【こんな方にオススメの記事】
- ファミコンやゲームボーイのBGMがたまらなく好き
- 自分でもチップチューン(ピコピコ音)の曲を作ってみたい
- DTMくらいはやったことがある
おお、同志よ…!
マリオ、ゼルダ、ロックマン、FF、ポケモン…
チップチューンの雄をあげたらキリがないが、憧れのBGMは自分でも作ってみたくなるもの。
やってみようじゃないか。
まずは、基礎から学ぼう。
※2019/05/07 加筆・修正しました
参考文献
ドラクエなどの作曲者として名高い、すぎやまこういち氏による「スーパーゲームミュージック」という題字が表紙をかざる《DTMマガジン 9月号》だ。
- すぎやまこういち氏の作曲法
- 年代別/ハード別サンプルBGMで学ぶ音楽制作
- チップチューンでDTM体験
律:Melody
(1)楽器に相応しい音型
すぎやま氏曰わく、「例えば『序曲』のイントロダクションは、実にホルン特有の音型とハーモニーを使っているんですよ。だからファミコンの音源でも、ホルンのように聴こえるわけです」
これは極論だが、楽器ごとの特徴というのは予めとらえておきたい。一方、まずチップチューンから作った場合は、この音型はどの楽器に向いてるかという判断が必要になる。
いずれにせよ、音型と楽器の知識は必須のようだ。
空間系エフェクトなんて代物は積んでいなかった8ビット音源では、何とかしてディレイやリバーブを限られた音で再現しようとした。
その一つが題記の「擬似ディレイ」だ。
ロングトーンをあえて短縮し、代わりに同じ音程のノートを連続して打ち、ベロシティを減退させていく。
8ビット音源に許されるのは、ノイズを含む4声のみ。SEを使う場合は2声だけで表現しなければならなかったりする。そんな環境で和音を使おうなんざ、笑止千万。
ここはひとつ頭をひねって、分散和音を高速で繰り返してみましょうや、と歩みよる。
確かに色んなチップチューンで聴かれる傾向だ。おぬしも悪よのう。
リードとハモリの下で底音オンリーというだけではワンパターンで飽きが来てしまう。
ときにはベースにアルペジオを、また別の機会にはリードわ任せても良いかもしれない。
空間の広さを演出するために、リードとハモリを極端に左右のパンに散らすというテクニック。
遊び半分でやった《FarBeyondTheBridge》の演出は意外とチップチューン界の常套手段だったようだ。
個人的にはあまりしっくり来なかったのだが、リズムはクラブ系よりロック調のほうがレトロ感が出るよ、というアドバイスだ。
確かにクラブ系にあまりレトロ感はない。が、ロックだと果たしてそうかと訊かれれば、首をかしげたくなる。現にすぎやま氏の曲なんかはクラシック系だったりもするし。色んなジャンルで検証してみて結果を出したいところ。
それとも…「8bitの8beat」というシャレがチープという意味なのか。だとすれば、まさしくダジャレだが。
当時、スペック上の制約がありながらも、リアルな演奏を追求した成果がゲームミュージックだと感じた。
Lo-FiやPCMはもちろん、その最たるものがチップチューンだ。
基本を知ると実践欲が高まってくる。改めてチップチューンに挑戦してみたい。
いずれにせよ、音型と楽器の知識は必須のようだ。
(2)ノートを縮めて擬似ディレイ
空間系エフェクトなんて代物は積んでいなかった8ビット音源では、何とかしてディレイやリバーブを限られた音で再現しようとした。
その一つが題記の「擬似ディレイ」だ。
ロングトーンをあえて短縮し、代わりに同じ音程のノートを連続して打ち、ベロシティを減退させていく。
(3)高速アルペジオで擬似和音
8ビット音源に許されるのは、ノイズを含む4声のみ。SEを使う場合は2声だけで表現しなければならなかったりする。そんな環境で和音を使おうなんざ、笑止千万。
ここはひとつ頭をひねって、分散和音を高速で繰り返してみましょうや、と歩みよる。
確かに色んなチップチューンで聴かれる傾向だ。おぬしも悪よのう。
色:Tone
(4)ときにはベースに別の役割をもたせる
リードとハモリの下で底音オンリーというだけではワンパターンで飽きが来てしまう。
ときにはベースにアルペジオを、また別の機会にはリードわ任せても良いかもしれない。
(5)パンで空間系エフェクトを演出
空間の広さを演出するために、リードとハモリを極端に左右のパンに散らすというテクニック。
遊び半分でやった《FarBeyondTheBridge》の演出は意外とチップチューン界の常套手段だったようだ。
韻:Rhythm
(6)ドラムをロック調にしてチープさが増す
個人的にはあまりしっくり来なかったのだが、リズムはクラブ系よりロック調のほうがレトロ感が出るよ、というアドバイスだ。
確かにクラブ系にあまりレトロ感はない。が、ロックだと果たしてそうかと訊かれれば、首をかしげたくなる。現にすぎやま氏の曲なんかはクラシック系だったりもするし。色んなジャンルで検証してみて結果を出したいところ。
それとも…「8bitの8beat」というシャレがチープという意味なのか。だとすれば、まさしくダジャレだが。
あっぷりへんしょん ~チップチューンは制約と追究の成れの果て~
チップチューンは単にピコピコ音を並べただけの楽曲ではない、というのが本誌を読んだ印象である。【追記】6つのTipsでチップチューンを作ってみた~実践編~
実際に6つのTipsを使ってチップチューンを作ってみた。
ぜひともご覧あれ!