Q. ペーパードリップで美味しくコーヒーを淹れるには?
A. 端には注がない
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A. 端には注がない
わが家ではほぼ毎日ドリップコーヒーを淹れる。普通にペーパードリップで。そういえばイタリアで買ってきたマキネッタはしばらく日の目を見ていない。
コーヒーは飲むのももちろん淹れるプロセスも楽しい。注げば虹色に膨らむ気泡や、サーバーに滴る抽出液の音色、艶やかなアロマの香り…口に運ぶ前にコーヒー豆が一丸となって五感に体当たりしてくる。
(妻へのサービスと見せかけて実は自分が楽しんでいるというのは内緒である)
さて、今回は《日経おとなのOFF》でたまたま出逢った淹れ方を試したところ、劇的に美味しくなったので記しておく。
コツは《日経おとなのOFF》の記事にある。以下を参照されたし↓
最後の一文だけ。 たった1つやめればいい。 別に道具にこだわる必要もない。
── 端には注がない。
つい勿体なくて全体に熱湯をかけてしまいがちだが、それが味を損なってしまう原因。端に注がないことで素の豆が味わえる。騙されたと思ってやってみてほしい。
私にもっと語彙力があれば、コクやら深みがどうのこうの…と云えるのだが、あいにく食レポという業界を避けて避けて生きてきてしまったがために、うまく伝えることができない。
いや、「伝えることができないくらい美味い」と表現すべきだったか。上っ面だけでも。
(妻へのサービスと見せかけて実は自分が楽しんでいるというのは内緒である)
▼ポイントは「端には注がない」
成功するためには何かを“やる”のではなく、“やらない”ことが大事と云われたりする。それと同じことがコーヒーの抽出にもあてはまる。
▼あっぷりへんしょん ~端には注がない~
今回あえて食いつきの良さそうなタイトルにしたが、看板に偽りはない。何度繰り返したかわからないが「端には注がない」。これだけ遵守すればいい。試された方は羊頭“羊”肉だと歓喜するだろう。
最後に例によって、今後やってみたいことも備忘録として残しておこう。
それは「メリタ式のドリッパー」。一つ穴のドリッパーである。
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穴が一つになることによって、ドリップのスピードが遅くなる反面、代わりにコクが出るようになるらしい。
もちろん良い豆や良い道具にすれば味も変わるだろうが、淹れ方にこだわることによっても十分味を変えられる可能性がある。
そんな想いを胸に、今日も私は「端に注がない」。
yours sincerely, Yuki AOYAMA