photo credit: Handsome Tree Swallow via photopin (license)
ツバメが巣作りに勤しむ季節、家を空けてるうちにツバメに家を乗っ取られた、なんてことはないだろうか。
バカな、と思うだろう。
冗談ではないのだ。
現に、うちはツバメの侵入にあった。らしい。妻曰く。
玄関をちょっと開放していたら、ツバメの突入に合い、部屋中を汚されたんだとか。
確かにうちの玄関の目の前にスペースを確保しているようだった。
人家に住み着くのは外敵から身を守るための習性ではあると思う。
でも、まさか突破してくるなんて予想だにしていない。
ツバメさんには申し訳ないが、ぼくにも大事な家族がいる。
ツバメさんからの攻撃を防ぐためには腹をくくるしかないのだ。
こちらは習性ではなく、ホモ・ルーデンスとしての知性で勝負してみせよう。
■CDよりも天敵で
おのれを奮い起たせ、軽い牽制としてまずCDをぶら下げてみた。
しかし、2日で蹴落とされてしまった。
使うCDがいけなかったのか。ナメられたものである。
こんなことでめげてはいけない。
ならば原点に回帰して、自然の摂理に頼ろう。
ツバメの天敵、「カラス」である。
案山子はカラス避けだが、カラスはツバメ対策に効くと考え、手作りすることにした。
無いものは創ればいい。
折り紙で。
■カラスの折り方
用途は違うが、日本サッカー協会の応援サイトに「カラス」の折り方が載っていたので参考にする。
SAMURAI BLUE CROW プロジェクト | SAMURAI BLUE サッカー日本代表 | 日本サッカー協会
試し折り。
娘を抱っこしながら折ったのに、息子にガオガオガオガオって遊ばれてぐちゃぐちゃにされた挙げ句、妻には「えっ、カラスってこれなの?」と目をまんまるくされた。
こうやって父親のハートは強くしていくもんだ。
折り紙では心許ないので、厚紙で折ってみる。
黒がないので、黄色で折った。(別に黄色好きだから、というわけではない。さっきの試し折りもそうだが、黒の折り紙がないのでたまたまそうなっただけである)
マスキングテープで補強する。
黒の絵の具とかスプレーがあればよかったが、見当たらないので全面的にテープで黒にした。
土台に乗っけて完成だ。
■その後の効果は?
そろそろツバメの巣作りが終わる頃だろう。
カラスを設置してから、半月ほど経つが、一切ツバメが寄りつかなくなった。
設置の角度が微妙だったがためにカラスなのかは何なのか判りづらいが、「何かいる」という不気味さが功を奏したのかもしれない。
ご近所様に尋ねられる度に、いちいち説明しなければならないという局面が増るかもしれないが、超低コストなのでツバメ対策にお困りであれば是非試してみてほしい。