であるが、モチーフにしつつも完全にピアノジャック色に染めあげている点が、さすが。


EAT A CLASSICシリーズのアルバムをいくつかリリースしているが、まさにクラシックを食ってしまうかのようなアレンジセンスである。



あっぷりへんしょん ~コピーするならまずは『残月』から?~

先日ピアノジャックのベスト盤を手にいれたんだが、『残月』以外の2曲は入っていない。

First Best

First Best

ピアノスコアも一緒に買ったが、もし演奏するとなると別のスコアを追加購入する必要がある。

ただ、まずは『残月』ができてからだろうなとおもう。


難易度は高いのかもしれないが、曲自体は3分台なので、ピアノジャックにしては短めでコピーしやすいはずだからだ。

まだ間に合う!FINAL FANTASY × 吹奏楽「BRA★BRA 2017」へ行こう

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BRA★BRA 2017の愛知公演へ行くことにしました!


一部の公演は終了していますが、地域によってはまだチケット買えるところもあります。


詳しくは、公式サイトへ。


BRA★BRAとは

BRA★BRAとは、シエナ・ウィンド・オーケストラによるFINAL FANTASYの楽曲演奏のこと。


ファイナルファンタジー吹奏楽が両方好きなら垂涎もの。


しかもシエナ・ウィンド・オーケストラといえば佐渡裕が指揮をつとめる吹奏楽団である。


「ブラスの祭典3」の『シンフォニア・ノビリッシマ』は最高だった。


発足当初は都合があわず、行けなかったが、まさかそれから毎年開催されていたとはしらなかった。


2017年、今年の愛知公演は7月23日。愛知県芸術劇場にて。


今日からこれで予習します。

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って、ただやりたかっただけ…?

「岡崎体育の新曲MVがスゴい!」と大反響らしいけど、正直何がすごいのかピンと来ていないオジサン予備軍に、そのスゴさを解説してあげます

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ぼくが「岡崎体育」を聴くきっかけをつくってくれたのは、この記事。


www.danshihack.com


もともと岡崎体育に興味のなかったぼくに、ここまで興味をひかせた功績は万金に値する。 


ありがとう、男子ハック


なので、まずこの記事のタイトルの意味すらわからないオジサン予備軍は、上記の男子ハックの記事を読まれるとよい。


そのうえで、「え?何がすごいの?」「そもそも岡崎体育って誰?」とお感じの方はぜひ、続きを読み進めていってほしい。


脳年齢が2歳くらい若返るはずである。


最近の音楽が理解できない危機感

例の新曲MVとは5/11に公開された『感情のピクセル』のことである。


岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video

※いつからかプロモ(PV)ではなくMVと云うようになった。これをMusic Videoに変換できないと、もはやオジサン突入となるので注意されたし


でも、岡崎体育をよくしらないままにこの曲を聞いてしまうと「岡崎体育ってバンド名なの?」「何いってんだかよく分からない」となる。


ぼくもそうだった。


でも確かにYouTubeの公式サイトでは、高評価の嵐のようである。


周りが大絶賛しているにもかかわらず、そのスゴさが理解できないなんて「おれ、ヤバくね?」「相当にオジサンじゃね?」と危機感にあおられてしまったのである。


人知れず。


最近の音楽についていけないとか、このままだとオジサン街道まっしぐらである。


そこで、岡崎体育について調べた。必死に。


調べたというより、岡崎体育の楽曲を聴くことで彼の芸風や主張を理解しようとつとめた。


そして、ようやくそのスゴさがわかってきた。


その新曲がスゴいというより、岡崎体育がスゴいということがわかってきたのだ。


岡崎体育入門

語るより聴いてもらうのが容易い。


まずは彼のメジャーデビューアルバムに収録された曲を聴いていただきたい、というより観ていただきたい。


岡崎体育 『MUSIC VIDEO』Music Video

その名も『MUSIC VIDEO』。


なるほど、「MVあるある」をそのままミュージックビデオにしてしまうあたり、彼は映像美に偏重した商業音楽にたいしてシニカルに表現するスタンスなのかな、という印象をうける。


その印象のまま、次は彼の単独ライブのひとコマをみてほしい。


岡崎体育 3words即興ソング @赤坂BLITZ


岡崎体育MC集&3words即興ソング @奈良ワンマンライブ2016/6/17

天才か!と驚かされる。


その才能やセンスはおろか、けっして努力も怠らなかったんだろうと。


『MUSIC VIDEO』の1曲ですら彼にとってはとるにたらないプロセスなんじゃないかと疑ってみたくなるほど。


その視点でみると、例の『感情のピクセル』だって歌詞にはたいした意味はなくても楽曲や映像さえ体裁をととのえておけば成立するんじゃないかというチャレンジにもみてとれる。


