どうも最近のマスキングテープは女子が「可愛らしく」使っている印象が強い。
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でも、ターゲットが女性偏重だと「男性」という大きなマーケットを取り逃がしていることになる。
ほら、サンリオだって男性向けのハローキティを打ち出しただろう。
生き残るためには持続的なフロンティア精神が不可欠なのだ。
というわけで、今回はマスキングテープ業界のさらなる飛躍のために、男のためのマスキングテープ活用術を提案したい。
■かわいくならないように、キモくならないように
今、マスキングテープがおしゃれアイテムかの如く、お洒落な文具屋さんやかわいい雑貨屋さんを席巻している。
だって、ぼくがこんなふうにかわいくしてたらキモいだろう。
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そう、男がかわいいとキモいのだ。
だからせめてキモくならない方法はないか、模索した結果たどり着いたのが「マステアート」なのである。
■マステアートの作り方
以前、「NAVERまとめ」でマスキングテープ(以降、マステ)の色んな使い方が記事になっていた。
簡単!マスキングテープのお洒落アレンジ使い方100選 - NAVER まとめ
文具をデコったり、ラッピングに活用したり、雑貨をリメイクしたり、基本的に男がやるとキモいであろう用途が多かった。
しかし、唯一キモくなさそうな使い方があった。「アート」である。
ということで「マステアート」にチャレンジしてみた。
(1)マスキングテープを適当な形・大きさに切ります
(2)想いのままに貼りまくります
(3)完成
▲押印して額にいれたら、それっぽくなるんじゃないかというムダな抵抗
これが何だかわかるだろうか?
わからなくても怖がらなくていい。その「なんだろう?」という気持ちが大事。
それがアートの醍醐味なんだから。
ちなみにぼくがアーティストとして伝えたかったもの。それは男らしさの象徴であった。
▲勇ましい重機がモチーフ
息子に媚びるためのモチーフ選定だったが、肝心の息子に見せたところまったくの無反応だった。
もしかすると、キモいって思われたかもしれない。
■あっぷりへんしょん ~めざせ日本男児のマステ復権~
慣れない領域に手を出したことにより、息子にはキモいって思われるわ、ぼく自身がえもいわれぬキモさに浸ることになるわで、散々の結果となってしまった。
人には向き不向きがある。ぜひ向いてる人に伝道師となってもらいたい。
ちなみにうちの父親は「マスキングテープが流行るなんて、そんなわけあるかい」と信じていない様子だった。
よく考えたら真の男らしいマステの使い方とは、普通のマステを普通に使うことかもしれない。
アートなんてうつつをぬかしてないで、男は黙ってマスキング、ということか。マスキングだけに。