こんな方にオススメの記事
Noイヤホン派でしたが、骨伝導イヤホンを装着して30km・2時間半走ってきました。
結論から申し上げますと、苦しいはずの30kmを楽しく強く走ることができました。
イヤホンランの問題点
私はイヤホンランについて、2年前にこんな記事を書いていました。
イヤホンをしない主な理由として
- 危険
- アイディア発想の妨げになる
しかし、当時も記事中で述べているとおり、一定の条件を満たせばやってみたいという状態だったのです。
あれから2年…
Time has come.
その条件を満たすときが来たのです。
問題を解消する「骨伝導イヤホン」
後述しますが、
- 耳をふさがない骨伝導イヤホンとの出逢い
- 2021年はロング走を有意義に走りたい
- Mr.Childrenのニューアルバムが聴きたい
購入したのはAfterShokzの「OpenMove」です。
AfterShokzやOpenMoveに関するレビューはまた改めて詳報します!
30km走の結果
さっそく骨伝導イヤホンを装着して走った30km走の結果をお知らせします。
おはようございます!
— アオヤマユウキ🌵CYBORG RUNNER (@you_key69) 2021年1月2日
🏃30K #朝ラン
・Eペース+プチBU
どうしてもロング走りたくて行って参りました。なぜなら #AfterShokz イヤホンを試したかったから!
プレイリストは黒夢とミスチル。音楽のアート的な側面と実利的な側面に支えられた楽しい30Kでした😌
皆様も良い一日を! pic.twitter.com/dgHDv97HRb
- 前半 Eペース
- 後半 プチビルドアップ
前半(Eペースジョグ)
Eペース(4'50〜5'00/km)で20kmまで巡航。
ペースを気にせず、どちらかというと音楽を聴くことを楽しみながら走ることができました。
後半(ビルドアップ)
21km以降はMペース(4'15/km)まで徐々に上げるビルドアップを試みました。
ハーフを超えてから苦しくなる時間帯に180bpm前後のハイテンポの曲を流すことで正確にピッチを刻むようにつとめました。
骨伝導イヤホンの感想
感想は以下のツイートのとおり。
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— アオヤマユウキ🌵CYBORG RUNNER (@you_key69) 2021年1月2日
ラン × イヤホンの感想
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・久々に音楽鑑賞の時間がとれた
・ミスチルの歌詞に勇気づけられる
・黒夢のテンポがランニングに最適
・ランニング中の"主人公感"が増す😌#AfterShokz に限っていえば
・雨風OK
・揺れない痛くない気にならない
・足音、クルマの音、鶏の鳴き声がちゃんと聞こえる🐔 https://t.co/ZMzYG8a4cH pic.twitter.com/k1WTcblL8G
いちばん懸念していた「走行中に回りの音が遮断されないか」はまったく問題なしという結論におちつきました。
イヤホンする/しないにかかわらず、できるだけ安全な場所を走るにこしたことはありませんが。
イヤホンランの効果
イヤホンを装着することにより感じたメリットをまとめると以下のとおり。
- 音楽鑑賞ができる
- テンションが上がる
- モチベーションが上がる
- ピッチのコントロールになる
音楽鑑賞ができる
社会人になってからでしょうか、昔のように音楽を聴く時間がなくなってしまいました。
結婚して、子どもが生まれて、その時間はさらに減ったように思います。
いや、ブログを書いたり、ランニングに時間を割いているせいでしょうか。
ランニング中に音楽を聴けるようになったことで失った時間をとり戻せたような気がします。
テンションが上がる
力尽きそうなときに好きな曲が流れるとテンションが上がります。
マラソン大会のときに沿道から90年代のJ-POPが流れるとやる気が漲ってくる ──
そんな感じです。
自らお気に入りのプレイリストを流すことで意図的にランナーズハイを創りだせるような気がします。
モチベーションが上がる
気が進まないキツいトレーニングでも「好きな音楽を聴ける時間」と捉えれば、走り出すのも苦になりません。
往々にして30km走ってツラいものじゃないですか?