「怖っ!」とか「何て?」というフレーズにはそんな余裕が垣間見える。


では、彼はただの興味本位でそんな真似をするだろうか。


お遊びで“ワニさん”を仲間はずれにしたのだろうか。


ぼくはちがうとおもう。


その答えはさらに同じくメジャーデビューアルバムに収録された『FRIENDS』という曲をきいてほしい。



岡崎体育「FRIENDS」Music Video

この曲に彼のルーツがあるように思えた。


バンドざまあみろ、と揶揄しているようにみえて、ソロでしか活動できない自分を自虐しているんじゃないか。


本当はさみしいんじゃないか、岡崎体育


その感情をかかえたまま、もう一度『感情のピクセル』を観てほしい。


岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video


(これは完全にぼくの解釈だが)このワニってもしかして、岡崎体育自身を表現しているんじゃないか。


 哺乳類 = バンド、爬虫類 = 岡崎体育


という構図のようにみえる。


しかし、カテゴリーの切り口は哺乳類 VS 爬虫類だけではない。


ポイントは、チーターさんである。


彼もワニさんと同じく仲間にいれてもらえていないのだ。


これは、


 草食動物 VS 肉食動物


というカテゴライズともかんがえられる。


ワニさんはかなしみに暮れているけど、チーターさんは強くたくましく疾走している。


岡崎体育はワニさんのように孤独をかんじることもあるけど、チーターさんのように駆けていくよ、というメッセージがこめられてるんじゃなかろうか。


あくまで憶測だけど。


で、そんなことを考えていると、当初は意味なさげにかんじていた歌詞も頭に入るようになり、中毒性のあるリズムとキャッチーなメロディがうずまいて、いつの間にか岡崎体育の虜になってしまうのである。


けっして映像や雰囲気だけではない、岡崎体育。スゴい。


『感情のピクセル』はSWANKY DANKへのディスりではない

ネットやTwitterではイントロやMVの雰囲気が似ていることから「SWANKY DANK」というバンドの『Sink Like a Stone』のパロディや皮肉では?と邪推すら向きもある。


ただ、いまはまでみてきたとおり、彼の才能やセンス、芸術性をかんがみるとそんなくだらないことをする器ではないことは火を見るよりあきらかだろう。


彼はその点、しっかり否定もしているし、SWANKY DANK本人には迷惑をかけたと謝罪までしている。


芸風的に批判をあびやすいかもしれないが、ワニさんのようにへこたれず、チーターさんのように芯を強くもって走りつづけてほしいものである。


※ぼくはこの一連でSWANKY DANKもはじめて聴いたが、ふつうに良い曲だったので、日曜大工の作業用BGMとして無限ループで流すくらい気に入ってしまいました


SWANKY DANK -Sink Like a Stone- feat. Hiro(from MY FIRST STORY)【Official Video】

続・アコギにナイロン弦を張って良かったこと・気になること

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最近はもっぱらアコギ(with ナイロン弦)を弾いている。

エレキも弾きたいんだけど、どうにもスタジオづくりの進捗がおもわしくなく、機器の配線なんかができていない。

なので、おのずとアンプラグドに頼るようになってしまうのである。

というのが、1つの理由。というか動機。

でも、もうひとつ大きな動機がある。

それは、弾いていてめちゃくちゃ気持ちいいからである。


音も感触もやわらかいナイロン弦

以前リハビリギターとしてご紹介したアコギにナイロン弦を張る試み

あれから数ヶ月がたち、そのメリットやデメリットを肌で感じてきたので、紹介したい。

これからアコギにナイロン弦を張ろうかお悩みの方の参考になればとおもう。



メリット

・弦が指にやさしい

もともとこの効果を期待しての試みだったので、まずそこは裏切られなくてよかった。


・弦が長持ちする

副次的な効果であったが、ナイロン弦なので錆びることはない。

スチール弦だと、細い弦はとくに錆びやすいので、定期的に弦交換する必要があるとあった。

それがナイロン弦になると替える頻度がぐっと低くなる。

僕のような横着者にとっては大きな動機メリットである。


デメリット

・余計な弦を鳴らしてしまうリスクが高まる

弦が太いわりに弦同士の間隔がせまいので、押さえる必要のない弦に触れてしまったり、鳴らしてしまうことが増えた。

もちろんこれは技術でカバーできることである。

真上から点で押さえたり、ちゃんと爪を切ったりして、すこしでもそのリスクを抑えるようにしたい。

クラシックギターのネックがあれだけ太いのは、そういうことなのだ。

納得である。


***


チューニングがなかなか合わない点については忍耐としかいいようがなかったが、弾くたびに調整し、1ヶ月も経てばだんだん安定するようになってきた気がする。

あと、当初心配だったネックの反りや音量が稼げない点についてもほとんど気にならない。

なので、それらはデメリットから外した。



あっぷりへんしょん ~ナイロン弦とスチール弦を組み合わせてみたらどうか~

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ナイロン弦の太さゆえに弦の間隔がせばまるのは予想外だった。

まさか、ネックの太さがネックになるなんて…

…失礼しました。


今は6弦すべてにクラシックギター用の弦を張っているが、何かしらスチール弦なんかも組み合わせて、より弾きやすい構成というのを追究していきたい。

厳選!ギターインスト好きが選ぶロックマンのお気に入り曲BEST6!

