初耳だとしたらすみませんが、ぼくはランニング中に音楽を聴くのは反対派でした。
ただ最近、ある条件下ではそのポリシーを緩和してもいいんじゃないかと、思いはじめてきたのです。
僕がランニング中に音楽を聴くことに反対する理由
理由1.コンポーザーとしての機会損失
僕は自称コンポーザー(作曲家)です。
作曲家はいついかなるときも曲作りのことを考えています。
目にする風景や、川のせせらぎ、野鳥のさえずり。
ランニング中に触れる、いろんな素材からインスパイアされることがあります。
それは偶然の産物で、いつ舞い降りてくるかわかりません。
そういうチャンスに音楽を聴いているとジャマになってしまうのです。
一世一代の作品が創れるチャンスを逃してしまうのです。
笑っちゃうでしょ?
でも、本気でそう考えてたんです。
理由2.耳をふさぐ危険
もう一つの理由はまともな理由です。
もともと公共の場でのイヤホン(ヘッドフォン)は反対でした。
単純に聴覚が遮断されるというのと、音漏れです。
とくに走っているときに周りの音が聞こえないのは危険です。
景観遺産や文化財をめぐっていると、たまに歩道がない道を走ったりします。
そんなときにクルマが近づいてくる音が聞こえないと怖いのです。
もちろん僕も怖いですが、クルマを運転する方にも迷惑でしょう。
早めに反応できれば、田んぼの中によけて、道を空けることもできますからね。
ランニングと音楽
ただ、上記条件がクリアになっていれば、ランニング中の音楽は必ずしも悪いことばかりではないと、最近思い始めました。
・20km以上走ってると、曲作りどころではなくなる
・そもそも、走っててそんなに曲はひらめかない
・堤防を走ってるのでクルマに遭遇しない
・交差点もない
・実は頭の中では脳内BGMが流れている
ガチのトレーニングでは上記の状態になりがちで、イヤホンを敬遠する理由にはなっていないことに気づいたのです。
とくに「頭の中では脳内BGMが流れている」という気づきが大きい。
最近の脳内BGMはもっぱらドラマ『陸王』のメインテーマです。
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頭のなかで自分の走りと茂木裕人の走りがリンクするんです。
ハーフマラソンをレースペースでトレーニングしていたころは、MR.BIGのダディブラ(DADDY, BROTHER, LOVER and LITTLE BOY)でした。
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テンポとレースペースがちょうどよかったんです。
苦しいときにはミスチルの『GIFT』や『終わりなき旅』に支えてもらったこともあります。
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すべて脳内BGMで、これだけの効果があります。
それを実際にイヤホンを通して聴ければ、もしかしたらランニングにもむしろ良い効果が期待できるかもしれません。
あっぷりへんしょん ~ランニング中に音楽を聴くこと~
一定の条件をクリアすれば、ランニング中の音楽は悪くない効果をもたらしてくれる可能性があります。
・モチベーションアップ
・ペース管理
・精神のリカバリー
走る距離に応じて、プレイリストを組み立てても面白いかもしれません。
最初はモチベーションが上がる曲、次にペースが維持できる曲、終盤には元気になれる曲 ──
僕はそもそもプレイヤーの環境をもち合わせてないので、そこから構築する必要があります。
ちょっとまだ食指はうごきませんが、他にも「こんなメリットがあったよ」という意見があったら、教えてください。
以上、よろしくお願いいたします。