最強の通勤自転車をめざすために、ずーっとパニアバッグ(サイドバッグ)を求めさまよっていた。
オルトリーブにはなかなか手が出ないけど、ドッペルギャンガーは安すぎて逆に不安。
「もうないなら作ろうか」と血迷いそうになった矢先、よさげなパニアバッグにめぐり逢った。
Green Guruのパニアバッグ
サイズもデザインも良い。
装着のしかたもシンプルで良い。
じつは、だいぶ前にリアキャリアをつけたときから気になっていたパニアバッグである。
このたび、そいつを入手し、使ってみたので、入手方法やスペック、特徴や注意点をしるしておこうとおもいます。
どうぞ。
入手方法
二の足を踏んでいた理由が、その購入方法にある。
地元(米国)のサイトからの直輸入となり、PayPalでの決済なのだ。
それはまだ良いとして、指定した色でちゃんと届くんだろうか…とか、間違ってたときにどうやって返品すればいいんだろう…とか、不安のほうが大きかった。
Amazonや楽天でも扱ってるショップは散見されたものの、あいにく当時はどこも入荷待ち状態。
そこで、とりあえずAmazonの「ほしいものリスト」に登録しておいたところ、それから数ヶ月たって、運よく出荷が再開したとの通知がきたのだ。
その数ヶ月間、別のパニアバッグを物色していたが、運命的な出逢いもなかったので、このチャンスは逃すまいと即購入を決意した。
※記事執筆時点(2017.9.17時点)でも、カラーによってはまだAmazonで購入可能です
容量・サイズ感
大きさは公式サイズで36cm×28cm×23.5cmと表記されているが、どこが高さでどこが奥行きなんだかよくわからないので、ここでしっかりと明記したい。
高さ:36 cm
幅:28 cm
奥行:23.5 cm
である。
親切だろう。
ぼくは通勤には弁当+貴重品しかもっていかないので十分な容量である。
奥行はもうすこし狭くてもよかったくらいだ。
折りたたむと、こう、ペチャンコになる。
奥には1つだけ仕切りがあり、A4ファイルがちょうど入る収納スペースがあるので、ぼくはここに貴重品や名刺なんかをひとまとめにしたB5サイズのポーチを入れている。
バッグ・イン・バッグならぬ、ポーチ・イン・パニアである。
装着感
つけかたは至極カンタン。
リアキャリアにフックで引っかけて、
伸縮式のフックで固定するだけ。
自転車本体のカラーとGreenGuruのロゴデザインがマッチしてて、好き。
パニアを折りたたむとこうなるが ──
畳んだままつけっぱなしにはしない。
目的地に着いたら、パニアごとはずして、バッグとして持ち運ぶからだ。
そのほうが、わざわざ中身だけを出してバッグを折りたたんで ──とするよりも、格段に楽なのである。
注意点
使いはじめて約一ヶ月が経過した。
最後に、パニアバッグを使う上での注意点を3つほど述べておきたい。
まず、伸縮式のフックでしっかりとキャリアに留めること。
うまく固定しないと、すこしの段差でパニアごと外れてしまうのだ。
取りつけやすい反面、外れやすいのである。
最初のころ、固定があまく、段差を乗りこえたはずみでパニアが落下し、弁当を破壊してしまったことがあった。
次に、これはこのパニアバッグに限ったことではないが、重心が後ろにずれるので、後輪がすべらないように注意を払うようにすること。
ドリフトしやすくなるのだ。
クルマでもFR車のほうがドリフトしやすいのとまったく同じ原理である。
とくにクロスバイクは全体が軽く滑りやすいので、最初は注意しすぎるくらい注意しておいたほうがいい。
そして、自転車スタンド(キックスタンド)は強いほうがいいかもしれない。
ぼくの場合、CYLVAの純正スタンドを使いつづけているんだけど、すこしやわらかい気がするのだ。
パニアをかけると重みでスタンドがしなり、自転車が倒れそうになることがある。
スタンドについては良いのがあれば変えてみようかとおもっている。
あっぷりへんしょん ~もっとダサく実用的に~
リアキャリアを搭載したときにも宣言したが、もっとクロスバイクをダサくしていきたいと思っている。
スポーツ系バイクは、スピードを追求し始めるとどんどんムダが削ぎおとされ、洗練されてスタイリッシュになっていく。
でもぼくが目指してるのは最強の通勤自転車である。
実用的でなければならないのだ。
実用性をめざすと、スピード重視型とは逆のベクトルへむかうことになる。
つまりどんどんダサくなるはずなのだ。
でも、パニアバッグをつけてもまだカッコいい。(と思ってるのはオーナーだけ?)
メッセンジャーバッグより快適にはなったのは間違いないので、さらなるダサさの高みをめざして駆けていきたい。