計画、予定どおりに実行できてますか?
僕は「計画は破るためにある」とおもうくらいできていない。
ナポレオン・ヒル博士は「達成するまで計画を見直し続けること」と助言してくれたものの、さすがに限度というものがある。
なんなんだろう。
ギリギリに終わることはあっても、前倒しにおわることはほとんどない。
それは見積の甘さともとれる。
じゃあ、見積の精度をあげればいいじゃないか。
その通りである。
でも、そこには素直に余裕をもった見積にできない心理的な障壁があることをライフハックの教祖、佐々木正悟氏は『ライフハックス心理学』で指摘している。
人が予定と実績を立てたがらないのは、それが面倒だということに加え、プライドが傷つけられるからでしょう。立派な予定を立ててみても、実績がそれをズタズタに引き裂いてしまえな、プライドもズタズタです。しかしそれなら、そもそもあまり立派な予定を立てなければよいのです。
見積の甘さは工数が正確に把握できていないことに加えて、「自分はもっとできるはず」「まわりから仕事が遅いとおもわれたくない」というプライドが邪魔をしてしまうケースも多い。
(もちろん余裕のある見積はクライアントが高い・遅いと難癖をつける要因にもなってしまうが、今回は個人的なタスクに限った範疇とします)
大抵の遅延はタスクにたいする所要時間というよりも割り込みが入ることによる遅れだったりする。
だから見積は“盛る”ほうがいい。
そのために、
自分の予定をスケジュール帳にすべて書き入れたら、次にすることは自分が予定通りに仕事したかどうか、「自分の実績」をすべて書き入れていくこと
を奨めている。
見積を“盛る”根拠として実績の把握が必要なのである。
実績に基づいた見積だから、そんなにプライドを損ねないだろう、ということである。
そして、それは具体的であればあるほど上司やクライアントにたいして納得性の高い見積になる。
予定通りにいくはずがない!という前提で
むしろ、予定通りにことが運ばないからこそ、スケジュール帳に予定と実績を書き入れる
と先生もおっしゃっている。
そして、最悪それでも間に合わなかったときの対応策として、
「うまい言い訳」を考えておくことです
できれば仕事と無関係な、家族のこととか病気のこととか、社内やパートナー間で調整できないインシデントに話をそらしてしまうのである。
これは、もうほんと、裏ワザだけどね。
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