GLAYは間違いなくぼくの人生に影響を与えたバンドである。
なぜなら中2のときに聴いていたから。
《口唇》、《HOWEVER》と来て、ベストアルバム《REVIEW》ともう勢いは止まらない。中2という多感な時期だったせいもあり、おかげで「クチビル」の漢字や「グレイ」のスペルを間違えて覚えてしまったよ。
そんな青春時代から早16年。そんな彼らが来年デビュー20周年を迎えるらしい。
▼卒業の2年前は人生の節目
ふり返ると、小5・中2・高2は学校生活にも慣れ、進路の選択も迫られないという余裕からか、思いっきり趣味や部活なんかに没頭できた時期だったと思う。
そんな時期に聴いていた音楽は今でもかなり自分の人生の根底にどっしりと腰を据えてる気がする。
余談だが小5はミスチル、高2はハロウィンにハマっていた。どうやらぼくは高校に入ってから人の道を外れてしまったようだ。
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急にこんな記事を書こうと思ったのは、このインタビューがきっかけ。
ナタリー - [Power Push] GLAY「DIAMOND SKIN / 虹のポケット / CRAZY DANCE」インタビュー (1/3)
TAKURO&HISASHIのインタビュー。
TAKUROをして「トリプルA面シングル」と言わしめる新譜のリリースを目前にしてのインタビュー記事。
音楽の世界にはまだ俺たちが手を付けていないジャンルも多々あるし、この世の中に対して伝えたいメッセージ、4人の中にそれぞれ40代の人間として語るべき言葉がまだたくさんあるんです。
とTAKUROが語れば、
「GUILTY」「JUSTICE」とアルバムを2枚作って、函館でデカいライブをやって、さて来年デビュー20周年ですっていうときに、今のGLAYはこれですって提示できるのがこの3曲。
とHISASHIが胸を張る。
3曲のうち1曲は26年前に作られたというから驚きだ。まさに「満を持して」である。
▼音楽を中2の頃のように聴いてみよう
自分で好きなCDを買えるようになるにつれ、YouTubeで簡単に聴けるようになるにつれ、一つの音楽に没頭するということも減ってきてしまった。
HISASHIがインタビューで「音楽のファストファッション化」を危惧しているように。
そんな中、GLAYはPCで打ち込んだデータにギターを重ねて…ということをやらず、楽屋でギター弾きながら歌メロを乗せるというようなアナログな手法をとっているらしい。
しかも「あえて」というより「できない」という点に好感をもってしまう。
ここにYouTubeのミュージックビデオを載せるのは簡単だが、今回は敬意を表して自粛しようと思う。あえて。
久々にCD買ってみようかな。
DIAMOND SKIN / 虹のポケット / CRAZY ZONE
中2の頃のように聴いてみようかな。