こんな方にオススメの記事
そんな悩みをお持ちの方に「心拍計アームバンド」をオススメします!
本記事では
- 心拍計を腕に巻くメリット
- CooSpo心拍計アームバンドの紹介
- GARMINウォッチに心拍を連携させる方法
特に今はもっぱらスピンバイクでのトレーニングに励んでいるので、スピンバイクでの心拍トレーニングを中心に説明しますので、ご容赦ください。
それでは、どうぞ。
- バイクトレーニングが心拍を重視する理由
- GARMINとの連携させたい!
- 「心拍計アームバンド」とは
- 心拍計アームバンドの3つの強み
- CooSpo心拍計アームバンド
- GARMINウォッチとの連携方法
- アームバンドの最適な装着位置
- まとめ
バイクトレーニングが心拍を重視する理由
ランニングのトレーニングの場合、VDOTというランニングレベルに応じて、目安となる走行ペース(トレーニング強度)が定義されているため、わりと走行ペースを基準にして練習強度の調節ができます。
しかし、自転車トレーニングの場合は、ランニング以上に心拍数が重視される傾向があります。
というのも、ランニングはわりと走行ペースと心拍数が連動しやすいので、走行ペースが強度の目安になるんですが、自転車の場合は
- 漕ぐのをやめても惰性で走れてしまったり
- 下り坂は漕がなくも極端にスピードが出たり
- 逆に上り坂は急激にスピードが落ちたり
するので、よほどフラットな場所で漕ぎつづけない限り、走行ペースはほとんど参考になりません。
※室内バイクの場合はそもそもスピードが推定でしかないので、目安にならないというのもあります
そんな自転車特有の事情もあり、バイクトレーニングは走行ペースではなく、心拍を基準に(例えば、最大心拍数に対して80%とか90%というように)負荷が設定されがちなのです。
心拍計が一体型になって"いない"バイクを推奨
という方、ちょっと待ってください。
確かに付属していれば楽ですが、たいていのフィットネスバイクの場合、心拍計がハンドルについています。
これが「罠」なんです。
長時間漕いでみると分かりますが、ハンドルってずっと同じ場所握ってられないんですよね。
体勢的にキツくなってきますし、ガチ漕ぎするときは握る場所を変えたくなる。
にもかかわらず、なまじ心拍計が付いているがゆえにその態勢でしか漕げないという縛りがうまれてしまう。
なので、個人的には姿勢を自由に変えられるように、外付けの心拍計を別で入手したほうが良いと考えています。
そんな理由もあり、私は何にもついていないHAIGE(ハイガー)のスピンバイク「HG-YX-5006A」を選びました。
GARMINとの連携させたい!
私は今まで心拍計としてxiaomi製のMi band 3(リストバンドタイプ)を使っていました。
Mi bandでも走りながらの心拍計測に不満はなかったのですが、走行ペースはGARMIN 230Jで計測していたため
- 走りながらMi bandとGARMINウォッチをそれぞれ確認しなければならない
- 走った後も、Mi bandアプリとGarmin Connectをそれぞれ確認しなければならない
しかし、前述のとおりスピンバイクでふたたび心拍計測を再開するのであれば、GARMINと連携させて
- GARMINウォッチごしに心拍を確認できるようにする
- Garmin Connectに心拍を記録する
さらに、せっかく新調するなら新しい計測方法でとおもい、腕に巻いて心拍計測できる「アームバンド」を試してみることにしました。
「心拍計アームバンド」とは
心拍計アームバンドとは
特に自転車トレーニングの場合、腕時計ではなく、自転車の正面に設置したサイクルコンピューター(サイコン)で心拍を表示させるのがスタンダードです。
