先週、出勤前にジョギングしながら桜と湧き水と神社を愛でるという、何ともアトラクティブなイベントを敢行した。
そのきっかけは菜種梅雨で桜が散ってしまうのでは、という危機感があったからだが、雨がやんだあとも桜は意外としたたかにかつ艶やかに咲き誇ったままである。
これは、まだ花見してもいいというご託宣なんじゃないか。
ということで、また別の神社まではしりにいったので、レポートしたい。
春日神社
目的地は春日神社。
昨年、景観遺産ジョギングのなかでおとずれた神社でもある。
そのときに湧き水があるのはチェック済みだったが、それ以外でも何度か通過点として参拝したりもしていた。
そんな折に、なんとなく「あそこの参道の桜が麗しかった気が」という記憶があたまの片隅に植えつけられていたのである。
仮にその記憶がただしければ、花見・湧き水・神社の一石三鳥にうってつけのスポットだとおもったのだ。
自宅から約3.5km。
出勤前のジョギングにはちょうどいい距離である。
おおよそのタイムスケジュールはこんなかんじ。
5:50 起床
6:15 出発
6:40 春日神社 着
6:50 春日神社 発
7:15 帰宅~シャワー~朝食
8:30 出勤
これならめちゃくちゃ早起きしないでもコミットできるプランである。
わくわく。
テンションが上がったところで、いきなり目的地にワープしよう。
花見
どーん!
しめた!まだ咲いてる!
しかも予想どおり参道が花道になってる!
だいぶ散ってしまってはいるものの、じゅうぶん花見できるレベルである。
散った花びらも桜の絨毯をおもわせて、むしろ粋である。
前回の八幡神社では見られなかったが、やはり桜ごしに見る鳥居はフォトジェニックである。
湧き水
さて、桜の絨毯を参道をつきすすむと境内である。
境内には立派な手水舎もあり、なんとその手水も湧き水なのである。
これは圧巻である。
ちょうどラジオ体操おわりのおとうさん・おかあさんが解散された時間だったようで、
「どこから走ってきたの?」
「ようけ(たくさん)走ってきたんやねぇ」
「お水飲んでいきんさい。ここのお水は美味しいで」
と、声をかけていただき、その表情からもやはり住民もイチオシの湧き水であるらしいことがくみ取れた。湧き水だけに…
ちなみに僕は手水舎では実際に水はのまず、左でかるく口にあてる方法で参拝している。
いちおう、いろんなところに気をつかうゆえにね。
同じく湧き水を巡っているからといって決してグビグビ飲んだりもしていない。
何かあると、こわいからね。
あっぷりへんしょん ~花見といえば団子?~
出勤前の花見ジョギングがじゅうぶん楽しめることはもう証明できた。
でも、もうすぐ桜は散ってしまうだろう。
さみしい。
花見とは呼んでいるものの、実際は桜を見ながら走ったり歩いたりしているだけである。
花見の醍醐味といえばやはり、団子だろう。
さすがにジョギングに団子は携帯できないが、たとえば羊羮なんかをもっていき、腰をやすめながら桜を観賞するなんてゆとりがあってもいいかもしれない。