今年1月にスマホアプリに登場したロックマンシリーズ。


とうとう買っちゃいました。


ロックマン4だけだけど。


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操作しづらいスマホアプリ

ワクワクしながらやりはじめたはいいが、まっていたのは非情な現実であった。


なんと、ソフトウェアコントローラがものすごく操作しづらい


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カプコンもそれを承知のうえでリリースしたもんだから、ロックマンの機数は無限だし、ニューロックバスターも自動で溜め打ちしてくれるし、中間ポイントもたくさん設けてくれている


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でも、ぜんぜんクリアできないのだ。


全8ステージためしてみたものの、ボスにまでたどり着けたのはスカルマンとドリルマンのみ。


しかも物理キーボードとちがってタッチパネルを正確にタップしないといけないもんだから、必要以上に力んでしまい、腱鞘炎になりそうになる


せっかくのスライディングだって、できたもんじゃない。


これはもうクリアをめざすためのゲームというより、簡易的にロックマンの世界観を味わい、BGMを聴きながらノスタルジーにひたるためのアプリ、と再定義することにした。


当初は「ロックマンアプリ、こんなにおもしろいんだぜ!」という報告をする予定だったんだけど、あまりにも理想とかけはなれてしまったので、急遽テーマの変更を余儀なくされた。


ということで、気持ちをきりかえて「ロックマンなお気に入りBGM」をランク付けしてご紹介しようとおもいます



6位 ワイリーバトル(ロックマン3より)

かつてFamiTrackerに挑戦したときにも紹介したワイリー戦の曲。


イントロのデミニッシュスケールがかもし出す妖しさが垂涎もの。


本当はキリよく、ランキング5位までの企画にするはずが、いざ挙げてみるとどうしても6曲以下に削ぎおとすことができず、TOP6の紹介となってしまった。


それくらいガチのランキングだとおもっていただきたい。


5位 オープニング(ロックマン5より)

本当はステージ音楽ランキングにしようとおもったのだが、どうしてもこの曲が外せず、ロックマンシリーズのBGMというカテゴライズになった。


それくらい本気で好きな曲。


チップチューンなのに、ギターインストっぽくて良くないですか?



4位 ウッドマンステージ(ロックマン2より)

ロックマンの疾走系BGMの元祖といえばウッドマンステージじゃないだろうか。


アップテンポでかつ独特のコード進行。


これがたまらんのです。



3位 スカルマンステージ(ロックマン4より)

個人的にはいちばん思い入れのあるナンバリングシリーズが「ロックマン4」。


思い入れのがあるってだけで、贔屓目になる。


そのロックマン4からいちばんのお気に入りがこのスカルマンステージ。


チップチューンなのに、ギターリフが聴こえてきませんか?



2位 ダークマンステージ(ロックマン5より)

思い入れのあるシリーズを差し置いて堂々の2位にランクインしたのが、ダークマンステージ。


ウッドマンステージの流派をくむ、独特のコード進行と疾走感のあるBGM。


チップチューンだけで本当よくここまで構成や展開を組み立てられるな、と感心するしかない。


1位 ナパームマンステージ(ロックマン5より)

