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病気を克服!ステップアップを図るWS(ウィンドスプリント)


こんな方にオススメの記事
  • 病気を克服しつつ、まともに走れるようになりたい?

  • その役目、WS(ウィンドスプリント)にお任せあれ。


    WSのような

    • インターバルトレーニングがうつ病やパニック障害に効く
    • さらに速いペースに体を慣らすことができる

    ので、ステップアップの基礎づくりとしても一石二鳥


    8月。昨年パニック障害を発症した同じ月で、ここまで回復できたのはWSのおかげだと思っているので、同じ境遇の方はレアかもしれませんが、共有させていただきます。


    病気を克服し、さらなる高みへ

    私がパニック障害を発症したのは昨年(2022年)の8月でした。

    原因は熱中症による後遺症(いわゆるトラウマってやつ)。今年1月にランニングを再開するまでは、ホント霧の中をさまよっているような感覚でした。

    しかし発症から1年、あることを続けたおかげで薬を飲まなくても良いくらいに奇跡的な回復を遂げました。

    暑い時期こそフラッシュバックしそうなものなのに、なんと再発しなかったのです。

    もちろん、ここに安住するつもりは毛頭ありません。私には「2030年にサブスリーをする」という壮大な使命があるので。


    次を見据えなければならないのです。

    そんな病気の克服とリブート(再起動)の後ろ盾になってくれそうなのが、WS(ウィンドスプリント)でした。

     

    WS(ウィンドスプリント)で克服する

    そもそもWS(ウィンドスプリント)とは何か?

    読者のみなさんは既知だとは思いますが、うちの母でも分かるように改めて説明しておきます笑


    WS(ウィンドスプリント)とは

    数百メートルの短い距離を全力の8割程度の出力で複数回くり返し走ること。通称、流し。
    のことです。


    道路の十字ピン(基準点、測量点)を目安に走ってもいいし、電柱から電柱まででザックリ走ってもいい。もちろんランニングウォッチやアプリのトレーニングモードを使っても良いです。


    ▲私はジョグの途中、堤防を行ったり来たりしてます


    WSは入れるタイミングによって

    • ウォーミングアップ
    • ジョグの質向上
    • 速い動きの練習
    と多様な効果が期待できるので、コスパが高く全ランナーに重宝されているトレーニングとなります。

    WSが効果的なワケ

    これがなぜパニック障害や次のステップに有効なのかを少し解説したいと思います。

    パニック障害の克服

    簡単にいうと、WSには

    • 抗うつ剤と同じ効果を発揮しつつ
    • 心拍が上がっても発作とは違うと洗脳できる
    という2段構えでパニック障害を抑える働きが期待できます。

    うつ病に効くインターバルトレーニング

    ご興味あればコチラの記事を参照して頂きたいですが、わがバイブル『運動脳』曰く

    BDNF(※)を大量に増やしたければ、有酸素運動のうちでもとくに「インターバル・トレーニング」が適している。<中略>もっとも肝心なのは心拍数を増やすこと。

    なんですよね。

    ※BDNF:脳由来神経栄養因子。近年、うつ病患者にBDNFが有意に不足していることが報告されている。

    だからランニング(特に高強度のトレーニング)で心拍数を上げて、BDNFを増やしたほうが良いはず。

    ※逆に軽い有酸素運動ではBDNFほとんど増えないそう


    私はこれを読んでランニングを再開し、いつかWSまで上り詰めてやる!と決意しました↓

    パニック脳の洗脳

    さらに。これは全然オススメはしませんが、

    常に発作が起きそうな環境(心拍数)に身を置くため
    にWSはうってつけです。
    ※本当にオススメしないので、自己責任でよろしゅうm(__)m


    経験上、心拍が160bpmくらいまで上がると発作によるドキドキと身体が混同してフラッシュバックが起きやすいこともだんだん分かってきました。


    ▼中華製でもいいので心拍計があるといい(おすすめはアームバンド型)

    しかし、逃げずにあえてそこを攻めるのです(何度もいうけど、自己責任で!)

