こんな方にオススメの記事
もはや大規模イベントの中止・延期は免れない状況になってきました。
もちろんマラソン大会の自粛もしばらく加速していくことが予想されます。
すなわち!
「ひとりマラソン」をする人口が増えるとみた!
しかし、いきなり「ひとり」で「マラソン」ってハードルが高いですよね。
なので、まずは「下見(したみ)」してみませんか。
下見も立派なトレーニングのうちです。
今回は一般的なマラソン大会の下見から、ひとりマラソン向けの下見、そして下見の楽しみ方まで解説しちゃいます!
ひとりマラソンの問題点
先日「ひとりマラソンを決行するためのコース設計」と題して記事を書きました。
その文中で、注意点として以下の3つの注意点
- 交通
- 補給
- メンタル
をあげたのですが、中でも「交通」は大きな課題だと考えるため、今回はそこにフォーカスを当てたいと思います。
走る前の心的ストレス
初めて参加するマラソン大会では走るコースも初めてなので、不安がつきまといます。
- スタートはどこか
- どんなコースなのか
- アップダウンはあるのか
- 走りづらいところがないか
- 補給はどこでするのか
- トイレはあるのか
- ゴールはどこか
- どこを走ればいいのか
- どんなところなのか
- 歩道はあるのか
- 交通量は?
- 道幅は?
交通規制がされていないぶん、他人に迷惑をかけずに、かつ自分の身は自分で守らなければならないのです。
こりゃあ、ハードルが高そうだ。
やめとこっかな…
ちょっと待ってください。
ハードルを下げる方法はあります。
なぜ下見が必要なのか
その方法こそ「下見」です。
下見をすることで一定の不安が解消できます。
マラソンを走る上で、下見には下記のメリットがあります。
- 不安を軽減
- 安全に走るため
- レース戦略を立てる
- タイムロスのリスク削減
そして、ちゃんと下見をしてみると
- 下見自体がトレーニング
であることに気づき、もはや
- 下見は最高のレクリエーション
にすることにも気づけるようになります。
ひとつずつ詳らかにしていきましょう。
不安を軽減
公式レースであれば、案内にコースマップや高低図が載っていることでしょう。
それを眺めて頭の中にインプットするのは大前提です。
今なら公式サイトで、コース動画が公開されてたり、調べようと思えばGoogleマップで雰囲気を感じることはできます。
しかし、机上で眺めるのと実際に現地を訪れるのとでは大ちがい。
- スタートはどこか
- どんなコースなのか
- アップダウンはあるのか
- 走りづらいところがないか
- 補給はどこでするのか
- トイレはあるのか
- ゴールはどこか
という不安も、地図を片手に下見していくとスルスルっと解消していきます。
ひとりマラソンの場合は、自分で設計したコースが想定通りか確認するために下見は有効です。
特に「迷子にならないか」の不安は払拭しておくべきです。
道に迷ってしまうかも…
と思ってると、本意気で走れませんし、実際に迷子になってしまったらもうアウトですね。
走る目的が変わって来てしまいます。
そうならないためにも下見はしておきましょう。
安全に走るために
ひとりマラソンに特化したメリットかもしれませんが、安全安心なコースを走るため、下見は必須といって過言ではないでしょう。
先日、未踏の地に下見におとずれましたが
- 歩道が左右どちらにあるか分かった
- 歩道がない道があることが分かった
- もっと良さげな道が見つかった
とメリットは盛りだくさん。
その結果、一部コースも修正しました。
▲なぜかエラーでGARMINに保存できなかったのですが…
あと、図らずしていい感じのトイレが発見できたりします。
これは地図とにらめっこしてるだけじゃ見つけられなかった副産物ですね。
レース戦略を立てる
レースプランを立てるうえでも下見は有効ですね
- どこで温存するのか
- どこでスパートをかけるか
- どこのアップダウンがキツいのか
駅伝部の学生たちも車でコースを周り、気になるところは実際に下りて走ってみるそうです。
そうそう、走って下見するのもいいですが、私はエネルギー節約のために自転車やクルマでいくことをおすすめしています。
タイムロスのリスク削減
もし本当に道に迷ったりしたら最悪です。
- 会場にたどり着けない
- スタート地点にたどり着けない
- ゴールにたどり着けない
そうならないように
- ちょっと早めに出なきゃ
- そのために早起きしなきゃ
- 結果、あんまり寝れなかった
というような負の連鎖にならないように、ゆっくり睡眠を確保するためにも下見は有効なのです。
下見もトレーニングのうち
やってみるとわかりますが、下見をしておくことで余計な心配事がなくなり、本来の目的に集中できるようになります。
思えば人生の節目はいつも下見してきました。
- 大学受験の試験会場
- 就活の最終面接会場
- 初レースのおおがきマラソンコース
- 初サブ4のいびがわマラソンコース
例えば
僭越ながら、実際に私が過去に下見をしたときの記事を紹介します。
おおがきマラソンコースの下見
ハーフとはいえ、初めてのマラソン大会だったので緊張をほぐすためにママチャリで下見しました。
記事にも書いていますが、下見はできるだけ交通量の少ない早朝のほうが、周りを気にせずゆっくりと確認できます。
いびがわマラソンコースの下見
クルマにクロスバイクを積んで1回、あとフルのコースを3分割して、3回走りに行きました。
下見のあと、池田温泉や藤橋の湯(揖斐川温泉)に入って帰ったりできたので、最高でした。
「下見は最高のレクリエーション」とも云えるでしょう。
下見は楽しむべし
クルマや自転車で行こう
前述してしまいましたが、下見は自分の足で走って/歩いてするのもいいですが、クルマでも自転車でもOKです。
私はエネルギー節約のために自転車やクルマでいくことが多いです。
特にフルマラソンのコースなんかは、走って下見はキツイですからね。
細い道が多いなら機動力の高い自転車がいいですね。
コースが自宅から離れてるなら、自転車をクルマに運んで「シックスホイール(4輪+2輪)」にしてしまい、あえて楽しんでしまう方法もあります。
ただし、脇道運転にはならないように十分に注意してくださいね。
- どうしても走ってみたい
- 予行演習として走りたい
というような場合は、3分割くらいにして15kmずつ走るようにしたほうがいいと思います。
レジャーと掛け合わせる
下見ついでにそのまま出かけてしまうのもいいですね。
むしろ出かけたついでに「あ、この道良さそう」とクルマで下見しちゃうこともあります。
せっかく遠出するなら、下見とレジャーを掛け合わせてしまいましょう。
あっぷりへんしょん ~下見は楽しい~
あらためて整理をしますと、マラソンを走る上で下見には下記のメリットがあります。
- 不安を軽減
- 安全に走るため
- レース戦略を立てる
- タイムロスのリスク削減
- 下見自体がトレーニングになる
- レクリエーションとして楽しめる
初めてのレースで不安だという方は、もし行けるなら現地の雰囲気・風土を感じる意味でも下見してみると落ち着くかなと思います。
とくに「ひとりマラソン大会」を催すような方は、周りに迷惑をかけずに安全に走れるかを第一に考え、コースを設計し、下見で最終確認していただきたいとおもいます。
すべてのランナーに、幸あれ!