そして栄えある1位はまたしてもロックマン5からエントリー。


こちらもテンポとコード進行がドンピシャで好みであったが、何よりリズム隊(ドラムとベース)の出来がよすぎて、バンドでやったらおもしろそうと思わされたBGM。


節目節目にあるタメをうまいこと揃えてグルーヴ感を演出したい。


あっぷりへんしょん ~ゲームはやめて、やっぱり音楽だ!~


もともと一般ウケは狙っていないが、ふりかえってみるとやっぱりギターインスト好きが好きそうなランキングになってしまった。


なので、そういう方にとっては共感していただけるんじゃないだろうか。


そうじゃない方もこういう曲もあるんだ、程度に聞き流していただければ幸いである。


とにもかくにも、ロックマンについてはスマホアプリはあきらめて、ギターアレンジのほうにシフトしていきたいとおもわされた

目からウロコ!ギターはクリーントーンで練習するな。

今回は、世のギターキッズのためになるギターの練習方法についてです。


僕をふくめ、練習方法をかんちがいしている人には目からウロコですよ。



まずはこの動画をご覧ください



なぜだかギターはクリーントーンで練習するように洗脳されてしまっていた気がする。


歪ませるとうまくなった気がしてしまう、パッセージのつぶがごまかされてしまう云々、ディストーションは悪のような空気がはびこっているとおもうのだ。


僕はメタル好きなので、もちろん歪ませて練習することのほうがおおい。


でも、どこかうしろめたさがあった。


「ホントはクリーントーンで練習しなきゃいけないんだけどな…」という、うしろめたさが。


でも、ちがった。


歪ませてていいんだ。


いや、むしろ歪ませないといけない


歪みの抑えかたが習得できないから


これはじつに理にかなった指摘だとかんじたのだが、いかがだろうか。



あっぷりへんしょん ~Hidenori氏から学ぶことが多い~

かつては地獄男(aka. HELLMAN)の名で活動していたHidenori氏。


とにかく演奏のフォームがよくて、速弾き世界3位で、あまねくYouTubeギタリストの中でも圧倒的にうまい。


そして曲作りのセンスも抜群である。


最近はギター講師のほうに重きをおかれているようだが、今でも不定期に公開される曲をきくとそのウデハは衰えしらずである。



Shred to the world (世界に通用するテクニカル・プレイを身につけるギター教則本)


教則本も出されているが、絶対に弾けるきがしない。


あっぱれである。


世界に通用するテクニカル・プレイを身につけるギター教則本(CD & DVD付)

世界に通用するテクニカル・プレイを身につけるギター教則本(CD & DVD付)

もはや“最強“?ドラム用グローブがランニングに使えるか検証してみた


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かつて楽器屋でバイトしていたころ、先輩スタッフのみんながドラム用グローブを軍手がわりに機器の搬入や設置作業をこなしていた


かっこいい。


これは、ぜひ真似したいとおもい、ぼくも買った。


そしていまだに軍手としても使っている。


引っ越しの梱包だって、スタッドレスタイヤの交換だって、このドラム用グローブで作業できる。


ドラムスティックがしっかり握れるように、滑り止め加工までしてある。



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▲もうかなり年季はいってますが



なんなら軍手より薄手で便利である。


しかも最近気づいたのだが、グローブをつけたままスマホのタッチパネルを操作することもできる


これはすごい。


軍手も驚きである。


もうこの時点で“最強”とうたってよさそうなものだが、もうひとつだけ確かめておきたいことがある。


それは、

── ドラム用グローブをランニング・グローブとして使えないか

という仮説である。
(というのも、以前ランニング・グローブの考察をおこなったことがあったからである



ランニンググローブとして使えるか

以前、ランニング時の防寒とスマホ操を実現するために、軍手×スマホのてぶくろモードで使うとわりきったことがあった。


が、正直てぶくろモードになんてめんどくさくていちいち切り替えなんかしない。


結局ランニング中にスマホをいじるときは軍手をはずして操作していた。


ところがここにきて、あらたな刺客の登場である。


それがもしドラム用グローブで解決してしまうのであれば、ドラム用グローブは晴れて“最強のグローブ”の座につくことができるのだ。


タッチパネル操作ができることは確認済みである。


あとは、ランニングに支障がないか

・保温性はあるか

・ムレたりしないか

それだけだ。



走ってみた結果

で、走ってみた結果だが、問題なくつかえた


もちろん保温性はある。


保温性といってしまうと堅くるしいけど、素手で走るよりもちろん温かい


寒さはしのげるレベルである。


ただ、手のひら側がレザー調なので、ムレたりしないかを懸念していたのだが、

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手の甲のほうがメッシュ素材なので、心配にはおよばなかった。

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かんがえてみれば当然かもしれない。


長時間激しくドラミングするドラマー向けの製品なんだから、そのあたりの通気性や柔軟性はしっかり考慮されているはずだ。



まとめ

ドラミング、軍手、ランニングに活用できるドラム用グローブに僕は「最強」の栄冠をささげたい。


最後にかんたんにまとめておくと、ドラム用グローブは

・通気性
・滑り止め加工
・薄手
・丈夫
・タッチパネル対応
・デザイン

と優れていて、グローブとしてオールマイティーだとおもうのである。


通気性が高かったり完全防水ではなかったりするので、寒さや水には弱いだろう。


なので、防寒や防水を目当てとしたふつうの「手袋」の用途を期待してはならない。


が、作業用やスポーツ用としてならドラム用グローブはマルチに活躍してくれるはずである。


ちなみに僕が使っているのはVATER(ベーター)のドラミング・グローブであるが、10年ほど前に買ったやつなので今も継続販売しているのかは不明であるが、

見たかんじはAmazonでも販売されていそう。


3000円そこそこで“最強”を手にすることができるので、よければ是非。

【メタルアレンジ】原曲には敵わなくとも、あえて闘おう ~最後の戦い(FF IV)~

オーセンティック・メタルと切ってもきれない縁にあるのが「スラッシュビート」である。
 
高速できざむツーバスにのせて、ウラを8分で叩きまくるリズムのことだ。
 
それをFINAL FANTASYの楽曲に採り入れたいとおもい、ふさわしい曲をさがしていたのだが、いかんせん各々の楽曲の完成度が高すぎて、ぼくがアレンジをするなんて畏れおおいという感覚におそわれはじめた。
 
