こんな方にオススメの記事
その役目、WS(ウィンドスプリント)にお任せあれ。
WSのような
- インターバルトレーニングがうつ病やパニック障害に効く
- さらに速いペースに体を慣らすことができる
ので、ステップアップの基礎づくりとしても一石二鳥。
8月。昨年パニック障害を発症した同じ月で、ここまで回復できたのはWSのおかげだと思っているので、同じ境遇の方はレアかもしれませんが、共有させていただきます。
病気を克服し、さらなる高みへ
私がパニック障害を発症したのは昨年(2022年)の8月でした。
原因は熱中症による後遺症(いわゆるトラウマってやつ)。今年1月にランニングを再開するまでは、ホント霧の中をさまよっているような感覚でした。
しかし発症から1年、あることを続けたおかげで薬を飲まなくても良いくらいに奇跡的な回復を遂げました。
🏃8月のランニング記録
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月30日
・距離 88㎞
・回数 22回
3日に1回という縛りを外したら豪雨以外は大体走れた。さらにパニック症の薬を飲まずに過ごせた。これは快挙。暑い時期にぜんぜん期待してなかったけど、これもひとえに𝕏ランナーの皆さんのおかげです。いつもありがとうございます😌 #朝ラン #4K pic.twitter.com/TImWXU8iFl
暑い時期こそフラッシュバックしそうなものなのに、なんと再発しなかったのです。
もちろん、ここに安住するつもりは毛頭ありません。私には「2030年にサブスリーをする」という壮大な使命があるので。
次を見据えなければならないのです。
そんな病気の克服とリブート(再起動)の後ろ盾になってくれそうなのが、WS(ウィンドスプリント)でした。
WS(ウィンドスプリント)で克服する
そもそもWS(ウィンドスプリント)とは何か?
読者のみなさんは既知だとは思いますが、うちの母でも分かるように改めて説明しておきます笑
WS(ウィンドスプリント)とは
道路の十字ピン(基準点、測量点)を目安に走ってもいいし、電柱から電柱まででザックリ走ってもいい。もちろんランニングウォッチやアプリのトレーニングモードを使っても良いです。
▲私はジョグの途中、堤防を行ったり来たりしてます
WSは入れるタイミングによって
- ウォーミングアップ
- ジョグの質向上
- 速い動きの練習
WSが効果的なワケ
これがなぜパニック障害や次のステップに有効なのかを少し解説したいと思います。
パニック障害の克服
簡単にいうと、WSには
- 抗うつ剤と同じ効果を発揮しつつ
- 心拍が上がっても発作とは違うと洗脳できる
うつ病に効くインターバルトレーニング
ご興味あればコチラの記事を参照して頂きたいですが、わがバイブル『運動脳』曰く
BDNF(※)を大量に増やしたければ、有酸素運動のうちでもとくに「インターバル・トレーニング」が適している。<中略>もっとも肝心なのは心拍数を増やすこと。
なんですよね。
※BDNF:脳由来神経栄養因子。近年、うつ病患者にBDNFが有意に不足していることが報告されている。
だからランニング(特に高強度のトレーニング)で心拍数を上げて、BDNFを増やしたほうが良いはず。
※逆に軽い有酸素運動ではBDNFほとんど増えないそう
私はこれを読んでランニングを再開し、いつかWSまで上り詰めてやる!と決意しました↓
パニック脳の洗脳
さらに。これは全然オススメはしませんが、
※本当にオススメしないので、自己責任でよろしゅうm(__)m
経験上、心拍が160bpmくらいまで上がると発作によるドキドキと身体が混同してフラッシュバックが起きやすいこともだんだん分かってきました。
▼中華製でもいいので心拍計があるといい(おすすめはアームバンド型)
しかし、逃げずにあえてそこを攻めるのです(何度もいうけど、自己責任で!)
