あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

【超入門】GPSアートの始めかたを解説します!


たとえ

  • 速く走れなくても、
  • 遠くまで行けなくても、

ランニングには無限の楽しみ方があります


たとえば、GPSで絵を描いたりとか!

今回はカンタンに「GPSアート」が描ける(走れる?)方法を解説しまーす。


GPSアートとは

GPSアートとは

GPSの移動ログ(軌跡)をつないで、地上に絵を描くこと
を云います。


他にも「顔マラソン」「ランニングアート」「お絵かきラン」「STRAVAアート」 とか色んな呼び名がありますが。

走る速さや距離、目的地とは違った角度で楽しめるのがポイントです。

たとえば

百聞は一見に如かず。

たとえば、GPSログを書かれたTレックスとか↑


海外でもランナー(というかクリエイター?)がたくさんいるんですが、日本人アーティストでも天才的(変態的?)な方々が多くいらっしゃいます。

▼こちらはGPSアーティスト集団のサイト

大規模な作品で有名なのはYassanさんの「プロポーズ」ですかね。


休日ランナーさんが東京のド真ん中で走る「北海道」は大人気。

皇居や東京駅、靖国神社などの名所も巡れる走って楽しい、見て楽しいGPSアートです。

※2023/11/28 追記
作者名に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます m(__)m


個人的に目が話せないのが、Sweater(セーター)さんですね。

こういう時事ネタをリアルタイムで投入できるセンスを見ると、もはや天才としか思えません。

ちゃんと作品にゆかりのある地を通ったり、距離をあわせたり、

マジ尊敬です。

GIFアニメもかわいい。

GPSアートの心構え

さて、先人の作品には驚くばかりですが、ビギナーのわれわれはこんな作品をいきなり作れません。

超基礎の基礎から学んでいきましょう。


まずは簡単な図形から入るといいとおもいます。

  • 四角とか
  • ハートとか
  • 十文字とか

ね。


シンプルなお絵描きでも軌跡をイメージしながら走る良い練習になります。

そうそう、走らずに歩いてみるってもいいですね。


で、楽しかったら続ければいいし、向いてなかったらやめればいい。

「やるか、やらないか」ではなく、「改善を続けるか、続けないか」なのだ。

GPSアートのやり方

さて、ここまで来たらやるしかありませんw

1.キョリ測で下書きする

GPSアートは下書きが9割だとおもっています。

まず地図上に下書きしやすい、「キョリ測」というアプリ(無料)をインストールしましょう。
※PC版(webブラウザ版)もあるよ


キョリ測上でキャンバスにしたい地域を探します。

最初は田んぼとか碁盤の目になっている城下町なんかがオススメです。


絵は粗くなるけど融通が利きやすいので。

先述した四角とか十字とか、簡単な図形とかならすぐ描けます。


あまりに絵が大きすぎると走れない距離になってしまうので、もちろん距離も見ながら描いてくださいね。
※それができるのが、このキョリ測のすごいところ


もっと凝ったGPSアートを描きたーい、という方はSweater(セーター)さんのツイートがとても参考になります。

2.走る

下書きできたらあとはルートに沿って走るだけ。

しっかりGPS捕捉されている状態でスタートを切りましょう。


気持ちよく走れるようにできるだけルートを頭に叩き込んでおくと良いです。

念のため下書きはスクショして持ち歩いて、信号待ちとかに確認してください。

3.ログアプリで確認する

走り終えたらGPSログが確認できるアプリで確認します。

ここが一番ドキドキするところ。

NIKE

NRC(Nike Run Club)が個人的にはいちばん手軽で気に入っています。

背景画像と重ねられるのがいいですね。

STRAVA

ストラバアートと言われるくらいスタンダードなアプリ。

公開になっていないと正しく表示されなかったりするので、注意が必要です。

Velographic

STRAVAと同期をとることになるので、STRAVAに連携してることが条件となりますが。

GARMIN

もちろんGarminConnectやGarminSportsでも軌跡の確認は可能です。

GarminSportsであれば、地名や目印を非表示にできるのでプライバシーを守ることもできますね。

Relive

いちばん楽しいのは軌跡を動画で再生してくれるReliveではないでしょうか。


ちなみにセーターさんの兎はコレ。

私のとは大違い笑

さすがです m__m

注意点

さいごにGPSアートを描く(走る)上で注意すべきことを記しておきます。

地形・交通量に注意する

まずは下絵を描くうえでの注意点ですが、河川が多いと渡れる橋が限られてしまうので、よほどセンスがないとうまく描けません。


↑それでも描ききってしまうYassanは芸術家


あと、平面的に見すぎて高低差を忘れがちなので、アップダウンにも気をつけましょう。


特に注意したいのは、歩行者や交通量ですね。

ルートにばかり目が行き過ぎて、すれ違う人や道路への注意がおろそかにならないように注意してください。

安全第一で!

スタート地点に配慮する

GPSアートは軌跡を大公開することになるので、できるだけ自宅をスタート地点にしないことをオススメします。

自分自身に限らず、もろもろにプライバシーへ配慮しておきましょう。

気持ちを強く持つ

やってみるとわかりますが、GPSアートでは同じようなところを何度も通ったり、ゴール目前で折り返したりします。

その度にショートカットできるのにとか思っちゃダメ笑


距離が長くなればなるほどメンタルが追い込まれるので、気を強くもって!

方向音痴

走っている最中、今自分が下絵のどこを走ってるかを意識しながら走ることが大切です。

迷子になりかねないので。


いま耳の部分だから〜次の角を右折だな、みたいに位置を鳥瞰できるとスムーズに進めます。

方向音痴でニガテ〜という方は、地図を持ち歩くかナビアプリを使うといいと思います。

下見

よく知っている道なら問題ありませんが、見知らぬ土地だと歩道がない!とか、渡れないじゃん!とか問題にぶち当たることがあります。

不安なときはストリートビューで確かめておきましょう。


たまに工事中で、泣く泣く迂回なんてこともありますが苦笑

さいごに

GPSアートは早く走れなくても、遠くまで行けなくても、別の楽しみ方ができるランニングです。

まともに走れなくても楽しめるってやっぱりランニングの可能性は無限大


置かれた場所で咲きましょ。

Fix the Bits.