まず結論から話すと、こうなります。
■there's no use crying over spilt milk
先日、防災のための懐中電灯をホームセンターに仕入れに行った。
そのとき同じ電球売場にこんなものを発見した。
ムギ球である。
安かったというのもあり、思わずクリアと赤色を同時購入。
ミニ四駆に付けるためだ。
前々からコンデレ※対策として、やりたかったことである。
※コンクール・デレガンス:見た目の美しさ、改造のアイデアを競うコンテスト
しかし、後先を考えぬ衝動買いというのは恐ろしい。
よくよくスペックを確認すると「1.5Vの電池2本使用」とある。
しかも、クリアとレッドの2色も買ってしまった。
ムギ球とモーターを一緒に繋ぐのは、電力がものすごく足りなくなるのでは?!
LED※にすりゃ良かった ──
※周知の通りLEDの方が高価だが、消費電力が少なく耐用年数も長い
後悔先に立たずである。
こぼしたミルクを嘆いても仕方がない。未練は練り直して、醸成させよう。
電池を別にする案もあるが、いかんせん我がフェスタ・ジョーヌの流線ボディにはそんな空きスペースはない。
うむむ、LEDを買い直すか…と諦めかけたとき、視界に飛び込んできたのが、これ。
もはや完全に息子の遊び道具と化してしまったワイルドミニ四駆である。
【参考】 家庭に優しいワイルドミニ四駆のすゝめ - あっぷりノート
音がうるさいためにギアを外され、分解されるうちにベアリングも外され、ワイルドに扱われすぎて荷台のツメが折れたマンモスダンプ。
これだ ──
満身創痍のないない尽くしが逆にチャンスになることもある。
ギヤの外されたミニ四駆は、もはや電池で走行することはできないので、代わりにライトが点くようにすればいいんじゃないか。
そう。
捨てることで新しいチャンスを呼び込むスペースを創る ──
その典型だ。
(1)ヘッドライトに穴を空ける
(2)ムギ球をボディに取り付ける
(3)モーターを外して、ムギ球をつなぐ
きっとやってみたい男児も多いことだろう。ぼくはずっとやってみたかった。
※コンクール・デレガンス:見た目の美しさ、改造のアイデアを競うコンテスト
※周知の通りLEDの方が高価だが、消費電力が少なく耐用年数も長い
■ワイルドミニ四駆にムギ球を取りつける方法
当たり前だが、以下のステップでムギ球を取りつけることができる。(2)ムギ球をボディに取り付ける
(3)モーターを外して、ムギ球をつなぐ
以下に手順をしたためておくので、「思わずムギ球を買ってしまった」という局面に役立ててほしい。
(1)ヘッドライトに穴を空ける
まず、ヘッドライトのステッカーを剥がしてくり貫く。
取り出だしたるは、実家に眠っていたタミヤの工具類。経年劣化が著しく、これが本当の「錆びたナイフ」だろう。
いちいち名前が書いてあるのが恥ずかしい。
しかし、久々にピンバイスを使ってみたが、使いづらい。
そこで、大人は黙って電気ドリルだ。
ランプカバーは、要らなくなったクリアファイルに切り込みを入れて再利用した。
エコリサイクルファクトリーへようこそ。
(2)ムギ球をボディに固定する
ここが実は一番頭を悩ませたプロセスかもしれない。
牛乳パックやらアルミ箔なんかを使いながらソケットを作ってみたが、満足のいく出来にならなかった。
なので、結局ビニールテープで固定した。
ビニールテープが一番安全で安価で粘着力が高いだろう。
(3)モーターを外して、ムギ球をつなぐ
ワイルドミニ四駆のすごいところは、これだけで既に電源のON/OFFシステムとして使える点にある。
ここからモーターに繋がるターミナルに、ムギ球の導線をハンダ付けする。
ちょっとコツが要ったので、図解しておこう。
予め導線をシャーシに通しておくことがコツである。
すべての配線ができたら、マンモスダンプを組み立て直して完成だ。
点いた。
ちなみに、Before。
そして、After。
完全なる思いつきから企てられたので、使途は不明である。
たとえば懐中電灯的な立場でワイルドに活躍していただければと期待している。
ゆくゆくはコンデレに出場して職務をまっとうしていただければ幸いだ。
一方の余剰在庫となってしまった赤のムギ球は…エコリサイクルファクトリーの名に恥じぬよう、何かしらに流用しようと考えています。
まず、ヘッドライトのステッカーを剥がしてくり貫く。
ここが実は一番頭を悩ませたプロセスかもしれない。
ワイルドミニ四駆のすごいところは、これだけで既に電源のON/OFFシステムとして使える点にある。
■ムギ球ミニ四駆の用途は未定
では、さっそく点灯してみよう!