今回のチャレンジはそれくらい恐縮した情況からのスタートだった。
 
が、そこでくじけてはならないと探しにさがして、もっともスラッシュビートが合いそうだったのが、これ。
 

 
FF4より「最後の戦い」である。
 
 
 

トリビュートってこういうことなんだと思う

この曲のすごいところは、もっともキャッチーだとおもわれるメロディを導入部分にしか持ってこず、その後のリピート部にはいっさい登場させていないことである。
 
1回しか流れないのにあのインパクト。
 
作曲者ならお気に入りのメロディを何回か登場させたいはずなのに、あえてそれをやらないことでフレーズを際立たせることに成功させている。
 
── と僕は勝手に解釈している。
 
植松氏の曲は本当に完成度が高いので、「ぼくだったらこうするのに…」的な発想ではなく、むりやりテーマを掲げて、アレンジしていくというパターンが多い。
 
よく巨匠の作品をカバーしたりオマージュしたりして、「トリビュート・アルバム」がつくられたりするけど、まさにその心境。
 
 トリビュート = 称賛として捧げるもの
 
やっぱり原曲には太刀打ちできないけど、尊敬の念もこめたアレンジです、というのが植松氏につたわるといい。
 
ノビヨ氏にとどけ!
 
ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンド・ヴァージョン
 

 

 

【音楽】僕がTAKUROのソロアルバムを聴くワケ、そして感じたコト ~Journey Without a Map~

2016年12月14日、TAKUROがソロデビューする。しかも全インスト曲で。


このニュースは僕に2つの衝撃をもたらした。


まず、おそってきたのはTAKUROがソロで弾きとおすの?」「GLAYのリードギターはHISASHIでしょ?」という、なぜTAKUROなのかという疑問。


そして、次にわいてきたのが「でもTAKUROがつくるインスト曲なんてどんなメロディーを紡ぐのだろうか」「TAKUROはそれをどのように奏でるのだろうか」というGLAYのメロディメーカーとしての期待。


ドンピシャGLAY世代の僕としては、自分の五感でこの2つの衝動をたしかめねばならない使命感にかられ、Amazonの“予約注文する”ボタンを押した。


そして、届いたので聴きながら書いてます。


Journey without a map(DVD付)

Journey without a map(DVD付)


僕を育ててくれたGLAY

世代はドンピシャGLAY世代。


中1のころに『HOWEVER』がリリースされ、中2の頃にあのベストアルバム『REVIEW』が発売された。


おそらくGLAYがもっとも隆盛をきわめた時代。


思春期まっただ中に、そんなインパクトを残されたら、そりゃ人生かわります。


まさしく中二病におかされた少年が、メジャーデビューを夢見てしまうのも無理はない。


少なからず、僕がギターを続ける勇気をくれたのはGLAYでした ──


それくらいドンピシャなのだ。


しかし、それから20年もたつと、いつの間にやら僕の趣味嗜好は変遷をとげ、北欧の重低音や変則的な前衛音楽にうつつをぬかしたりするようになっている。


しらぬ間にGLAY離れしてしまっているのだ。


(申し訳ないことだが)その間、GLAYが新曲を出しても特に耳をかたむけることもなかった。


けど、今回のTAKUROソロデビューは僕の胸にささった。


千のナイフのように胸を刺してきたのだ。


このGLAY育ち」という背景と、冒頭に述べたとおり「なぜTAKUROなのか」という疑問、「コンポーザとしてのTAKURO」という期待があいまって、もう聴きたくてしょうがないという情況におちいったのである。


では実際に聴いてみてどうだったか?


その話をしよう。



コンポーザとしての苦悩と反動

アルバムをとおして聴いてみて、驚くのはGLAYらしさは皆無であることだ。


スピードポップでビートアウトな感じのGLAYを期待して聴くと、かなりの肩すかしをくらう。


なぜなら全編、ジャジィでブルージーに仕上がっているからだ。


ただ、それも意図があってのことだという。


(以下の引用は、ギターマガジン1月号、BARKSナタリーのインタビュー記事に基づいています)

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2017年 1月号  [雑誌]

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2017年 1月号 [雑誌]


