あっぷりノート

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あっぷりノート

大きなお世話を、小さなお世話に。

五線譜がなくても作曲はできるのか?『FamiTracker』を検証する

音楽
ロックマンのVGMを敬愛している。
 
同じ音を追求したいがなかなかそうもいかない。
 
一方で同じように崇拝している信者たちもいて、その手の情報源から「FamiTracker」がいいよ、という話を聞いた。
 
それなら早速、と採用したいところだが、気になるのは「FamiTracker」には五線譜がないらしい、ということである。
 
 

■FamiTrackerはこんなやつ

FamiTrackerがどんなものであるかはYouTubeで「FamiTracker Megaman」を検索すれば一発でわかる。
 
▼たとえばロックマン5の名曲とか


Napalm Man - MM5 [2A03, FamiTracker] (w ...


 
先人のソースが拝めるので写経にはうってつけだ。
 
 
ロックマン4の名曲(ちょっと見づらいけど)


FamiTracker - Megaman IV - Skullman - YouTube


 
うん、ロックマンの原曲に遜色ない。
 
 
ロックマン3のワイリー戦


Famitracker - Megaman 3 - Wily Stage Boss - YouTube


 
ぼくにもできるのだろうか。期待をおんぶして不安をだっこして、セットアップに取りかかることにした。
 
 

■セットアップ方法

セットアップ方法は驚くほど簡単。ダウンロードして、解凍して、起動するだけだ。
 
▼ここから無料ダウンロードできる
http://famitracker.com/
 

f:id:you_key69:20140927103510p:plain

 
 
▼圧縮ファイルを解凍すると、「FamiTracker.exe」が現れる。

f:id:you_key69:20140927103525p:plain

 
 
▼起動するとこの通り五線譜はない

f:id:you_key69:20140927103555p:plain

 
 
保存は専用のftm形式もできるし、wavファイルとしてもエクスポートできる。便利だ。
 
さて、先人のソースを参考に打ち込んでみよう。
 
 

■とりあえず「音」を打ち込む

題材は先に挙げた「ロックマン3のワイリー戦」。
 

▼操作方法がよくわからんので、これを参考にする
 
マウスは使わずほとんどキーボードだけで打ち込みができるのは、さすがは五線譜のないDAWソフトといったところ。 
 
でもはっきり云って普通のキーボードを鍵盤に見立てて打ち込むのは難しすぎる。
 

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/006/344/59/N000/000/000/step31_01.jpg

▲こんな感じに見立てる(上記Webサイトの画像) 
 
 
これはまさかFamiTracker仕様のタイピングをマスターしなきゃならんのでは…
 
あ。それよりもMIDIキーボードがあったほうが便利かも…
 
あーめんどk…とブツブツ云いながら打ち込んだのが、これ。
 
 
まず、音色はいじらずにデフォルトで鳴らしてみたが、ドラムパートが本当の意味でノイズになってしまった。
 
あと、フレームの考え方とチャンネル・エフェクト・コードってやつを多少使わないと、曲として完成形に持っていくのは厳しいかも。
 
 
▼チャンネル・エフェクト・コード等についてはここを参考にした

FamiTracker/ヘルプ - MCK Wiki*

 
 
音色をいじれば、もっとロックマンぽくなるみたいだけど…ひとまず導入編としては良しとしよう。疲れたし。
 
試すならまずボス戦のVGMで始めるのがオススメ。短いしアジャイルだし。
 
 

■Magical 8bit Plugと較べる

最後に比較対象として「Magical 8bit Plug」で同じ曲を作って検証してみる。
 
 
比べた感じ、FamiTrackerのようが荒々しくてロックマンぽい。
 
Magical 8bit Plugはナムコサウンド向きな気がする。
 
明らかにMagical 8bit PlugをCubaseで打ち込むほうが捗るんだけどね。
 
FamiTrackerはとにかく入力作業がしんどい。慣れの問題かもしれないが。

ただ、FamiTrackerにはまだまだパラメータや音色いじりの楽しみが残っていることを忘れてはいけない…

 

■あっぷりへんしょん ~五線譜がなくても曲は作れる~

 
なぜ五線譜がないのか、このドキュメンタリーを見て合点がいった。


Red Bull Music Academy Japan

 
 
ファミコンで音を鳴らしていた当時、五線譜に入力して曲を作ってくなんてもってのほかだったのだろう。 
 
ただひたすらプログラミングのように打ち込んでいく作曲作業。FamiTrackerは当時の作曲者の環境さえも再現しているのだ、と思うと入力作業の手間も気高い行為のように思えてくる。
 
テキスト出力も、何に使うのと思ったんだが、そんな五線譜のいらないコンポーザたちのための楽譜みたいなものなんだろう。
 
そんな「開発者目線」こそ、FamiTrackerがチップチューンをよりチップチューンたらしめる理由なのかもしれない。
 
別に開発者に聞いたわけでもないので、単なる憶測にすぎないが。
 
 
おかげで五線譜へのありがたみを実感することもできた ──
 
…と締めくくろうと思ったらが、よく考えたらぼくは普段から五線譜を使ってないことに気づいた。
 

f:id:you_key69:20140927104755p:plain

▲そうえばCubaseではピアノロールを使ってた
 
 
そうそう。五線譜は苦手なのです。
 
とにもかくにも、「五線譜がないので、代わりにMIDIキーボードが欲しくなった」というのがFamiTrackerを使ってみた結論である。
 
 
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