あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

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他流の門をたたいてみる

はっきり云ってこんなに早い段階で、フレームワーク作曲法でここまでサポートすることになるとは思ってませんでした。

 

「ジャズのフレームワーク」についてです。

 
 

▼ジャズへの挑戦

まずは初挑戦したジャズ(っぽぃ?)曲のお披露目です。

 

例の「新ノマド作曲術」で新たな息吹を注いだニューバージョンです。

 

ちなみにもともとの素材は、コレ→【視聴】

 
これにフレームワークをより所に、ジャジィなテイストをプラスしてみました。
 
 

フレームワーク

ジャズへの挑戦は今までで一番骨の折れる作業でした。

 

お手本からMTRをとり出して、使えそうなものを当てはめていくのは一緒ですが、「何をどう取り出すのか」「どうやって使うのか」の見当がつかないことばかりだったからです。

 

そんなプロセスをすべてはここに記せないので、ポイントをしぼって書きとめておきます。

 

【Melody】
・もともとのコード進行
Bbm - Bbm - Bbm - F

 

・代理コードに変換
Bbm - Db - Ebm - Cdim, F

 

・テンションコード
Bbm7 - Db(#11, 9) - Ebm7(11, 9) - Cm7-5 - F7(b9)

 

・基本コードを伴奏に、テンション分を起点に遊ぶとジャズっぽくなる?
・「II→V」のコード進行で「ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスダウン」を使うとジャズっぽくなる?

 

【Tone】
あえてピアノのみで。ピアノジャズが好きだから。
金管系でも良いでしょうが、低音のオスティナートに合わせるにはピアノがぴったりなんです!

 

・装飾音符を多用するとピアノジャズっぽくなる?(今回はやりすぎたかも)

 

【Rythm】
リズムはほぼ手をつけないことを前提にしました。全体の流れを壊さないためです。
さりげなくシャッフルビートをとり入れたくらいです。

 

ジャズドラムとかにするという選択肢もありましたが、インタフェースがはちゃめちゃになってしまうので却下。

 

ジャズマンも「フレームワーク」ということばこそ使わないとはいえ、もともとは頭で考えながら弾いてたんだと思います。それがいつしか体に染みついて、アドリブってのが反射的にあやつれるようになったんでしょうね。

 

そんなお手本たちを以下に記します。

 
 

▼お手本

ジャズの中ではピアノジャズが好きです。なので、できるだけそれを目指しました。

 

こんな感じの↓

 

上原ひろみ氏のジャズピアノを聴いたり、妻のジャズ譜をこっそりのぞいたりしてましたが、どれも難解でした。

 

せめて、ちょっぴり身近なジャズっぽい曲はないかと、ドリムシやジャンヌのジャジィなフレーズを爪弾きながら、なんとか知識の補完をしたんです。

 

D・N・A

D・N・A

基本の基本シリーズ ジャズギター

基本の基本シリーズ ジャズギター

 

「ジャズっぽい」「ジャジィ」という表現にしているのにはこういう経緯があってのことなのです。

 
 

▼編集後記

ゲーム音楽の視点からジャズを望んだときに、おもしろいゲームがあったことをおもい出しました。

 

 

マイナーなゲームかもしれませんが、オシャレなBGMに、ポップな世界観、軽快なアクションに愛らしいキャラクターと、かなり熱中した記憶があります。

 

《Slush》はぬかるみバトルをイメージしてましたが、ニューバージョンにはジャズの要素をとり入れたことで、ちょっと雨っぽさがプラスされたんじゃないでしょうか。