あっ!という間に11月が終わってしまった。
11月は「読書月間」だと勝手に銘打ち、
・読書術にかんする本
・「思考は現実化する」
をメインによんできた。
が、『思考は現実化する』は分厚い本なので、一気に精読できなかった。
しかも反復して読みこまないと、そのエッセンスをじゅうぶんに消化することはむずかしいとおもう。
そんな前提のもと、それでも短期間に役立つことを抽出したい ──
と、かんがえてしまうのが、人間(僕)のワガママなところである。
一週間たらずではあるが、拾い読みして得たエッセンスをかんたんにまとめてみたので、ご紹介しよう。
■「願望」と「忍耐」が成功のキーワード
思考を現実化するにあたり、まずさだめるべきは「願望」である。
すべては願望からはじまる。
これがないと何もはじまらない。
その願望をかなえることこそ、思考を現実化することである。
そして、その願望の達成を「成功」とよぶ。
願望をかなえるには、深層自己説得(自己暗示)が効果的である。
もっとも効果的な深層自己説得の方法は、具体的な願望(代償、期限、計画)を紙に書くこと。
さらにそれを大きな声で読み上げること。
それがカラダ中に浸透してくると「信念」が芽生えはじめる。
信念は願望と結果をつなぐ架け橋である。
信念は願望にたいする意欲をつよめればつよめるのど、太く固くなっていく。
そのために絶えず、深層自己説得をくりかえさねばならない。
信念を強くもっていれば、エンスージアズム(熱意)が発動する。
いわゆる情熱的な人になれる。
エンスージアズムは推進力となり、成功までの可能性を加速させる。
その熱意を維持し高めるためには、たとえば
・大きな声で話をする
・成功のノウハウを日常生活に適用する
・健康に注意する
・積極的(ポジティブ)な心構えを保つ
・服装に気をつける
というようなことを意識すると良い。
また、わすれてはならないのが、成功の黄金律は「自分がしてほしいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげる」ということである。
成功はひとりでは成しえない。
代償をささげるための他人、報酬を与えてくれる他人、志をともに分かち合う仲間が必要である。
そして、何より大切なのは、「達成するまであきらめないこと」である。
誰でも失敗することはある。
でも、そこでくじけてはならない。
失敗したらあらためて計画を練りなおし、絶えずチャレンジしつづけることが肝要である。
「心の中であきらめない限り、永久に敗北はないのだ」
その忍耐がだいじなのである。
■あっぷりへんしょん
偉そうに書いてきたが、僕が読んだのは全18章のうちの6章分で、そのなかでもしっかり読めたのは5割にも満たないとおもう。
けれど、「本のなかでも大事なのはたったの2割」という公式にしたがうのであれば、コアな部分はそこそこすくえているのではないかと自負している。
はじめは本の分厚さにひるんでしまいそうになるが、ページをひらいてみるとかなり読みやすい文体だった。
もちろんこれからも何度か読んでいくつもりではあるが、まず一回読んでみてそれなりに読んだ気になれたので、読んだことないけど読んだ気になりたい!というかたには参考にしていただきたい。
もうすこし詳しく知りたいというかたは、過去のエントリーを参照されたし。
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