あっぷりノート

Fix the Bits | あっぷり工房

旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

決して手ぶらではかえラン。セキガハラン。

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こんなに晴れるなんて聞いてないよ!

またまた先週の古墳ランに続いて、天気予報に騙されたランニングになりました。



史跡ランの計画が…

今回、当初の目的地は「徳川家康最初の陣跡」でした。

関ケ原の戦いで、家康が最初の陣地に選んだ桃配山(ももくばりやま)の麓です。


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そこまでは片道11kmなので、往復22km。


しかし、タイトルでもツイートでも云っちゃってますが、道半ばで諦めることになりました。

なぜなら、予想外の気候だったからです。

気温・湿度

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もともと、土曜日(7/10)の午前中は曇りの予報でした。

しかし、その予報は外れ、明け方までは雨で、日の出とともにピーカン天気。


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おかげでものすごい湿気日差しになってしまったのです。

先週24km走ったときに11kmくらいで感じた喉の渇きが、8kmくらいで既におとずれており「これはヤバいやつかもな…」と身の危険を感じ、敵前逃亡を決意しました。

ペース

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小刻みに給水したり、信号にも引っかかったりしていたので、もうペースはハチャメチャです。


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関ケ原の町境まではゆるーく上り。

そんな勾配もジワジワと身体に響いていたのかもしれません。


帰りはペースアップしているようにみえますが、下りでラクに走れただけです。

コース

走ったのは上記のコース。

目的地にたどり着けなかったので、プロセスをゲーム感覚で楽しむことにしました。

ハイライト

当初の目的地は諦めました。

でも、転んでもただでは起きません


「リトルアオヤマさんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と思い、コース上にある史跡を巡りながら帰ってきました。

関ケ原町

市町村章フェチなので、せめて町境までと頑張りました。

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町章がめっちゃカッコいいんです!


関ケ原の「セ」と武将の兜がモチーフになっている意匠。


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マップで見ると、ここから徳川家康最初陣地まであと少し(1.7km)でしたが、これが命取りになると思い、勇気をもって引き返しました。

一里塚・日守の茶所

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中山道の宿場町「垂井宿」の西のはずれにある一里塚


そこに隣接しているのが、日守の茶所です。

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一里塚を目印にたどり着いた江戸の旅人たちを、茶所でもてなす風景が目に浮かびます。

ここで、しばしの休息を。


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さらに東に日守川まで下りられる階段を発見したので、水浴びさせてもらいました。

汗を水で流すだけでも、だいぶ不快感が和らぐのです。


ありがたや~

大領神社

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南宮山の脇を下ると、迎えてくれるのが「大領(たいりょう)神社」。


南宮大社の摂社にあたり、こちらは関ケ原の合戦ではなく、「壬申の乱」にゆかりのある神社です。

天智天皇の皇位継承をめぐり親子でバトルした古代最大の戦い。


あれも関ケ原が舞台だったんですよね。


ここはよく通るので、参拝した後、手水舎で水浴びさせてもらってます。

ありがたや〜


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実はアジサイの名所なんじゃないかと勝手に推してます。

装備

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DNFで開き直りのポーズ

  • キャップ 2XU
  • サングラス Coleman
  • インナー EXIO
  • ノースリーブ hummel
  • タイツ SKINS
  • ランニングベルト ATiC
  • ドリンクボトル Shake Hands
  • シューズ PEGASUS 35

ATiCのランニングベルトの何がいいかって、帰ったらウェアと一緒に洗濯機にぶち込んでしまえることです。
※推奨されてないかもしれませんので、自己責任でw

中身はちゃんと全部とりだしてから洗いましょう。

補給

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  • 塩分チャージ 3個
  • アクエリアス 300ml

塩分チャージは走る前に1個とって、11kmくらいの地点でもう1つ補給しました。

実は、帰宅してからもう1個。


アクエリアスが甘すぎて、塩気がほしくなったので。

次はドリンクも経口補水液にかえようかと思います。

美味しくはないけど、やっぱカラダへの浸透力が違う気がするので。

夏ランのための学び・反省

水浴び

今回ラッキーだったのは小川で水浴びができたことです。

水を浴びると本当に生き返ります。


もちろん水分補給も大事ですが、外側から冷やすのも大事なんですよね。

発汗をさまたげる汗を落とせますし、打ち水効果で肌を冷やす効果も期待できます。


なので、ぜひ水浴び場をコース上に設定しておくことをオススメします。

  • 公園
  • 神社
  • 湧き水
  • 道の駅

たとえば、上記ですね。

冷感タオル

水浴びとセットで考えたいのがタオルの携帯です。

今回はこれを持っていかなかったが反省ポイントでした。


タオルはタオルでも、特に「冷却タオル」がオススメです。

  • 首を冷やす
  • 日焼け防止
  • 姿勢維持

首に巻いて走れば汗をぬぐえるだけでなく、効率的に持ち運べるし、上記のようなメリットも期待できます。

DNFのメリット

最後にDNF(Did Not Finish)のメリットをお話して終わりたいと思います。

今回、厳密にはDNFというより「目的地に到達する前に引き返してきた」ワケですが、目的地(ゴール)に到達できなかったという意味ではDNFです。


DNFの主な目的は「命を守るため」ですが、最大のメリットは

DNFしたからには、体力が温存できているはず!
と自分自身を洗脳できることです。


もし無理して目的地までたどり着き、折り返していたとすると

ああ、無理しちゃったから帰る体力ないかも…

と自信喪失していたかもしれませんが、今回DNFしていたおかげで、なんとか気力を失わずに帰ってくることができました。


それでも帰宅後、着替えるときに足攣りかけたからね(゚Д゚;)

これがムリして走ってたら本当に危険だったとおもいます。


今回の場合は+3.4kmになってたかもしれませんからね。

ホント、あきらめて正解。ですよね?

まとめ

転んでもただでは起きないとなりましたが、次こそは転ばないようにしっかり走力を養い、時期を見計らってリベンジしたいと思います。


今日は陣場にさえ到達できなかった反省をふまえて、帰ってから家族で映画『関ケ原』を観ました。

Prime Videoで。

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めっちゃ面白かった

妻も息子も大興奮。


戦わずして勝つ方法、まだまだ研究せねばなりませんねえ。

走る、を創ろう。