自己啓発書やビジネス書にはよく、成功、成功とかかれている。
「成功」っていったい何なのか。
その解釈はひとによって多様だとおもうが、『思考は現実化する』には以下のように定義されている
■成功の定義
成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。
(注)黄金律…「自分がして欲しいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ」
まあ。そういわれればそうだろう。
異論はない。
ただ、同時にショッキングでもあった。
それは「黄金律」の部分である。
── まず他人にそうしてあげること
だ?
何と。
成功はひとりでは成しとげられない。
かならず他人のチカラが必要だというのか。
ひとりで景観遺産ジョギングを制覇しようとしたり、1人バンドでゲーム音楽のメタルアレンジを展開しようとしていた僕にははなはだショッキングなのであった。
と、同時にあさはかな自分が恥ずかしくなったのである。
よくかんがえてみれば当たり前である。
己のいとなみの価値をみとめ、その対価としての富を分与してくれるのは、まぎれもなく「他人」だからだ。
「自分がして欲しいことを他人にしてあげること」はもちろん大事なんだろうけど、まず「何でもひとりで成し遂げられる」という固定観念をぬぐい去ることからスタートしなければならない。

- 作者: ナポレオンヒル,Napoleon Hill,田中孝顕
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