今回、それを楽しみにできたのです。
これはひとえにイヤホンのおかげです。
ピッチのコントロールになる
後述しますが、自分のピッチ(1分当たりの歩数)にマッチしたテンポの曲を聴きながら走ると、嘘みたいにリズミカルに走れます。
また、ロング走の後半で
- 足が上がらくなってきたな…
- 腰が落ちてきたな…
という局面でも、足が止まらないように発破をかけてくれます。
まるで専属のペーサーがついてくれているかのような、そんな錯覚に浸ることができるのです。
▼テンポとピッチの関係はコチラをご覧ください
本日のプレイリスト
本日のプレイリストは
- Mr.Children
- 黒夢
CDからスマホ(XPERIA)にMP3を入れて、骨伝導イヤホン(OpenMove)にBluetooth連携しました。
Mr.Children
そもそもイヤホンが欲しいと思ったきっかけは、Mr.Childrenの20thアルバム『SOUNDTRACKS』の発売でした。
CDが欲しい。
でも、買ってもゆっくり音楽を聴く時間がない。
以前は「作曲者として走りながら曲作りがしたい」なんてわがままを云っていました。
しかし、今回イヤホンを手にしたことで完全に「聞き手にまわること」を決意したことになります。
Mr.Childrenはいつの時代も私の人生を変えます。
初めて購入したCDも『名もなき詩』でした。
初めてギターを手にしたのも『花』が弾きたかったから。
初めてのイヤホンランもMr.Childrenです。
以下、ランニング中に印象に残った楽曲の紹介です。
Documentary film
紅白でも歌ってくれましたね。
年末、わが家は「ガキ使」派ですが、ミスチルが出演する部分だけチャンネル替えてしっかり観てました。
この歌詞がまたランナーに刺さるんです。
誰の目にも触れないドキュメンタリーフイルムを
今日も独り回し続ける
そこにある光のまま
きっと自分ひとりにしか分からないランニング模様が、一人ひとりにあると思います。
誰の目にも触れなくていい。
自分が自分の「人生」という名のストーリーの主人公なのだから。
ある時は悲しみが
多くのものを奪い去っても
次のシーンを笑って迎えるための
演出だって思えばいい
コロナ前に収録された楽曲でしたが、そんな未来を予期していたかのようなリリック。
2021年こそは笑って迎えられるシーンが増えるといいですね。
君と重ねたモノローグ
歌詞が深すぎて、走りながら泣きそうになりました。
鏡に映った自分の
嫌なとこばかり見えるよ
恵まれてる 違う誰かと
比べてはいつも 諦めることだけが上手くなってそれでも前を向けたのは
君と重ねたモノローグが
孤独な夜を切り裂きながら この心強くするから 僕に翼は無いけれど 君となら高く飛べるよ
光が射す その大空を 風の詩を聴きながら飛んで行こう
自分のコンプレックスを受け入れて、むしろ強みに変えてくれたランニング。
他人は関係ない。
君となら高く飛べる。
The song of praise
実はミスチルのアルバムを選んだもう一つの理由があります。
それは「曲によって調子もテンポも違うことが、ランニングにどう影響を与えるか」を確認したかったからです。
今作は楽曲が主張するのではなく、聞き手(つまり視聴者)を主人公に仕立て、楽曲は彼らのBGMに徹するというコンセプトで作られたそうです。
『SOUNDTRACKS』というタイトルはそこから来ています。
ただ、ランニングに向いているかというとテンポは必ずしも向いてはいません。
唯一、走りながらリズムが刻めそうと思ったのは『The song of praise』です。
ミディアムテンポですが、8分音符で刻んでいけばジョグにはちょうどよさげ。
でも、ランニングライフを彩ってくれる作用があることは確認できました。
まるで大自然がすべてステージあるかのように。
桜井和寿の術中にまんまとハマったような気がしました。
黒夢
わが青春を共にした「黒夢」熱が再燃。
きっかけはTwitterでフォロワーさんが「ランニング中に『黒夢』が脳内に流れていた」とつぶやかれていたことでした。
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— アオヤマユウキ🌵CYBORG RUNNER (@you_key69) 2020年12月30日
『黒夢』のBPMリスト
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178 ICE MY LIFE
178 Miss MOONLIGHT
180 for dear
180 BEAMS
180 SEE YOU
180 Like @ Angel
188 MARIA
188 後遺症
200 Spray
改めて調べてみると、ランに最適なテンポの名曲が目白押しでした😌 pic.twitter.com/ffO82Fsera
初めて脳内BGMではなく、リアルBGMをピッチコントロールに使ったことで、
という感覚になれました。
特に後半、ビルドアップする時に
- ICE MY LIFE
- Miss MOONLIGHT
- BEAMS
- Like @ Angel
しかし、bpm188以上の曲は私のジョグには速すぎました。
アーティストに縛りを設けず、180bpm前後の曲でプレイリストを固めると楽しそうですね。
唯一のデメリット
デメリットというほどではありませんが、
歌いたいけど歌うとゼッタイ苦しくなるし、不審者。
そんな変なストレスを感じる瞬間が何回かありましたw
とりあえず腕を強めに振ったり、TERUばりに腕を広げたりしてごまかしました f^^;
まとめ
ひとまずイヤホンランに対する偏見が取り除けて良かったです。
ふだんの練習では装備が増えるし、充電の確認などもメンドくさいのでやりませんが、ロング走にエンターテインメント性を織り込みたいときにまたやろうと思います。
次は180bpm付近のテンポの曲を集めてプレイリストを作ってみると面白いくらい走れるかもしれません。
いろんな工夫を凝らしながら、「走る」を創ろう。