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【書籍】本を読む時間がないのではなく、本を読まないから時間がなくなる ~レバレッジ・リーディング~

今日は本田直之著の『レバレッジ・リーディング』からいくつか紹介したい。

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

 

 

この本は、ぼくを読書好きにさせてくれたきっかけともいえる本で、読書にたいする考え方を根本からくつがえしてくれた覚えがある(ということを再読してみてあらためて思い出した)。

 

本田氏は

 

読書=投資

 

と捉えているため、

 

1500円の本一冊から得た知識は、100倍のレバレッジが効いて、およそ15万円の利益を生む

 

といっている。

 

これが、タイトルにも掲げた

 

本を読まないから時間がない

 

という根拠である。

 

この一文は本のまえがきに書いてあり、もう10年ほど前になるが、当時とてもインパクトをうけた記憶がある。

 

今や当たりまえとなった

・本に線を引く

・ページを折り曲げる

・余白にアイデアや持論を書きまくる

・線を引いた部分をメモ・ノートにまとめる

なんてことも、彼の受け売りである。

 

そうすることで、

 

「単なる本」を「収益を上げる資産」に

 

かえられると云っている。

 

それまでは「本は大事にだいじに読むもんだ」「汚してはいけない」なんておもっていたから、それはもう衝撃的でしたよ。

 

だけど本田氏の助言をきいて、本当に本をだいじに読みたいなら、本を本としてフル活用してあげることのほうが本のため、何より自分のためになるんだと。

 

そんな著者だから、ドライな部分もあって、

 

「どうもこの本はハズレだ」と思ったら、すぐに読むのを中止してください。

 

とも提言している。

 

それも投資家ならではの発想だろう。

 

もったいないから読むのではなく、悪書を読み進めることのほうがもったいないのである。

 

そういうクールな一面がありつつも、本田氏の人となりが表れている、ぼくの好きな項がある。

 

それは ──

 

●よい本は人に贈る

     自分が読んで感銘を受けた本を「あの人にピッタリだな」と思ったら、すぐに贈ります。

 

どうでしょう、この姿勢。

 

ぼくはこれにあこがれて、本を贈っていた時期もあったが、最近わすれかけてたなァ。

 

というか、そういう視点で本を読んでいなかったかも。

 

変にメッセージを贈るより、本を一冊プレゼントしたほうが、考えや想いがつたわるかもしれない。