
憧れの赤坂、といってもけっして迎賓館とかサカスのほうの赤坂ではない。
木曾街道六捨九次の「赤坂宿」のほうである。

中山道フェチのぼくとしては宿場町というのは、たまらなくツボなのである。
2年ほど前に息子と二人で行ったが、そのときはひたすら本陣跡地で走りまわって結局なにも見れずじまいだったので、リベンジを誓っていた。
そして今回、ようやくその誓いを果たすときがきたのである。
■ROAD TO AKASAKA
荒尾までいけたから赤坂までもあと少しだろうと安直な発想から、今回、赤坂行きを決めた。
ただ、浅はかなのは百も承知なので、失敗のないようルートは入念に下調べをする。
結果、杭瀬川の西側ルートが最短経路であることが判明した。
…が、まず結果だけお伝えしておくと、たしかに西側沿いの距離は短いかも知れないが、途中までほとんど舗装がされておらず、また殺風景だった。
▼砂利道で、かつ草木がほとんど生えてません

なので、途中までは東側を走ることをオススメしたい。
▼ここから杭瀬川を渡ると風景もたのしめて道路舗装もされていてちょうど良いです

って、誰に勧めてるんだかわからないので、近いうちにまた走るであろう自分へのアドバイスとしておく。
ちょうど上の地図のルートを北上し、東海道線を越えると国道21号にぶつかる。
ジョギングで国道21号を越えるのははじめてなので、感慨深い。

▲トンネルの先には新世界が待っています
とはいえ、先の風景にはとくに感傷にひたる要素もみあたらず、ひたすら北を目指したのであった。
■#28 赤坂港会館と川湊跡
そんなこんなで片道約7km。
▼つきました、中山道「赤坂宿」!

ただ今回はタイミングがわるかったようで、ちょうど赤坂まつり?の日に訪れてしまったもんだから、朝から準備にいそしむ人たちやトラックがひっきりなしに町並みを往来していて、どうも落ちついて景観遺産にひたれる様子ではなかった。
ただ、今回はそれでもいい。
赤坂宿まで来れたことに意義があるから。
ここ赤坂宿には景観遺産がまだ9箇所あるので、まだ何回か来ることになるだろう。
とにかく今回は1スポットのみにしぼって景観遺産を堪能。
赤坂港会館

川湊跡

#28 赤坂港会館と川湊跡

▲この写真も人やクルマが写りこまないように見計らったんです
赤坂港会館のとなりで神輿の準備なんかをされてるもんだから、こちらもまじまじと会館をみる余裕もなく、そそくさと場所をうつす羽目にあった。
せっかくなので、少し町並みを散策してかえろう。

▲息子とたわむれた例の本陣跡地は景観遺産ではありません
▼枡形です

こういうのが宿場町フェチというか中山道フリークにはたまらない。
図らずしてほかの景観遺産を発見してしまったりもしたが、それはゆっくり別の機会に味わうとしよう。
んー、やっぱいいな。古い町並み。

■あっぷりへんしょん ~広がるジョギングの可能性~
往復15kmだったが、目的地で休みつつ景観遺産を拝めたので、さほど疲労は感じなかった。
1ヶ月くらい前までは10km走っただけで1日使い物にならない父親になってしまっていたが、それをおもうと少しは成長してるんだろうか。
ただ、ちょっと期待してた補給食の調達は赤坂宿付近でコンビニらしきものが見つけられなかったために、羊羮 with 景観遺産が実現できなかったのが、すこしばかり心残りである。
調達先の確保は、次回までの課題としよう。
さて、もともと中山道はお気に入りで、東海地区の宿場町は結構めぐっていた。
(妻籠・馬籠宿は最高です)
やるならせめてサイクリングだろう。
でもまだ大垣市を飛び出すには尚早な気もする。
大垣ならではなのジョギング、たとえば自噴井ジョギングもしてみたい。
他にも大垣市内の神社ジョギングとか。
個人的にお気に入りの白鬚神社制覇はまだあきらめてないし、最近気になっている津島神社や白山神社を詣でるジョギングもいい。
走ることで目標を見出す、と期待していたとおり、走り出せばいろいろ発掘できるもである。
景観遺産ジョギング、まだまだたのしみは尽きないなァ。