── ということをあらためて実感してきたので共有したい。
■見知らぬ地域というだけでたのしい
桜が咲くほど暖かくなったので、走っているともちろんポッカポカになる。
ウィンドブレーカーの世話にはならなくなった代わりに、ランニングポーチが重宝される時期となる。
そんな装いも新たに、今回めざすのは荒尾方面の「御首神社」。
大垣市の北西に向かうのは初めてなので、道中も見知らぬ風景ばかりでたのしい。
といっても、途中までは イビデンの送電塔を詣でたルートと同じく杭瀬川を北上するんだが。
▼源治大橋を渡ります
ここからが新しいルート。
源治大橋を西岸まで渡りきって、大垣西IC方面をめざす。
▼鋭意竣工中の東海環状線をくぐります
高速道路をくぐった先に見える垂井鉄道沿いを走り、荒尾駅方面をめざす。
▼目的地は荒尾駅の目とはなの先
自宅から片道約5km。北西部の景観遺産は敬遠していたが、おもったより近かった。
■#51 御首神社
御首神社に到着。
▲「みくび」神社と読みます
かわった名称だろう、御首神社。
景観遺産ランナーとして、その所以をご紹介しておこう。
以下は御首神社の公式サイトからの抜粋である。
今から約千年前、平将門は時の朝廷の政策に憤りを覚え乱(天慶の乱)を起こした。
日本史でも習った「平将門の乱」というやつである。
しかし藤原秀郷・平貞盛等に鎮められ、将門は捕えられ首を討たれた。
その首は京都に送られさらし首となった
しかし、ここからがホラーだ。
が、
故郷恋しさのあまり獄門を抜け出し関東へ戻ろうと飛び立った。
えっ、まあ、逸話だからやむをえまい。
この異変を知り、美濃の国南宮神社では、
将門の首が関東に戻ることにより再び乱の起こることを恐れ祈願したところ、
神社に座す隼人神が矢をつがへ東に飛びゆく将門の首を射落とした。
(その時、隼人神の射た神矢が飛んでいった道筋を矢の通った道であるとして、
現在の大垣市矢道町がある。)
へぇ、矢道町!きっと矢を崇めた神社でもあることだろう。ぜひ行ってみたい。
── という学びを含めてぜんぶ景観遺産ジョギングはおもしろい。
この首が落ちた荒尾の地に将門公を神として崇め祀ることによって
再びその首が関東に戻らぬよう、その怒りを鎮め霊を慰めるために創建されたのが、
御首神社であると伝えられています。
という由緒があるため、「首から上の大神様」という斬新なキャッチコピーが掲げられている。
写真を撮りそこねてしまったが、首から上の健康や学業成就にご利益があることから、境内には帽子やスカーフがたくさん奉納されているというこれまた斬新な光景を拝むことができた。
ご興味のある方はぜひ、ジョギングついでにどうぞ。
▼公式サイトもよくできているのでオススメです
「首から上の大神様」のシンボルがまた秀逸である。
■あっぷりへんしょん ~創意工夫?試行錯誤?しばらくは右往左往ジョギングか~
現時点(2016.4.3現在)で大垣市景観遺産を72箇所のうち32箇所をジョギングでクリアしている。
達成率44.4%だ。
一部、デュアスロンで挑んだスポットもあるが、ジョギングだけでたどり着けそうなところはおおむね制覇してしまった。
のこりは往復15km以上にでもなろうかというネクストステージの景観遺産ばかりである。
(墨俣、上石津、赤坂地区ばかり)
さらなるステップアップのために走行距離を伸ばすか、デュアスロンに頼るか、それともミッションを変えるか。
ただ愚直に走りつづけるのではなく、創意工夫をすべき転換期が近い将来にせまってきているような気がしている。
たとえば、大好きな寺院・神社ジョギングにチャレンジしてみるとか。
でも、荒尾までいけるなら赤坂までもう一歩のような気もするし。
創意工夫というよりかは、しばらく試行錯誤、東奔西走することになりそうだ。