そのため心拍計と一体になったウォッチを使うのではなく、
- 心拍センサーは腕に
- モニターはサイコンで
というふうに役割分担させることになります。
もちろん既に心拍計ウォッチをお持ちの方はその限りではありませんが、この役割分担はランニングにも使えます。
むしろ、腕で測ることで下記のようなメリットがあると思うのです(あくまで仮説ですが)。
心拍計アームバンドの3つの強み
アームバンドによる腕での心拍計測は、
- 手首より精度が高くて
- 胸より着脱しやすい
特にこの長所は冬場に大活躍します。
少し補足させていただきます。
手首計測と比べて
体幹に近く血流が良い
アームバンドの心拍計は、「光学式」といって直接脈拍を測るのではなく、血液中のヘモグロビン量の変化を計測する仕組みです。
なので、精度は血流に依存するんです。
特に寒い時期は、体温維持のために手足から身体の中心(体幹)に向かって血液が送られるので、腕への血流が減少してしまいセンサーでの読取りが困難になってしまいます。
その点、腕は先端に比べて体幹に近いので血流を読み取りやすい(はず)なのです。
隙間ができにくい
光学式心拍センサーを利用する環境として、下記のような条件があります。
- 光学式心拍計は必ず常に肌に接触している必要がある
- センサーが手首にぴったりと装着され上下に動かない
- 但し、血液循環が困難になるほどきつく締めない
体格にもよりますが、手首は握ったり捻ったり曲げたりする動作によってセンサーとの間にスキマができてしまうことがあります。
スピンバイクなどの自転車トレーニングはハンドルを握ることになるので、特にスキマができやすい状況になりがちです。
一方で、腕(上腕・前腕)の場合はスキマができないため、常に肌と密着している状態になります。
ゆえに、手首より高い精度で心拍が測定できると云えるのです。
胸計測と比べて
胸計測(チェストベルト型)は「電気式」で直接脈拍を測れるため、心拍計測の精度は高いです。
ただ、胸ベルトの欠点をカバーする強みがアームバンドにはたくさんあります。
着脱しやすい
まず一番の強みは
付けるのを忘れてもウェアを脱がずに付けられます。
胸バンドみたいな束縛感がないのが、腕ならではのメリットと云えるでしょう。
汗をかいてもそれほど不快感もないし、やはりカラダの中心から少しズラすことで、圧迫感がだいぶ緩和されます。
ヒンヤリしない
胸バンドの短所として、冬場に付けるとひんやりしてテンションが下がることが挙げられます。
さらに電気式なので静電気との相性が悪いという短所もあるため、濡らしたりジェルを塗ったりして抑止することが推奨されるのですが…
- 静電気が発生しやすい=乾燥する時期=冬場
なので、ただでさえ冷たいのにさらに濡らすとか地獄なんですよね。
これを一気に解決してくれるのが、アームバンドです。
腕にはめることでこれらの難点を避けて通れるようになります(まあ、室内バイクなら寒さはまったく関係ないんだけどね…そこはスルーしてやってください f^^;)
***
アームバンドを胸ベルトやリストバンド型の心拍計と比べたとき、その違いをものすごくざっくりまとめると以下のようになります。
項目 | 胸 | 腕 | 手首 |
---|---|---|---|
精度 | ◎ | ○ | △ |
装着感 | △ | ◎ | ○ |
手間 | △ | △ | ○ |
コスト | ○ | ○ | ○ |
アームバンドは光学式なので、電気式の胸ベルトには精度の点ではかないません。
しかし、装着のしやすさは胸ベルトよりもカンタンで、手首よりも密着してくれているのでいちばん良いとおもいます。
ただ、ウォッチと一体型になっている心拍計と違い、別で装着する必要があるので、ちょっと手間かも?
