あっぷりノート

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【観察日記16】おりがみでブラキオサウルスの全身骨格を織りなす

その窓の外に、20mの巨体が横たわっていたと想像するとワクワクしないだろうか ──

男のロマン」というやつはよくわからないが、こと恐竜にかけては「ロマン」というのをかんじる。

なぜなら、もう二度と本物に会えないから。

学者がいくら研究したところで、真実は恐竜のみぞ知るのである。


その典型的な例が、「色」だろう。

ごくまれにウロコや羽毛がいっしょに発掘される恐竜もいるが、大半の恐竜は何色していたかわからない。

だからほとんどの恐竜の色は想像なのだ。


いたはずの恐竜がいなくなる例もある。

名前がアパトサウルスに統一されたブロントサウルスや、トリケラトプスの成長型とされたトロサウルス
ブロントサウルスは別種だった説がまた最近話題にのぼっているが)


ブラキオサウルスでいえば、鼻が頭の上にあったとか、水中で暮らしていたとか、むかしはいろんな説がはびこっていたものである。

いずれもこの20年のあいだにくつがえされてきたが。


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首B × 4個


逆にブラキオサウルスとおもわれていた骨格がじつは別種であることがわかり、ジラファティタンと名づけられたり。

真実がわからないものだから、いろんな研究者があーでもないこーでもないと議論し、そのたびにわれわれはロマンをかんじるのである。


おもしろいでしょ?

えっ、ちょっとひいてる?

── 大丈夫。ロマンというのは往々にして興味のない人に語ると、ひかれるものだから。


(続く)


■成果物
・首B × 4個

■作業時間
・60分