美しい花にはトゲがある。
たまにはちょっと刺されてみませんか?
外渕のバラ園
大垣市の隣町にはバラの特産とする町がある。
中でも大野町(揖斐郡)はバラ苗の生産数が日本一を誇るらしい。
だからバラを愛でるなら、おのずと大野町や神戸町(安八郡)にいく機会がふえる。
でも隣町とはいえ、片道11kmはある。
走っていくとなると、なかなか平日の朝っぱらからはハードルが高い。
ならば大垣市内はどうか。
あった。
Googleマップでもここまで拡大しないと「バラ園」の文字が検知できないほど、マイナーなスポットのようだ。
じつにミステリアス。
謎めいたバラ園なんて、魅力的じゃないか。
いってみた。
▲ひさしぶりに杭瀬川沿いを走ります
しばらく田んぼの畦道をかけ抜けると ──
見えてきた!?
Googleマップではこのあたりのはずだが…
あれが入口か?!
じゃん!
ん?
ががが、がーん。
▲「バラ園」と書かれたゲートがうっすらと見える
これはもう開園時間まえとか。そういう次元ではない。
もはや廃墟と化しているではないか…!
なぜこんなことになってしまっているのか、
いつからこうなのか、
かつては誰が管理していたのか。
気になることはたくさんあったが、あいにく朝から出歩いてる人もいなく、聞き込みをすることができなかった。
まるで「バラ園」の香りに誘われて、だまし討ちをくらったミツバチのようである。
でも、大丈夫。
こういうのには慣れている。
たまにはチクンと刺さるようなハプニングがあるからおもしろい。
廃墟から顔をだしていたバラを撮影して、季節の花を愛でたことにした。
ナイスラン!