TAKUROは「お酒にあう曲を」とひかえめに表現してはいるが、その裏側にはヒットをとばしてきたコンポーザとしての苦悩がみうけられる。


なんでも、TAKUROは、ずっとこういう曲がやりたかったらしい。


もちろんお酒も大好きだが、その酒に合うジャジィな曲をやりたかったようだ。


GLAYにおいては、ヒットさせるためにキャッチーでメロディアスな曲を書かなければならない。


だから自分のやりたいことを圧し殺して、世間の求める音楽を作りつづけてきた。


感動的なほど、プロフェッショナルである。


それがようやくソロという機会をえて、はじめて自分のやりたい曲をおもてに出せるようになった。


TAKUROは自身初のソロアルバムを聴きかえして「等身大すぎて恥ずかしい」「フルヌード」だとコメントしている。


TAKUROはすべてをさらけ出すことで、コンポーザとしての幅をひろげるだろう。


それは間違いなくGLAYの楽曲へも反映される。


今作品は自他共にみとめる「売れないアルバム」らしい。


マーケットはせまいけど、好きなことに全力でそそぐ精神である。


でもこのプロジェクトで成長したTAKUROは、今後のGLAYを成長させるだろう。


売れないアルバムでも、結果的に「売れるGLAY」につながるのであれば、それはとんでもない投資なんだとおもう。


一皮むけたGLAYへ ── 


これは「なぜTAKUROなのか」という疑問を解消するにはじゅうぶんすぎる答えである。


ギタリストとしての苦悩と反動

このソロプロジェクト始動には、B'zのTAK MATSUMOTO氏の後押しがものすごく大きい。


酒呑みながらTAKUROが、いつかこういうコトやりたいんだよね、と話したら、松本氏が「今やりなさい」と助言しはじまったようだ。


始動してからは、さすがはストイックなTAKURO氏。


地獄のメカニカルトレーニングなんかの教則本を買いあさり、ギターの練習に励んだという。


驚愕でもあるが、一方で妙に親近感がわいてしまう。


やっぱ、いいよね、TAKURO


でも、時にはフレーズが浮かばないと松本氏に相談し、「こういうフレーズはどう?」とアドバイスをうけるも、「無理です、それ松本孝弘だから弾けるんです。もっと簡単にして。でも、カッコいいやつ」というやりとりもあったという。


ほほえましいでしょ。


TAKUROの音楽仲間は松本氏をはじめ、HISASHIやSUGIZOとソロ向きのリードギタリストたちがいて、少なからずギタリストとしては劣等感をかんじずにはいられない環境におかれていたと思う。


一方で、曲作りに没頭せねばならず、その傍らでギターの練習に傾注なんてできやしない。


また、この「練習」というのは、今回のプロジェクトのキーワードだろう。


そして、「勉強」というキーワードもある。


今回の楽曲たちを作るにあたり、ジャズの理論を一から勉強したし、インプロヴィゼーションもさらったらしい。


曲づくりについても、「今まではTERUが歌うことを考えて曲をつくってきたが、インストとなると曲がかけない」「ただ、いい曲を書けばいいわけじゃないということが勉強になった」と。


ギターの特性やメロディメイキングまで、曲をつくるギタリストとしての腕も上げたにちがいない。


じゃあ、GLAYでソロを弾く機会がふえるか?というと、僕はNOだとおもう。


記事をよんでいて、終始かんじたのは、TAKUROGLAYを愛していて、リードギタリストとしてのHISASHIを尊敬しており、このプロジェクトもGLAYありき、ということである。


今までのGLAYは壊さず、ギタリストとしての己も着実に成長させる。


それは確実にGLAYな相乗効果をもたらす。


有り体だが、これからのGLAYがますますおもしろくなりそうだ。


すなわち「コンポーザとしてのTAKURO」への期待は、より大きくなるばかりである。



あっぷりへんしょん

別にこんなことを書くつもりもなく、単にアルバム聴きました程度の報告ですますつもりが、やたら長文になってしまった。


かたじけない。


アルバムの評価は実際に聴いていただくとして、僕は上述のとおり、そのストーリー性に感動してしまった。


もし、そのストーリーを含めたマーケティングだとしたら、策士TAKUROの戦略には、あっぱれとしか云いようがない。



最後に。


興味深いのは、僕以上に妻がこの楽曲へ関心をしめし、感銘をうけていることである。


やはり酒好きの血がそうさせるのだろうか。


僕はお酒のめないので、コーヒー呑みながら聴くとします。



▼楽曲はGLAYの公式サイトから試聴できます

http://glay.co.jp/takuro_jwam/

【メタルアレンジ】「恐れず、立ち向かえ」という意味の曲です ~Don't Be Afraid(FF VIII)~

夢への第一歩『J-E-N-O-V-A』をレコーディングしてる最中から、インスピレーションが止めどなくわき出てきてしょうがなかった曲がある。
 
さっそく紹介しよう。
 

 
FF8より『Don't Be Afraid』である。
 
これに早く手をつけたくて、ジェノバを早くリリースしてしまった、というのもある。
 

 

FINAL FANTASY VIII ORIGINAL SOUNDTRACK

FINAL FANTASY VIII ORIGINAL SOUNDTRACK

 

 

 

 

■育ての親への恩返し

FINAL FANTASYのバトル曲って、植松氏がプログレ好きというのもあり、結構変拍子の曲が多い。
 
ぼくがプログレ好きになったのも、FFで育った影響が大きいんじゃないかとおもっている。
 
この『Don't Be Afraid』は全編5拍子のバトル曲。
 
ぼくを育ててくれた曲に、ぼくが育った他のプログレ曲の要素を盛りこんだアレンジでお返しをしたかった。
 
そんな想いをこめた曲である。
 
 
もらった便箋で一筆、御礼をかいて返信する、みたいなことである。
 
 
…うまく例えられなかったが、伝えたいことは以上である。
 
ノビヨさんに、届け…!
 

