来週末までに30kmを走っておきたく、今日は25kmを走ることにしました。
12km先にある本郷城跡なら都合が好いです。
所在地は、揖斐郡池田町本郷字北瀬古。
池田町の中でも八幡小学校以北は未開拓だったので、楽しみです。
八幡~池野
その八幡から国道ではなく、池野の裏通りを走ってみたんですが、何ともノスタルジーに富んでいて、かつランニングもしやすい通りだったのです。
百貨の店、へあーさろん、ブティック、食事処、たばこ屋。
今は国道417号の陰にかくれてしまっていますが、かつては地域の人たちが往来したであろう旧市街。
確かに広くはない通りですが、シャッターも開いてるし、決して活気を失ってるわけではなく、ひっそりと強かにスクラムを組んでる、そんな趣をのこしています。
途中、歩道もしっかり設えてあり、江戸時代の巡礼街道という標榜もあったから、きっと重宝された道なんでしょう。
何よりのおもてなしだと思ったのが、この休憩所。
「水のみ・一休み 自由にご利用下さい」
今回は水分不足じゃなかったけど、夏場だったらお言葉に甘えちゃってたかも。
本郷~北瀬古
さて、ひたすら北上すると目的地の北瀬古に着きました。
本郷城はどこにあるんでしょう?
と、さまよっていたら、小高い丘の上に石碑が。
間違いない、あれでしょう。
でもどうやってあそこまで行けば?
私は南から北上してきて、北瀬古に着き、後ろ(南方面)を振り返ったときに、例の丘を発見したのです。
おかしい。
方角的に私は城址を通りすぎたことになっています。
そんな入口あったかな?
不審におもい、 来た道を引き返します。
すると、 ありました。
▲これは北側からみた案内板
なぜ通りすぎたのかと南側から再確認してみると…
こりゃ気づかんわ。
北方面からの訪問者前提に立てられてるようです。
北側が県道に面してるからやむを得ませんが、南からの城址ランナーはご注意されたし。
池田町史跡「本郷城跡」
くだんの通路を進むと急に案内板やら石碑が目につきます。
そして、城址の標榜をのぞきこむと…
のっぺらぼう。
じつは裏側に刻印されているという、人見知りっぷり。
案内板といい、石碑といい、あまり人前に出たがらないタイプなのでしょうか。
ただ、眺めは良く、西側には池田山が望めます。
▲天文スポットのハングライダー発進基地もみえました
北側には公園?もあります。
最期に本郷城の由緒をすこしばかりご紹介。
築城年は明らかではないが、一般には5代目美濃国守護土岐頼忠の築城とされる。
土岐氏の家臣、国枝為助は土岐氏が本郷城を出た後に、ここを居城とし、国枝氏は代々この城を居城とした。
慶長5(1600)年、関ケ原の戦の時に東軍によって城も焼き払われてしまった。
小休止と補給食
この時期、せっかく目的地にたどり着いても、少し徘徊してるだけで、カラダがめちゃくちゃ冷えます。
なので、サッと見てサッと帰るという潔さが不可欠です。
案の定、冷えからか復路は尿意をもよおしてしまい、池田町や神戸町の帰りにお世話になりがちな赤坂地区センターに寄りました。
ここでトイレを済ませたり、ストレッチをしたりと小休止をします。
そうそう、今回の補給食はザバスピットインのリキッドタイプ。
これを2本携行して走ってきました。
バータイプよりもやや値ははりますが、やはり使い勝手は最強ですね。
あっぷりへんしょん ~秋冬シーズンの散策ランニングはプロセス重視~
マラソンシーズン真っ只中のLSDとなると、目的地よりも道程が大事になります。
- そもそも目的地に滞在してると寒い
- 途中で完全に休むとトレーニングにならない
- ペースはできるだけ一定にする
だからあまり戦国時代の想いを馳せる時間がありません。
また、目的地重視は春夏にかけて堪能したいですね。