本棚は自分自身の鑑(かがみ)である。
このたび早起き指南本を捨てることにしたので報告したい。
やりたいことのために早起きする
寝坊グセのある僕は、早起きにあこがれて、習慣化したくて、睡眠や早起きに関する本を読みあさっていた時期があった。
入眠の儀式だったり、飲み物にこだわったり、濡れタオルを枕元におく、起き抜けにバナナを食べる等々、いくつか処方をためしたことはある。
でも、その一時的なイベント(たとえばバナナを食べること)がおもしろそうで、早起きをしてしまい、それに飽きるともうつづかなくなってしまう。
一定の効果はあるようで、実はまぼろしのようなものでもあった。
そんな中、たどり着いたのが『早朝起業』で出逢ったキラーセンテンスである。
やりたいことのために早起きする。
これが唯一無二の真理だとおもう。
森羅万象のテクニックこそあれ、早起きするための前提条件があり、眠くてもさいごに背中をおしてくれるのは「やりたいこと」が生むモチベーションなのである。
その言葉に出会ってから、早起きして曲をつくったり、本を読んだり、いろいろ試してきた結果、僕はランニングにたどりついた。
ランニングするために早起きできるようになったのだ。
寝不足でも5時に起きようとおもえば起きれるようになったし、自分で起床時間をコントロールできるようになったのである。
指南本は諸刃の剱
そんなこんなで、もう早起き指南本をたよる必要がなくなった。
が、それらの本たちをこのまま本棚にねむらせておくと、また寝坊グセのある自分に舞いもどってしまいそうなの気がする。
本棚は本人を映す鑑(かがみ)である。
本棚を見て「ああ、この人はこういうことに興味があるのか」ということもわかる反面、「こんなことに悩んでるのか」ということもみえてしまう。
「朝起きるのがつらいんだな」とあわれみの目でみられてしまう。
そして、自分で目にしたときには「ああ、オレって朝起きるの苦手なんだよな」という自己暗示にかかってしまう。
目に毒だ。
だからそういう本は手放したほうがいい。
もちろん、ありがとうございましたの御礼をこめて。
書き込みが多くてリサイクルにも出せないので、ゴミ袋にそっと供養させていたはだいた。
次は「すぐやる人」指南の本を手放せるようになりたい。
▲これ系の書籍もそこそこあります