2013年12月27日。このブログを書き始めて1年になる。
ちょうど去年の今ごろ、「来年こそは!」という想いに反吐が出そうになり、年明けを待たずして立ち上げた。
▼未来の自分に期待しない
佐々木正悟著の《先送りせずにすぐやる人に変わる方法》に「未来の自分に期待しない」という項がある。
ここに痛いところを突かれた。
── 未来の自分はつねに今の自分より素晴らしいと人は錯覚しがち
しかしその未来が「今」になったとき、目の前にあるのは「大きく変わっていない自分」である
1年前これを読んでハッとさせられ、「来年からじゃない。今でしょ。」という気持ちになったのを昨日のことのように覚思い出せる。
この1年で息子は離乳して、走り回り、「あんぱん」を連呼できるまで成長した。
ぼくは何ができるようになったのだろう。
▼文章と音楽とドケルバン病
当初は別に続くと思ってなかったし、周りもまたどうせ三日坊主でしょ?という反応だったに違いない。
もちろん途中で挫けそうにもなったが、ある時、ユダヤ人富豪の言葉に触発され、気を持ち直した。
── 自分の好きなことを日常的に少しずつやること。小さい頃から自分が好きだったことを思い出して、それをやってみることだ
そう、ぼくは音楽が好きだ。だから少しずつでも毎日やらなければいけない。
啓示を受けた気分で曲作りの方法をいっぱい論じてきたし、実践もしてきた。
しかしこれだけ音楽ネタを書いたところで、2013年の一番人気はドケルバン病(腱鞘炎)ネタだったのである。
えてしてプロダクトとマーケットはすれ違いがちである。
そして、なんと健康に悩む人の多いことか。
▼あっぷりへんしょん ~未来に期待するのではなく、今に情熱を注ぐ~
最近読んだタリーズコーヒー社長の松田公太著《すべては一杯のコーヒーから》にまたぼく自身にグサッとくる一言があった。
── あらゆる仕事にいえることだが、最も大切なのは「情熱」だ。
キラーフレーズである。
この本を読むと、著者がどれだけ情熱的なのか、会ったことがなくてもぎゅんぎゅん伝わってくる。
そして逆にそこまで情熱がないと起業なんかしちゃダメだ、とも考えさせられる。
年末はつい来年の抱負を語りがちだが、来年からではなく今から情熱を注ごう。
年末にどれだけ情熱を注いだかで、2014年の自分に差が出るはずだ。
▼参考文献