
▲桜の残り香を嗅ぎにいきます!
■#12 笠縫の輪中堤防
敬遠していた北西方面だったが、先週おとずれた「御首神社」が意外とちかかったので、今回は北西部の笠縫町をめざす。
ターゲットは杭瀬川沿いにある「笠縫の輪中堤防」。
よってルートは途中まで前回と同じだ。
一昨日の豪雨に耐えしのんだ桜たちが葉桜になり、よりいっそう凛々しくうつる。

川沿いの堤防を北上していくと、桜のかわりに菜の花が台頭しはじめていた。

菜の花の香りをおなかいっぱいに吸いこみながらJRの高架をくぐると、景観遺産はそこにあった ──
#12 笠縫の輪中堤防

花祭りでもやっていたんだろうか。
提灯でかざったり

ゲートが設えてあったり

こぢんまりとした堤防だから、満開ならむしろ迫力のある花道だったであろうことは想像するに難くない。
すぐ西側には養老鉄道がはしってるので、ローカル鉄道と桜なんていう風情のある共演もたのしめそうだ。
いずれここに花見にくるかは、まだ決めかねているが、それ以外の目的でこの周辺にくる可能性が生じたことを添えておこう。
というのも、また新たな公園を発見。

▲笠縫公園と申します
わりと大きめである。また子どもたちをつれて遊びにこよう。
■あっぷりへんしょん ~迫りくるテクノロジーの波~
景観遺産より驚いてしまったのが、笠縫公園の1区画となりにたたずんでいた「津島神社」である。
そう、あの出雲大社の神様と同じ神様を祀っているのだ。
でも驚くべきポイントはそこではない。
なんと手水舎のお水がセンサー式だったのだ。
人の気配を感知して、龍の口から水がでる。
そして注ぎ口から直接柄杓で水をうけとめ、手を浄めるのだ。
斬新だろう。
確かに節水効果はあるとおもうが、風情とか情緒とか、何かそういうものをどこかに置き忘れてしまっているような気もした。
景観遺産だけは、なんとかそういう文明の利器とは無縁でありつづけてほしいものである。