20km程度なら手ぶらでなんとかなりますが、25km以上走るとなると補給がカギになってきます。
とくに私は朝食前にトレーニングするので、補給しながら走らないと空腹にたえられません。
本番はしっかりを朝食をとってから走りますが、でも42.195kmを補給なしでは走り抜けないはずです。
「たとえ4~5時間、何もしてなくてもおなかが空く」とだれか云っていたのが印象的でした。
そこで、本番を前にしてフルマラソンに携帯するための最強の補給食をセレクトしようと思い、ここ最近のトレーニングで検証をすすめてまいりました。
その結果を以下の表にまとめたので、まずはご覧ください。
大まかなスペックと味です。
補給食といってもピンからキリまであり、もっと栄養価が高く割高のものもありましたが、フルマラソン初心者(めざせ完走!めざせ5時間以内!のレベルです)にとって、最適な補給食はどれか?という視点でチョイスしています。
ビギナーにとってはブランドへのこだわりよりもまずはコストパフォーマンスを大切にしたいです。
なので、「1gあたりのカロリー」「1円あたりのカロリー」を計算してみることにしました。
スポーツようかん、アミノショットが高コスパであることが分かります。
続いて、実際に走りながら補給してみた結果を評価していきましょう。
アミノショット(味の素)
カロリーは一番低いですが、その分アミノ酸をはじめ、ビタミン系がかなり充実しています。
空腹を満たすよりも、疲労回復に重きをおいた補給食といえるでしょう。
価格は今回えらんだ中では一番高かったです(といっても200円程度ですが)。
味 ★★★
エネルギー ★
軽さ ★★★★
価格 ★
アミノ酸の充実度 ★★★★
ザバス ピットイン(明治)
エネルギー・軽さ・価格ともに中庸という印象でしたが、味が群を抜いておいしかったというのが高ポイントでした。
マスカット味とアップル味があり、両方とも美味しかったです。
味 ★★★★
エネルギー ★★★
軽さ ★★★★
価格 ★★★
スポーツようかん(井村屋)
価格が最安価でエネルギーも十分に摂取できる高コスパの補給食です。
味も安定していましたが、羊羮(ようかん)というだけあって良く噛む必要があり、とくに冬場は羊羮が硬くなるので注意が必要です。
のども渇くし、走りながら食べるには向いていないかもしれません。
一番のデメリットは、特許取得済みの「ギュッとおすだけパッケージ」です。
かじかんだ上に疲労した手で押し出すのには、握力が衰えすぎていることでした。
味 ★★★★
エネルギー ★★★★
軽さ ★★★★
価格 ★★★★★
握力がほしい度 ★
スピードショット(トップバリュ)
“良薬は口に苦し”とは云いますが、舐めた瞬間におもわず「うえっ」とうなってしまうくらい衝撃的な味でした。
蜂蜜をなめてるような感じな上に、補給したあと手がベタベタになります。
仮に圧倒的な回復力があったとしても…もうチョイスしないとおもいます。
味 ★
エネルギー ★★
軽さ ★★★★★
価格 ★★
手がベタベタになる度 ★
注目は、アミノショット以外の補給食には「マルトデキストリン」という成分がはいっていることです。
小難しい説明は省きますが、筋肉をすばやく回復させるために必要な糖分のようなものだと思ってください。
一方でアミノショットは、カロリーを重視せず、たんぱく質の素となるアミノ酸を豊富に凝縮して、筋肉回復へアプローチしています。
筋肉の回復はたんぱく質と糖質で促進されるので、それぞれを相互的に摂取するとより高い効果が期待でるかもしれませんね。
栄えある補給食ナンバーワンは?
さて、補給食にはそれぞれ個性があり、一長一短ありましたが、わたしが栄光の1位にえらんだのは ──
じゃん!
ザバス ピットインジェルです!
スペックはさほど高くはありませんでしたが、それ以外の要素が決め手でした。
世の中、やっぱり数値だけじゃないんです。
味覚や触覚、そういう感覚もふくめて総合的に評価しなければならないのです!
ということで、買いだめしました。
あっぷりへんしょん ~影の補給食キング~
今回はザ・補給食のなかからセレクトしましたが、個人的にお世話になってる影の立役者も忘れてはいけません。

- 出版社/メーカー: ダイドー
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カリカリ小梅です。
30kmランニングには必ず二袋、携行しています。
10km地点で一袋(2粒)、20km地点でもう一袋、というようなペースでいただいています。
少しの空腹ならこれでだいぶ紛れます。
コストも抜群に安いので、重宝しますよ。