コストはどれも大差ないと思います。心拍計を別で購入しても、心拍計搭載のウォッチを買ってもトータルの費用は同じくらいです。
むしろ、安価なアームバンドを選択することで出費を抑えられる可能性が高くはなりますね。
CooSpo心拍計アームバンド
私は、NEWOKE CooSpoの心拍計アームバンドを選定しましたが、特にこだわりはありません。
唯一こだわったことと云えば
なぜなら、GARMINウォッチとの連携(次章)に必要だからです。
このANT+に対応していれば、前述した
- GARMINウォッチごしに心拍を確認できるようにする
- Garmin Connectに心拍を記録する
付属品
- 充電ケーブル
- 替えベルト
- 説明書
替えのベルトは長さほぼ一緒。
手首に巻ける長さのベルトが付いていれば、いろんな付け方が試せそうだったのですが、あくまでアームバンドなのでそういうベルトは同梱されていませんでした。
センサー
メインセンサーが1個だけ。サブセンサー等はありません。
低コストなのにはちゃんとした理由があるのです。
充電方式
充電はマグネット方式ですね。
反対に付けようとすると磁力で弾き返され、付けられないようになっています。
接続部はいちおう防滴対応のようです。
ちなみに連続駆動時間は最大25時間とのこと。
GARMINウォッチとの連携方法
とまぁ、アームバンドの紹介はこれくらいにして。
いよいよGARMINウォッチと連携させていきましょう!
ちなみに、私のランニングウォッチは「Garmin ForAthlete 230J」です。
心拍計測機能がついていないので、心拍計アームバンドと連携させることでより完全体に近づくことになります!
Garmin 230Jをスピンバイクのサイクルコンピューター(サイコン)のように使っており、ここでトレーニング中の心拍数を可視化します。
上図のように天才的な発想で、ベルトリングをHAIGEのスピンバイクに引っかけて取りつけています。
心拍センサーをGARMINウォッチに連携する手順はざっくり以下のとおり。
- 心拍計センサーON
- センサーの登録
- トレーニングページの設定
- 自動接続
- Garmin Connectで表示
詳述します。
心拍計センサーON
本体正面が電源ボタンになっており、1回押すと電源ONになります(青く点滅する)。
ちなみに、もう1度押すと電源OFFです(赤く点灯する)。
センサーの登録
接続手順はしっかりGarminウォッチのマニュアル(P.114〜)にも書いてあります。
が、そこまで読みこまないですよね。
私のGarminはForAthleteのエントリーモデル230Jなんですが(なんともう廃盤!)、それでもちゃんと
- 設定 > センサー > 心拍センサー
という連携ができるようになっています。
登録完了。
トレーニングページの設定
せっかく心拍数を連携するので、時計のトレーニングページにも表示できるようにしておきましょう。
初めてだと意外と忘れがちですからね…!
- トレーニング設定 > トレーニングページ > ページ数/項番を選択 > 心拍 > 心拍数
自動接続
アクティビティ(ラン、バイク等)を選択すると、自動的にセンサーを認識します。
ちゃんとトレーニングページにも心拍が表示されることを確認して、あとは漕ぎまくるだけ!
Garmin Connectで表示
心拍センサーが接続されている状態でアクティビティを終了すると、Garmin Connectにも自動的に反映されます。
そうそう、これがやりたかったんですよね~
もちろんGARMINに限らず、ANT+対応のデバイスなら連携可能です。
アームバンドの最適な装着位置
CooSpoのマニュアルには上記のように上腕または前腕に装着すると書かれています。
これが本当かどうか、自ら実験台となって確認してみた結果が下記です。
- 上腕(二の腕)× 内側
- 上腕(二の腕)× 外側
- 前腕(肘の下)× 内側
- 前腕(肘の下)× 外側
別のアームバンド(TICKR FIT)ではありますが、推奨されている取付位置は「肘の少し下」だそうです。
TICKR FITは腕の内側または外側の前腕(肘の少し下)に装着すると最も良好に機能し、最良の正確度を得ることができます。
運動中に動かないように、付属のストラップを腕に合わせて快適な長さに調節してください。
ということで、個人的にも肘の下付近をオススメします。
まとめ
ということで、まとめます。
アームバンド型の心拍計は
- 胸バンドより着脱しやすくて、手首より計測しやすい(はず)
- 特に冬場はひんやり問題や末端冷え性問題にも強いアイテム
- ANT+対応であればGARMINとも連携可能
- オススメの装着ポイントは前腕(肘の下)の外側
それなら心拍計付きのランニングウォッチも前腕の肘下につければ心拍計測しやすくなるかも?
見づらいけどw