夢への第一歩!好きなことを1週間、少しずつやりつづけた成果をお披露目します!

先日、再読した『ユダヤ人大富豪の教え』で再確認した「自分の好きなことを日常的に少しずつやること」


そこであらためて認識した「好きなこと=音楽」という自分の再発見。


これを機に、音楽の中でもやりたいとおもっていたはずなのに、何かと理由をつけて手をつけなかったことをかんがえてみた。

すると、即答だった。

それはまぎれもなく、揺るぎもない


ゲーム音楽のメタルアレンジ


これである。

ずっと頭の片隅に、でも結構前のほうにスタンバイしていたから、思いつくの時間をまったく要しなかった。


そして、間髪いれずに、これを日常的に少しずつやってみよう、と思い立ったのだ。


一度スイッチがはいるともうワクワクが止まらなくなる。


はやる気持ちをおさえてまずは、1日30分を目標に1週間つづけてみた


その成果が、これだ ──





FF7より『J-E-N-O-V-A』である。



やはり、よくお世話になったゲーム、自分を育ててくれたゲームに恩返しがしたかった。


親孝行的なことである(そういう意味でもジェノバはふさわしいのです、リユニオンなので)。


もちろん手をつけてみたい曲は他にもたくさんあるが、もっともはやく構想がかたまったので、まず第一弾として、この曲にした。


いちおう、波形とか編集したつもりなんだけど、スマホで聴くとまだまだ粗いなァ。


まあ、そのへんは作っていくうちによくなってくでしょ(危機感ゼロ)。


たぶん編曲や録音に1週間以上かけてしまうと、ぼくの性格上、別の曲に浮気し始めてしまうので、8割がた完成したらもうリリースしてしまおうとかんがえている。


あとはリリース後にバージョンアップを重ねよう。


永久にベータ版なのだ(死語)。


まだまだ、他にもアレンジしたい曲がのこっているので、引き続き「自分の好きなことを日常的に少しずつ」やっていきたい。


応援よろしくお願いいたします!


FINAL FANTASY VII ORIGINAL SOUNDTRACK

FINAL FANTASY VII ORIGINAL SOUNDTRACK

ビジネス書「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」で曲をつくる

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ようやく新曲のお披露目。
 
今回はこのプロジェクトがより世の役に立つよう、ぼくなりに思慮を尽くしてつくりあげた。
 
 
これは、もはや愛情と云っていいかもしれない。
 
※ビジネス書の要点を忘れないようにすべく、要点を歌詞にとりいれた曲を今回は一旦「ビジネス曲」とよぶことにします
 
 
 

■役立つビジネス曲をつくるための2つのルール

ビジネス曲に関しては、ぼくは誰よりも心血をそそいで考えている(と、自負している)。
 
ビジネス曲が世のため人のためになるとおもっているからだ。
 
そのためには、ビジネス曲は他の音楽と一線を画していなければならない。
 
どういうことか。
 
他の音楽とちがい、「実用的でなければならない」のである。
 
ビジネス曲をきくことにより、本の内容を想起できなければならない。
 
そのためには単に本の要点を歌詞にしているだけではダメだ。
 
いくつか曲を作っているなかで、ビジネス曲特有の配慮すべきポイントがみえてきた。
 
以下に世間に役立つ楽曲をつくりあげるために、重視すべき2つのポイントをあげておくので、ビジネス曲をつくってみたい!というフロンティア精神の持ち主は、ぜひとも参考にしていただきたい。
 
 
(1)テンポは速めにする
まず一つ目のポイントは、「テンポは速いほうがいい」ということである。
 
役に立つ曲であり続けるには、短時間に効率よく本のエッセンスを喚びおこさないといけない。
 
だからスピードが問われるのだ。
 
じゃあどれくらい速ければいいのか。
 
とくに定義はないが、個人的に160bpm以上は速い部類にはいるんじゃないかとおもってるので…
 
今決めました。
 
 
テンポは160bpm以上とすること
 
 
これはかつて第2弾シングルとしてリリースした『Top of the Chat』テンポがものすごくゆったりで、1曲をとおすのに至極時間がかかってしまったという失敗談が学びとなっている。
 
