LINEスタンプを作った。1個だけ。
意思決定理論に従って。
■ LINEクリエイターズスタンプの作り方(1個だけversion)
LINEのクリエイターズスタンプというやつがある。
スタンプを40個作って、審査が通れば一般に販売できるというやつだ。
確かにクリエイターの人(職業問わずクリエイティブな人)たちにとっては腕試しにもなるし、収益も確保できるし、有意義な制度ではある。
しかし、ぼくみたいに40個も絵が描けない・40個もアイデアが浮かばないというノンクリエイターの人間にとっては、「40個」というのはいささかハードルが高い。
無理して40個ひねり出したところで、出来が思いやられる。
なので、1個でもスタンプを創れれば、使えるようにしたい。
どうすればいいか。
手順は驚くほどシンプル。
(1)スタンプの基となる画像を描く
(2)スタンプ用に編集する
(3)画像として相手に送る
なんだそんなことか、とガッカリしないでほしい。所詮ぼくの発想がそんな程度なのはご存知のことだろう。
もし呆れないでついてきていただけるのなら引き続き読み進めてほしい。
(1)スタンプの基となる画像を描く
いちおう外界に出る予定なので、サイズとか透過処理とか、規定のガイドラインには則っておくことにする。
>> ガイドライン - LINE Creators Market
推奨されるスタンプは、
・日常会話、コミュニケーションで使いやすいもの
・表情、メッセージ、イラストが分かりやすくシンプルなもの
とのこと。
イラスト?は先日のExcelムービーで使ったカエルを再登場させる。
個人的に一番使えると思う「今から帰ります」をメッセージに込める。
年賀状づくりでしか世話にならないGIMP。
こいつをサイズ調整と透過処理に使う。
【参考】 GIMPで背景を透過する方法(アルファチャンネルを追加)
一応、保存結果をシミュレータで試してみる
意外と大事なのが、自分からではなく相手からのスタンプの見え方。
顔の向きとか吹き出しの向きとか、40個作ってから気づくより、1個目で気づいて軌道修正できたほうがよいだろう。
シミュレータで問題無さそうであれば、スマホですぐ使えるようにDropboxかなんかのクラウドに保存しておく。
(3)画像として相手に送る
あとは、保存先から画像ファイルをエクスポートして使うだけ。
LINEスタンプ(モドキ)を作りました、と。
▲既読スルーされても気にしない
■あっぷりへんしょん ~まず1個やってみて、リカバリーする~
もし仮にLINEスタンプを40個作るつもりでも「まず1個作ってみる」ことが大事だ。
作るときの注意点なんかが浮き彫りになったりするから。
そういえばそれが「アジャイル」の強みだったじゃないか。
もっと云うと、
── それが自分に向いてるかどうかがわかる
というメリットがある。
仮に向いていなかったとしても、時間をムダにせず、すぐにリカバリーが可能なのだ。
先日スキャンして捨てた本にこんなことが書いてあった。
・一つ間違えたら永遠に取り返しがつかない意思決定など、この世にはそうはありません。また、100パーセント正しい石蹴ってもありません。この事実を認識し、「見込み6割でどんどん意思決定し、残りの4割は行動しながらカバーしていく」習慣をつけましょう。・直感に従う場合は、失敗したときのリカバリー策を、通常より綿密に、より多く用意しておく・意思決定に○×はないが、何度も繰り返しながら○に近づけていく意思決定はある・一つの選択肢を実行してうまくいかなかったら、できる限り素早くいさぎよく、第二の選択肢に乗り換える。これがリカバーするためのコツ。
「LINEスタンプを1個だけ作る」のは、体系立てられた意思決定方法に基づいた所業だったのである。実は。
── アジャイルはリカバーしやすい
どうだ、ためになったろう。
最後に。最近インドアなネタが多かったので、アウトドアな画像を貼って浄化しとく。