身体を動かすことで「心拍数や血圧が上がっても、それは不安やパニックの前触れではなく、よい気分をもたらしてくれるものだ」と運動が脳に教え込む。これがアメリカの不安障害の大学生がウォーキングによって体験した効果である── #運動脳
— ユーキ.アオヤマ🌵オッサン美容×コーチングRUNNER (@onji0609) 2022年12月12日
ということで、歩いてきました。Voicy聴きながら😌 pic.twitter.com/LhCx1WPHds
バクバクしても、これは発作じゃない。ただのWSなんだ、と洗脳するのです。
「洗脳」というとネガティブに聞こえるけど、読んで字のごとく脳を洗うんです。パニック脳を洗浄してあげましょう。
まさに英語の「brain wash」が近いニュアンスかもしれませんね。
WSはポイント練習
このWS、私にとってはある種の閾値走のようなものでした。
乳酸性作業閾値(乳酸の処理が追いつかなくなる強度、LT)を攻め続けて閾値を上げるのとちょっと似ていますよね。パニック発作が起きそうな心拍数を刺激し続ける、みたいな。ちょっと違うか笑
いや。スーパーサイヤ人の負荷に慣れるために常にスーパーサイヤ人でいる、というほうが分かりやすいかも笑(分かります?)
いずれにせよWSのおかげでフラッシュバックにも発作に悩まされることはなくなりました。
速いペースへの順応
さて、WSを敢行するのはパニック障害の克服だけではありません。
私は2030年にサブスリーしなければならないのです。そのつもりでランニングを再開しましたし、今もこの目標は変わってません。
ただ、今年(2023年)は変なことをやらない。ジョグとWSだけで生き延びる。ここも変わってません。その範囲内でやれることはトコトンやってやろうと思ってます。
㌔5でスッキリ
WSは8割くらいの出力とはいいますが、全力じゃないけど数百メートルなら気持ちよく走れる速さという感じでOKです。
しかし、結構頑張ってるつもりなのに5'00/kmだったりします。
こんなやつが本当に4’15/kmで3時間も走れるようになるのか、想像がつきません^^;
ほとんど走れなくなったカラダをサブスリーに持っていくには相当のパワーと時間を要することでしょう(そういう意味でも7年後)。
まだまだ時間がかかりそうなので、この時期にゼロベースでやり直そうと思います。
フォーム改造計画
目標まで7年ありますし、復活までどのみち時間がかかるので、今は「アキレス腱炎を悪化させないためにフォームを磨いていくこと」を重視します。
フォームの改造は時間がかかりますからね。
フォーム養成とアキレス腱静養。その舞台にWSを活用しようというわけです。
お尻キック
どのようにフォームを改造するかというと「お尻キック」です。
#朝ラン #4K
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月5日
【たまには役立つことを】カカトをお尻につける意識で走ってみて。接地が短くなって効率的に進めるから。アップに○、ジョグ中なら更に○、WSならもっと◎ですぜ。アキレス腱への負担も減るし、ハムとお尻もバキバキになるよ。おかげで今朝は体が重かった【実はただの言い訳】 pic.twitter.com/jVHavZp4uy
この「お尻キックWS」は
- 着地が真下になる
- 連動して肘が引けるようになる
- お尻やハムストリングが強化される
(このテーマで1記事書きたいくらい)
ただし、後方に反りやすいので、体幹は思っている以上に前傾にしてちょうどいいくらいだと思います。
ケーススタディ
私の場合
私の例で恐縮ですが、ジョグの途中に「100mを4本」という比較的短く少ない本数でこなしています。
#浅ラン #4K
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月11日
【騙されないで】実は健気に身長を延ばすストレッチを続けてます。昨日職場の女子に理想の身長を聴いたら178cmだったので「俺の成長爆速だからあと10cm暗いワンチャンいけるかも」と行ったら「それ整腸じゃなくて進化w」「もはや執念で草」と100点の解凍。でも、さすがに気づいた?俺… pic.twitter.com/5PA87KlCea
これでもリハビリとしては十分な刺激になるのです。
板についてきたら距離を伸ばしてもいいし、回数を増やしてもいい。
自由度が高いのがWSの面白いところですね。
他のランナーさんたち
ここではWSしながら未来への架け橋を渡ろうとしているランナーさんたちをご紹介したいとおもいます。
【注意喚起】連休に新しいことを始めちゃダメだよ。だって連休明けたらどうすんの?ランも美容も𝕏も続けてこその“未来”がある。だから僕は始めない。というか弊社にお盆休みという概念がない。私の𝕏を覗いてる弊社社員にはそこら辺からの着手をオススメする。おいらの“未来”のために。 #朝ラン #4K pic.twitter.com/kesBtcjX1k
