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フレームワークを換えて新カテゴリーを創る ~ボサノヴァ編~

知る人しか知らないボサノヴァ・ユニット『Musina
実はわたし、そんな組織に所属してます。
 
かえるの合唱 変奏曲集》を作っていく中で、ボサノヴァは外せないですし、もしかすると演奏する機会だって一番恵まれやすい環境にあるのでは、ということに気づくのにかなりの時間を要してしまいました。
 
というわけで、野望の実現に向けて考察していきます。
ボサノヴァの起源
ボサノヴァフレームワーク
ボサノヴァの活用シーン
 

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photo credit: Dani Alvarez Cañellas via photopin cc

 
私のキャリアにとっても、Musinaの活動にとってもカンフル剤になればいいなあ、なんて。
 
 

ボサノヴァの起源

ボサノヴァはブラジルが発祥とは云えど、源流をたどればジャズに行きつきます。
簡単にいうと、サンバとジャズの融合、それがボサノヴァです。
 
もうちょっと補足すると、サンバにはサンバ・カンサォンという踊りだけではなく、歌に重きを置いた曲調があったのですが、あまり大衆には受け入れられず、そこにジャズの要素を取り入れたことによって、ボサノヴァ(BossaNova:新たな風潮)として一気に普及したそうです。
 
今回はジャズをボサノヴァへ再編集するというのを試してみようと思います。
TheSlush ~InTheRain~》 でジャズに挑戦しました…と云えるほどの代物じゃあございませんが、それを転用してうまくいくかどうか。
 
 

ボサノヴァフレームワーク

ボサノヴァがジャズの派生なら、フレームワークも似かよってるのでは?と思い、検証してみました。
 
【Melody】 コード進行そのまま(Bbm7 - Db6(#11,9) - Ebm7(11,9) - Cm7-5, F7(b9))
【Tone】 ピアノそのまま
【Rhythm】 ボサノヴァ風のリズム
・リズム:3-2クラーベ
・ドラム、コンガ、シェイカー、トライアングル
 
ボサノヴァ風のリズム」と云ってしまうと身も蓋もないのですが、《弾ける!ボサノバ・ギター》からボサノヴァのリズムパターンを拝借しました。
ただ、如何せん7拍子のままなので、一筋縄ではいきませんでしたが…
近い将来、『Musina』でも演奏できるように、バイオリン × ギター×ドラムで再編成したいですね。
 
ちなみに曲名はポルトガル語で「緑の竪琴」という意味。「黒いオルフェ」に対抗して、です。
 
 

ボサノヴァの活用シーン

イパネマの娘》の印象が強いせいか、ボサノヴァにはどうも海辺のイメージがつきまといます。
 
 
やはり起源が南米だからですかね、《コルコヴァード》や 《おいしい水》、《波》など「水」との相性がいいようです。
 
BGMにするなら海辺のシーンがいいでしょう。というか、むしろ南国の海辺にでも佇みながらそんな曲を作ってみたいですね。
 
まさに「サウンドスケープの編曲」ができそうです。
 
 

▼あっぷりへんしょん ~フレームワークのシフトチェンジがカテゴライズをコミットする~

 ジャズとボサノヴァは親密なだけに、フレームワークも近い内容でアレンジできました。実際、リズムを変えただけでカテゴリーをシフトすることができたようです。
 
ということはリズムに限らず、フレームワークの組み合わせを変えることによって新たなカテゴリーの創出ってのもできるはず。
 
これはシンフォニックメタルが良い例ですね。フレームワークの組合せをかえるだけでネオクラシカルにもなります。
 
固定観念にとらわれず、色々まぜこぜにしてみると面白いでしょう。
 
 
ちなみにボサノヴァがサンバ由来ならば、サンバへの編曲もスムーズにいくかも…?あまり興味はありませんが…