「色即是空」
般若心経の有名な一節である。
『般若心経、心の「大そうじ」』(名取芳彦 著)では、般若心経の云わんとしていることを生活に採り入れる術を提案してくれている。
般若心経、心の大そうじ―人生をのびやかに過ごす32の方法 (知的生きかた文庫)
- 作者: 名取芳彦
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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世の中にある物体はそれ自体、何の善悪もありません。(中略)その物体の形が目と視神経を通して脳に送られて、過去の知識や経験から、その人独自の「解釈」が出力され、さらに「行動」となって現れます。
つまり、ものは考え様、とらえ方次第ということである。
もっと具体的な例に、多くの人が憂鬱な気分のきっかけとなる「雨」でさえ、待ち遠しくなるようなマインドセットがある。
お気に入りの傘を一本持っていれば、雨の日だからこそ心は晴れて、嫌だった雨の日を楽しみに待つことができます。
ぼくはこの一文が大好きである。
こんな心が丸くて大きい人間になりたい。
USJに行って雨が降ったって、「ラッキー」「ありがとう」とつぶやけば、ホグワーツの城だって、「この曇天がまさしくイギリスっぽい!」と納得できることだろう。
何事にも意味がないことなんてないのだ。