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月10日
朝ランのあとは日陰のコンクリートに寝転がるのがオススメ。❶冷えてて気持ちいい❷そよ風が感じられる❸開放感を味わえる。周りからの冷たい視線を浴びればより涼しくクールダウンできるよ。近所で探してみてね。但し、踏まれたり轢かれたりしないように注意。今日もナイスランでした!#朝ラン #4K pic.twitter.com/qC5u7jj7vm
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月12日
#朝ラン #4K
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月17日
台風で3日休足。
その間、調べた“美”の秘訣によると
❶有酸素運動
❷スキンケア
❸亜鉛
が重要みたいです。
なので不足しがちな亜鉛強化を始めてみました😌
亜鉛はランにも良さげだし、さらに
①髪
②肌
③発育
④免疫力
⑤生殖機能
にも効くらしい。
どおりで今朝もg…(自主規制) pic.twitter.com/Y4P2wSgE3O
知ってた?PDCAはもはやオワコン。2023年のトレンドは「DDDD」だよ。迷ったら「やる」か「やる」。うまく行かなくても軌道修正しながらやる。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるんだ。僕も地面スレスレで滑空できたからみんなもきっと大丈夫。但し、アキレス腱は微妙。#朝ラン #4K pic.twitter.com/fUszyW8IJJ
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月18日
子曰く、何人の問題の起こらぬ時においてその心掛けを練っておき、しかしてことに会しものに触れた時それを順序よく進めることが肝要である。つまり、バカンス中も折にふれて日常のことを考えておけば円滑に仕事モードに切り替えられるということ。『論語』を読めば何も恐れることはない😌#朝ラン #4K pic.twitter.com/umQq5qo4Go
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月28日
って、ぜんぶ私ですが(゚∀゚)
#どうも、お久しぶりです
注意点
注意点は、思考停止してスグ飛びつかないこと。
病気やケガで体力が底を這ってるとWSでもキツいんです。
私の場合は8月にようやく頻度を上げられるようになりましたが、そのレベルにたどり着くまでにランニングを再開してから半年かかりました。それくらい日々の地ならしが大事なのです。
🏃♂️7月のランニング記録
— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年7月30日
・予実 15/13回
・達成率 115%
今の僕には前で引っぱることはできないけど、みんなを底辺で支えることはできる。そのために丁寧に杭を打つ。
パニック障害になってちょうど1年。ランと𝕏のおかげでゲボ屑の人生が365日で好転した。感謝の7月。8月も!#死んだらゴメン笑 pic.twitter.com/vwF9GWgL3u
それまでは調子が良くても調子が悪くても変なこと(WS含む)はせず、同じ距離(または時間)だけをひたすら走る(※)という営みが支えてくれました。
まとめ
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— ユーキ.アオヤマ🌵ᴱᴺQᵁᴱᵀᴱ ᴿᵁᴺᴺᴱᴿ (@you_key69) 2023年8月23日
劇的?ビフォーアフター
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←左:7/2
→右:8/23
7月頭のほうが涼しくてペースもゆっくりだったのに心拍は156bpm。一方、昨日は暑くてペースも上回ってたけど150bpmに収まってた。上出来です。
毎回何の変哲もないランの積み重ねだけど、𝕏のおかげで楽しんで走れています。みんな、ありがとう😌 pic.twitter.com/04CTyk7W5W
WSのおかげでだいぶラクに走れるようになってきました。WSを頑張るとふだんのジョグもだんだん余裕が出てくるようになるんです。
くだんの『運動脳』では「運動は抗うつ剤と同じ効果がある」と云っていましたが、私は
万人にオススメはできませんが、体力が戻ってきたらぜひステップアップに活用してみてください。
Fix the Bits.