    バクバクしても、これは発作じゃない。ただのWSなんだ、と洗脳するのです。


    「洗脳」というとネガティブに聞こえるけど、読んで字のごとく脳を洗うんです。パニック脳を洗浄してあげましょう。

    まさに英語の「brain wash」が近いニュアンスかもしれませんね。

    WSはポイント練習


    このWS、私にとってはある種の閾値走のようなものでした。

    乳酸性作業閾値(乳酸の処理が追いつかなくなる強度、LT)を攻め続けて閾値を上げるのとちょっと似ていますよね。パニック発作が起きそうな心拍数を刺激し続ける、みたいな。ちょっと違うか笑

    いや。スーパーサイヤ人の負荷に慣れるために常にスーパーサイヤ人でいる、というほうが分かりやすいかも笑(分かります?)

    いずれにせよWSのおかげでフラッシュバックにも発作に悩まされることはなくなりました。

    速いペースへの順応

    さて、WSを敢行するのはパニック障害の克服だけではありません。


    私は2030年にサブスリーしなければならないのです。そのつもりでランニングを再開しましたし、今もこの目標は変わってません。

    ただ、今年(2023年)は変なことをやらない。ジョグとWSだけで生き延びる。ここも変わってません。その範囲内でやれることはトコトンやってやろうと思ってます。

    ㌔5でスッキリ

    WSは8割くらいの出力とはいいますが、全力じゃないけど数百メートルなら気持ちよく走れる速さという感じでOKです。


    しかし、結構頑張ってるつもりなのに5'00/kmだったりします。

    こんなやつが本当に4’15/kmで3時間も走れるようになるのか、想像がつきません^^;


    ほとんど走れなくなったカラダをサブスリーに持っていくには相当のパワーと時間を要することでしょう(そういう意味でも7年後)。

    まだまだ時間がかかりそうなので、この時期にゼロベースでやり直そうと思います。

    フォーム改造計画

    目標まで7年ありますし、復活までどのみち時間がかかるので、今は「アキレス腱炎を悪化させないためにフォームを磨いていくこと」を重視します。

    フォームの改造は時間がかかりますからね。


    フォーム養成アキレス腱静養。その舞台にWSを活用しようというわけです。

    お尻キック

    どのようにフォームを改造するかというと「お尻キック」です。

    この「お尻キックWS」は

    • 着地が真下になる
    • 連動して肘が引けるようになる
    • お尻やハムストリングが強化される
    とメリット盛りだくさん。
    (このテーマで1記事書きたいくらい)

    ただし、後方に反りやすいので、体幹は思っている以上に前傾にしてちょうどいいくらいだと思います。

    ケーススタディ

    私の場合

    私の例で恐縮ですが、ジョグの途中に「100mを4本」という比較的短く少ない本数でこなしています。

    これでもリハビリとしては十分な刺激になるのです。


    板についてきたら距離を伸ばしてもいいし、回数を増やしてもいい。

    自由度が高いのがWSの面白いところですね。

    他のランナーさんたち

    ここではWSしながら未来への架け橋を渡ろうとしているランナーさんたちをご紹介したいとおもいます。

    って、ぜんぶ私ですが(゚∀゚)
    #どうも、お久しぶりです

    注意点

    注意点は、思考停止してスグ飛びつかないこと。


    病気やケガで体力が底を這ってるとWSでもキツいんです。

    私の場合は8月にようやく頻度を上げられるようになりましたが、そのレベルにたどり着くまでにランニングを再開してから半年かかりました。それくらい日々の地ならしが大事なのです。

    それまでは調子が良くても調子が悪くても変なこと(WS含む)はせず、同じ距離(または時間)だけをひたすら走る(※)という営みが支えてくれました。

    ※個人的に「ドルコスト平均走」と呼んでいます。これはまた別の機会に解説させてください。

    まとめ

    WSのおかげでだいぶラクに走れるようになってきました。WSを頑張るとふだんのジョグもだんだん余裕が出てくるようになるんです。

    くだんの『運動脳』では「運動は抗うつ剤と同じ効果がある」と云っていましたが、私は

    WS(ウィンドスプリント)は抗うつ剤以上の効果がある
    と思っています。


    万人にオススメはできませんが、体力が戻ってきたらぜひステップアップに活用してみてください。

    Fix the Bits.