人は失敗に学ばねばならない。
 
 
(2)サビから入る
もう1つのポイント。
 
より実用性を高めるために、まず結論から伝えることを念頭におきたい。
 
これはビジネスの鉄則である。
 
ボスへの報告でも取引先へのプレゼンでもそうだし、もちろんビジネス曲を書く場合も通用する。
 
 
歌詞も結論から入るとよい
 
 
耳にのこりやすいキャッチーなメロディもセットになっていると、なおのこと効果的であろう。
 
ビジネス曲においては、音楽性も、まずは実用性ありきなのだ。
 
そこで効果的なのは「サビ」の使い方である。
 
サビを冒頭に入れられれば、曲を聴くやいなや要点を思い起こすことができるようになるはずだ。
 
と偉そうにつづったが、ぼくはまだできていない。
 
そこで、今回の曲はサビから入ってみることにしようとおもう。
 
 
 

■「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」の要点まとめ

冒頭にサビをうたうのはいいが、そもそも要点をまとめていないことには、何が大事かわからない。
 
そこで最近(と云っても年末だけど)したためておいた読書メモから以下のとおり、重要度順にランクづけして並び替えてみた。
 

1.「笑顔が保てる、鼻歌が歌える、おしゃべりできる」という程度の運動量(スピード)を目安に走る。

2.フォアフット・ランニングで、足の指の付け根あたりから着地することで、かかとでの着地にくらべ足を痛める危険が少なくなる。歩幅は小さく、かかとが地面に着いたときの反動を使って、前に弾むイメージで。足を後ろに蹴り出さない。

3.準備運動は要らないが、走った後はクールダウンすること。

4.まずは1日15分、最終的には1日30分~1時間。毎日走るのが望ましいが、まず週3回、15~30分、残り4日間は、5分軽く走るか、スローステップを行う。

5.走ることで行動の切替や決断が速くなる。うっかりミスや間違いの発見など注意力が身につく。言語に関わる記憶力や知識をつかさどる部位が強化される。前頭前野、10野、46野、海馬を刺激するため。

6.カロリー消費はウォーキングの2倍。
 
よく考えれば本も音楽もクライマックスがあり、合間あいまに間奏やコラムなんかがある。
 
起承転結というか、ストーリー性もしっかりとある。
 
どれも読者や視聴者をたのしませるための工夫であろう。
 
ビジネス曲には、その本の流れをうまく同期させられるといい。
  

 

 

 

 

 

■160bpmとサビ入りの法則を適用する

実際にサビから入ってみよう。
 
導入部はいきなり160bpmルールをやぶる暴挙に出てしまったが、すぐにギヤチェンジしてるので許してほしい。
 
広い心でお聴きあれ ──
 
 
 
そして歌詞は以下のとおり ──
 

Slow-Jogging

    F                  Am7                    Dm               A7  
鼻歌唄える 笑みこぼれる 語らえる スピード保って
Bb    Am7  Dm7         Eb
歩幅小さく 蹴り上げず ──

F            FM7        F7           D  
判断力 注意力 記憶力 レベル上げて

Bb        F                Bb                 C
海馬や前頭前野 刺激するから

            Dm   DmM7                   Dm7        G
はじめは15分でいい いずれは1時間くらい

Bb             G                  C                       A
歩くより 走る方が カロリー消費は2倍

鼻歌唄える 笑みこぼれる 語らえる スピード保って

Bbm  Am7  Dm7    G                C
歩幅小さく 蹴り上げず 弾め

    F                  A7                                       Cm7           F7
走り出す前はウォームアップしない 走った後にクールダウンして

Bb    Am7   Dm7    Eb     C               F    
続けられる 時間帯に 駆け出そう
 
実際にこの本をよんでジョギングをはじめて、ジョギングしながらこの曲をつくった。
 
もはや、この曲が役に立たないワケがない。
 
おかげで今のところ3ヶ月間、ジョギングが続けられている。
 
どうも本を読む気になれない、という方はこの曲を聴くだけでも効果が期待できるんじゃないかとぼくはおもっている。
 
 
 

■あっぷりへんしょん ~ビジネス書を基にかいた曲は「ビジソン」と名づけます~

今回は「Eテレのスロージョギング番組がはじまったときに、OP曲の依頼がきたらどんな曲を書き下ろすか」を妄想してつくってみた。
 
アニメのオープニングみたいに勢いがあるほうがいい
 
そう、まるでアニソンのような ──
 
ん?
 
アニソン?
 
アニメソングか ──
 
そうだ、ぼくがつくってるのはビジネスソングだ。
 
さしずめビジソンじゃないか。
 
ということで、とりあえず「ビジネス曲」とよんでいたビジネス書のエッセンスを歌詞につめこんだ楽曲は、これから「ビジソン」と呼ぶことにします。
 
どうぞ、よろしく。
 
 
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