長いタイトルになってしまったが、今回の提案はその一文に集約されている。
しつこく丼ぶり料理の研究をし続けた結果、行きついた結論なのである。
そういうのは真のレシピではない。
一回しか使わないような食材を使うのはダメ。
そこは社会人としても家庭人としても、ちゃんと組み合わせるなりして絶対使いきらねばならない。
そういう意味では、ZIP!の『MOCO'Sキッチン』みたいなのはやさしくない。
余った食材どうすんの?となるからである。
一方、わが『あっぷりキッチン』では、食材は効率よく使いきることをコンセプトに掲げたい。
■買い出しスタイルを提案してこそのレシピ
よく、各々のレシピのはすぐれていても食材が余ってしまうようなものがある。エコ&ヘルシーライフを実現させるのだ。
そこまでできてこそ、真のレシピが名乗れると考えている。
レシピは一回分の食材買い物リストまで提案できてこそなのだ。
次に買い出しに行くときは、前回仕入れた分がほぼ消費しきれていることが理想である。
買い出しルーティンに収まるよう食材を仕入れるのか、冷蔵庫が空になったら仕入れに行くようにするかは各々のライフスタイルに合わせてほしい…と、ぼくみたいな分際で理想を語ってよいのか甚だ疑問だが、目を瞑ることにする。
■料理に使う食材を洗い出す
効率よく食材を使うために、それぞれの丼に使う食材を洗い出してみた。■真のレシピは、食べるものを作るための「仕組み」を作るためのレシピ
むかしミスチルの桜井さんが「生きるためのレシピなんてない」と唄っていた。
でも、ないなら作ろう。生きるためのレシピを。
くだんの食材マトリクスをもとに、食材を買い出しする単位にまとめる。
これをEvernoteにしたためて、買い物に繰り出すだけだ。
▼買い物リスト
これをEvernoteにしたためて、買い物に繰り出すだけだ。
並び順はスーパーの食材売り場順。
▼買い物リストが各々のレシピにつながり、レシピが買い物リストを形成する
この関連図が「人生のレシピ」である。
ぼくは月曜日に一週間分の買い物をするルーチンであるが、食材が尽きたら買い物に行くというリマインダーも人生のレシピに組み込めるといい。
もうだいたいお分かりのことと思う。
真のレシピは、食べたいものを作るためではない。
食べるものを作るための「仕組み」を作るためのレシピなのだ。
で、話を元に戻すと、真のレシピを成立させるための手段として「食材の買い出しに行く前日は、冷蔵庫の中身をぜんぶ丼に乗っけるといいですよ」ということなのである。