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打倒、アキレス腱炎!整形外科で“衝撃的な治療”を受けてきました【拡散型ショックウェーブ】

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こんな方にオススメの記事
  • 故障中のランナー

  • アキレス腱炎がなかなか治らない

  • 「拡散型ショックウェーブ治療」って何?

  • アキレス腱痛によるランニング無期休止から8週間が経過。

    治すには保存療法(つまり、完全休足)がイチバンだと思っていて、2、3ヶ月休めば治るかな、と思ってたけど良くなる傾向がなく…

    あれ?
    もしかしてアキレス腱炎じゃない?

    なんて疑惑もよぎり、整形外科の受診を決断。

    その結果、名実ともに衝撃的な治療を受けることになったのでありました。


    接骨院と整形外科の違い

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    もともとランニングを休止してからは、接骨院に通っていました。

    ただ単に休むより、マシだろうと気休めに思っていたからです。

    整形外科は病院だけど待ち時間が長い

    でも、接骨院は整形外科とは違って病院ではないので、病名の診断はくだせません(法的に接骨師は柔道整復師であり、医師ではない)。

    なので、このまま3ヶ月経っても良くならなさそう…という不安から、整形外科に委ねることにしました。


    整形外科に期待したのは、以下の3つ。

    • 画像検査
    • 病名の診断
    • 治療への別アプローチ

    で、結論から云うと、3つともクリアすることができました。


    最初からいけば良かったじゃん、と云われればそうなんですが、整形外科はとにかく待ち時間が長く、何かと時間に追われている市民ランナーにはハードルが高いんです(言い訳)

    接骨院は待ち時間がないけど病院じゃない

    それに比べて、接骨院は手軽でいい。

    仕事を休まずに行けるし、週末の空き時間にコソっといける。


    以前、ドケルバン病(という腱鞘炎)を発症したときに数回、整形外科に行ったことがあったのですが、とにかく待ち時間が長くて辟易しました。

    そこはもう嫌だとおもって、完全予約制のところにあたってみたのですが、12月まで予約がとれず、そんなに待てない!と思って、別の病院へ。


    2時間くらいの待ち時間は覚悟のコースでした。

    いざ、整形外科へ!

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    覚悟のうえ、積読中の本を持って、いざ出陣。


    ── でしたが、驚いたことにほぼ待ち時間ゼロでした。

    なんだろ、看護師さんたちの流れる連携プレーというか。


    以下の全行程が1時間で終わったので。

    病院がよかったのか、運が良かったのか。

    受付〜問診

    初診だったので、受付を済ませて問診票を書いて、しばらく待つかな…と思いきや、待合室にスグに呼ばれて問診。

    マラソンやっててアキレス腱を故障して、2ヶ月走るのやめても疼痛が収まらんのです〜みたいな話をしました。


    じゃあ、レントゲン撮りましょう、とレントゲン室へ移動。

    あまりの早さに肩すかしを食らった感じです。

    レントゲン

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    レントゲンを

    • 足の裏
    • 下腿を真後ろから
    • 下腿を横(外側)から
    • 下腿を立位で横(内側)から
    ── と撮影。


    ドキドキ、しながら仕上がりを待つと

    骨はとてもキレイです
    とのこと。

    疲労骨折とかもなく、前も、横も、後ろもキレイ。


    ただ、扁平足気味なのでオーバープロネーションによる故障はしやすいだろう、と。

    アーチを作るソールを履いたり、ストレッチをして常に足底とふくらはぎは柔らかくしておいてあげなきゃいけない。


    これは接骨院で指摘されたのと同じこと。

    診断

    触診をしてもらい、症状と痛む部分からして、
    「シンスプリントかと思ったけど、アキレス腱周囲炎だね」との診断でした。

    治療法

    で、ここからが分岐点でした。

    突然、

    趣味としてマラソンを走ってるのか?アスリートとして(メシを食うために)走ってるのか?

    と、医師に訊かれたのです。

    まあ、趣味ですが…

    と曖昧に答えると、医師は「それによって治療法は2つに分かれる」と云うのです。

    1. 趣味で走ってるなら、日々のストレッチでゆっくり治していく
    2. 競技者(アスリート)なら、即効性のある体外衝撃波で治す

    え、その「なんちゃら衝撃波」ってやつは何ですか?(なんか必殺技みたいな名前だな…)

    拡散型ショックウェーブ治療(体外衝撃波)

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    体外衝撃波治療、またの名を「拡散型ショックウェーブ治療」というらしいです。

    休んでるヒマがないアスリートたちが即効性を求めて使うんだとか。


    しかも、リスクはほとんどないとのこと。

    え!それやってみたいです!

