学生時代、趣味の機材やら片付けられない性格やらで、ゴミ屋敷のような部屋でくらしていた時期があった。
このままではまずいと思い、意識改革のために「整理術」「捨てる技術」系の本を読みあさった。
課題に直面するといつも本にたよってしまう。
ショウペンハウエルに云わせれば「思考の停止」だろうが、停滞や悪化にいたるよりは幾分かはマシだとおもって目を通すことにしているのだ。
その中から3冊、僕の意識を変えてくれた本を紹介したい。
大きなゴミ箱を買いなさい
大きなゴミ箱を買いなさい―幸運とチャンスを呼び込む「捨てる」法則
- 作者: 臼井由妃
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 単行本
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「ものが捨てられなくて」という人がいます。そういう人は「捨てること」を「失うこと」だと思っているのかもしれませんね。
でも、そうではありません。むしろ、「新しいチャンスや出会いを呼び込むスペースを作ること」にほかならないのです。
「捨てる!」技術
- 作者: 辰巳渚
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 新書
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僕はこの本から2つ学びました。
“いつか”なんてこない
ある一定期間使わないものはおそらくその後も使わない
いくらたくさん収納を作っても、そこは後から後から買い込まれるモノたちですぐに一杯になるだけ(中略)モノが多いから収納法・整理法が必要になる。ものを減らせば方法論に頼るまでもなくなってくるはずだ。
ガラクタ捨てれば自分が見える
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)
- 作者: カレン・キングストン,田村明子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/04
- メディア: 文庫
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これはホント、人生を変えます。
キラーセンテンスは、
あなたは家を所有していて、銀行には貯金がたくさんあると思っているかもしれませんが、実際はあなた自身の体ですら自分のものではありません。
さすが名著は云うことが違う。
そしてそこまで書くかとおもったのが、排泄のしかた。
和式便所がいかに理にかなっているか、そして快便が精神衛生によいこともわかる。
「風水整理術入門」とサブタイトルがついているが、それに惑わされてはならない。
あっぷりへんしょん
早起き本と同じように、ある程度、原理原則を理解し、生活に適用するとりいれられるようになったら、その本も手放したほうがいい。
本棚をながめては「自分は捨てられない病なんだ」と自己暗示にかかってしまうリスクがあるから。
今回、この3冊を再読して『ガラクタ捨てれば自分が見える』以外はすべて処分した。
この本だけは人生を変えてくれたパワーを持っているので、バイブルとして殿堂入りさせたい。
読書仲間にすすめると高確率で好評をはくすので、機会があればぜひ読んでいただきたい。
仲間のなかには著者のカレン・キングストン氏を「先生」と呼ぶまでになった人もいるくらいだ。
それくらいの影響力は、ある。