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旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

なぜ走った距離を寄付することにしたのか? #ラン寄付

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自粛とは何か

日本のスーパースターが亡くなり、日本中が悲しみに暮れるなか

しばらくランニングを自粛します

というようなツイートが散見されるようになった。

わかります、その気持ち。


でも、冷静になって全体最適を考えると果たしてそのままでいいのか。

制限されてないライフワークまでみんなが自粛してしまったら、健康上も精神衛生的にも良くない方へ向かってしまうんじゃないか。


これはマズい。

「自粛=何もしない」のではなく「何かに変える」「オルタナティブなことをする」ようにしたい。

さもないと、経済まで止まってしまう。


私に直接、人の命は救えないけど、間接的でも何か貢献できることがあるんじゃないか──


その結果、行き着いたのが「走った距離をウイルス対策支援機関に寄付する」という発想でした。

走行距離を寄付する

ひとまず「月間走行距離 × 10円」を毎月寄付してみます。

きっかけ

きっかけはいくつかあります。

  • みんなが罪悪感を感じてしまう空気を打開したかった
  • 走ることにポジティブな意味を持たせたかった
  • 微力ながら走ることで世の中に貢献できればとおもった

もしこの発想がすこしでも多くのランナーの元に届き、少しずつでも募ることができれば大きなエネルギーになるんじゃないか。


そして堂々と走れる日常をとり戻せるんじゃないかと。

#ラン寄付

そんな希望をこめて「#ラン寄付」のハッシュタグを立てました。

寄付金額は自由。

  • 距離 × 10円
  • 日数 × 100円
  • 歩数 × 10円
  • 消費カロリー × 1円

とか。単価も係数も自由。


いや、「自由」というルールさえ不要です。

無理のない範囲で貢献できればいいとおもいます。


よって、#ラン月 からはしばらく離れて、代わりに #ラン寄付 で報告をしようと思います。

どこに寄付するか

寄付といってもあまり縁がなかったので(すみません)どこに寄付して良いかわかりませんでした。

マラソン大会でチャリティーエントリーすることはありますが、寄付先は選択式だし、ほとんど出走権が目当てなので(すみません)主体性がなかったのです。


なので、寄付先も詳しいサイトでまずは情報収集するところからです。

私が寄付先を選ぶにあたり、決め手となったのは以下のようなポイント。

  1. 財務情報を公開しているか?
  2. スタッフの「顔が見える」か?
  3. 信頼できる法人格か?
  4. 活動報告を定期的にされているか?
  5. 端数まで申請できるか?

ラン寄付においては、意外と5つ目が大事だったりします。

1口100円とか1000円みたいな切りのいい金額じゃないと受け付けてもらえないところもあり、端数が出がちな走行距離からすると都合が悪かったりします。

寄付してみた

上記ポイントを吟味し、独力でしっかり寄付先を決めます。

実際は4月からの走行距離を寄付するつもりでしたが、今回は初めてなので3月の走行距離をテスト的に寄付することにしました。


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▲3月の月間走行距離は209.8km


すなわち2,098円の寄付です。

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クレジット払いで設定し、個人情報を入力するだけで寄付はすぐに完了しました。

ほんの2,3分という感じでしたね。


毎月1回の作業ではありますが、これなら続けられそうです。

自粛要請の指針には従うこと

自分が感染しないことも大事ですが、他人に感染さないことも大事です。

そこには最大限の努力を投じましょう。

ランニングするなら

たとえば政府や自治体からの指針。

制限がされていないのは「健康のためのランニング」です。

  • 屋外で
  • 一人(多くても二人)で
  • 帰宅したら手洗い・うがい
  • すぐに着替える
等、できることは全部やります。


健康を害するような強度の高負荷や距離は控えましょう。

今まで以上に補給やリカバリーはしっかり。

▼オススメは下記のとおりです。


あと、集団走はやめましょう。

自分たちの首を絞めることになりかねないですからね。

もし外出禁止になったら

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有事の際に備えてケトルベルを用意しておきます。

ケトルベルを振れば全身運動。


体幹もハムストリングも鍛えられます。

オフフィート・トレーニングです。


#ラン寄付 ができなくなっても #ベル寄付 すればいい。

振った回数やセット数で社会貢献できる方法を模索しましょう。

あっぷりへんしょん ~追悼~

貢献するためにランニングするなんて、正当化してると思われるかもしれません。

でも、今回はやらないよりはマシかなと思い、行動してみます。


もはや、そういう発想が求められる局面だと思うんですよね。

ただ、店じまいするんじゃなくて別のルートで生き残る術を編み出す局面。


偉大な人の死が、ここまで私の心をつき動かすとはおもってもみませんでした。

この場を借りて、志村けん殿のご冥福をお祈りいたします。