    即答でした。


    でも、気になることがもうひとつ。

    私:お高いんでしょう?

    医:えーと、35点なので…保険適用で100円ですね


    私:え?

    何万かを想像していたので、拍子抜け。

    注:病院によってはホントに1万超えるところもあるみたいです

    医:あ、でも、ちょっと痛いかもしれませんが。

    ということで、処置してもらったのが、この「拡散型ショックウェーブ治療」▼

    処置が始まるやいなや、騙された…!と思いました。


    私:イタタタタタタ!

    医:こりゃあアキレス腱周囲炎で間違いないですね

    私:イタタタタタタタタタ!

    医:ここ(アキレス腱の上部)は痛くないですか?

    私:は、ハイ…

    医:じゃ、ここ(くるぶしの後ろ)は


    アイタタタタタタタタ!


    こんな荒療治ある?っていうくらい痛い。

    先生の顔は見えないけど、ゼッタイ半笑いでやってるはず!

    ギャアアアアアアア

    ヤブ医者ァァァ(心の叫び)


    (2分後)

    医:はい、おしまいでーす

    私:ハァ…ハァ…なんか…変な汗かいた…

    医:どうですか?良くなったでしょ笑

    私:いや、衝撃波の痛みで何も感じません苦笑

    医:ま、これで治るでしょう


    えっ、断言?

    ショックウェーブ治療のメカニズム

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    マスターパルス MP100

    私:いったい何なんですか、この拷問は!笑

    医:いや、衝撃波治療といって、圧力波治療器で直接患部に振動を与えることによって

    • 疼痛伝達物質を除去
    • 衝撃波の振動で痛みを除去
    • 腱の修復や血流を促進
    という効果が期待できるんです。

    上記のような理屈から、患部に当てないと意味がないので、そりゃあ痛くて当たり前。


    医:この紙渡しときますから、読んどいてください。

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    ── と渡されたのがコレ(上)。


    当たり前だけど、一応ちゃんとした治療っぽい f^^;


    何か「毒には毒をもって制す」ような治療で、日本的ではないッスね、と思ったらやはり数年前に欧米から日本に入ってきたわりと新しい治療法なんだとか。


    野球にぜんぜん詳しくない私でも知っている、あの満票でMVPの大谷翔平選手もお世話になってるんですって。


    受診した病院とは無関係ですが、コチラのサイトが分かりやすかったです。

    動画ならコチラをどうぞ。

    いやァ、本当にヤブだったらどうしようかと思って(失礼)メッチャ調べてしまいました (´・ω・)スマソ

    処方箋

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    医:お薬はどうします?貼り薬とか飲み薬ありますが。

    私:効くモノなら何でも頂いておきます

    医:いやはや、相当悩んでらっしゃるご様子ですね

    ということで、処方箋を出してもらいました。

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    内訳は以下のとおり。

    • 飲み薬
      • ロキソプロフェンNa錠
      • レバミピド錠
    • 貼り薬
      • ロキソプロフェンNaテープ


    痛みが引くのに1週間くらいかかるかもしれないけど、1週間経っても引かなかったらまた来て〜

    ぜんぜん治らないなら注射とかもありますからね〜

    とのことでした。

    効果は?

    さて、治療をおえて1日が経ち、どうかというと。

    プラセボ(偽薬効果)かもしれないけど、朝起きたときの気分がさわやかでした。


    最近、朝起きるのがツラかったんですよね。

    はぁ…まだ痛いままか…

    とため息ばかりついていたので、それがなかっただけでも一歩前進かもしれません。


    ただ、劇的に治るということもありません。

    ショックウェーブは処置してから数日は痛みを引きずるようだし、衝撃波で破壊された神経が修復されることで治癒を促進するらしいので、ここは耐えどきです。


    4〜6セッション行うこともザラだとか。

    なので、まあここまできたら気長に待とう、ホトトギス。


    また逐一報告しますね~

    ド素人なので何もアドバイスはできませんが、もし気になる方がいらっしゃったら「体外衝撃波治療」とか「ショックウェーブ治療」でお近くの医療機関を調べてみてください。