こんな方にオススメの記事
少しずつ再開され始めたマラソン大会もシーズンの終幕を迎えようとしています。
一方で、春の訪れを感じ、愛でながら走る「ファンラン」が隆盛をきわめる季節になってまいりました。
しかし、時としてファンランの楽しみをさえぎる存在があります。
「赤信号」です。
もちろん信号は信号なりの使命があるのですが、快適に走っていると突如として行く手を阻んでくることがあります。
今回は、その赤信号を
- いかに避けて通るか
- 避けられないならどう乗り切るか
信号にひっかかる問題
気持ちよく走っているのに、赤信号に引っかかると少なからずストレスを感じます。
これは精神的にもそうですし、身体的にも云えます。
ストップ&ゴーは意外と脚に負荷がかかるんですよね。
走ってると何でもないのに、歩くと足が痛みだすようなことが。
できることなら誰にも阻まれることなく、なるべく気持ちいいペースで走り続けたいものです。
信号待ちを回避する7つの提案
では、信号に引っかからないように走るためにはどうすれば良いか?
- 堤防を走る
- 高架下をくぐる
- 歩道橋を渡る
- 青に逢うまで区画をずらす
- WSで時間を稼ぐ
- 変化走で調整する
- あえて止まる
以下、解説します。
1.堤防を走る
堤防や河川敷は信号や交差点がないので、ランニングやサイクリングにうってつけです。
同じ理由で農道も走りやすいのですが、たまに道幅が狭かったり優先道路と交差したりするので、少し気を遣います。
その点、堤防は基本的に優先道路を走り続けることになるので、ストレスフリーです。
もし、目的地が川沿いにあるなら多少迂回してでも堤防を走ることをオススメします。
それくらい堤防って走りやすいんです。
まさに「急がば回れ」。
道路で云う「バイパス(迂回路)」と同じ考え方ですね。
もちろん最短距離ではたどり着けないので、その分体力を要します。
鍛え続けよう。
2.高架下をくぐる
大通りや鉄道を横切るときは、できるだけ高架下をくぐるようにします。
素直に突っこむと、どうしても信号の待ち時間が長くなったり、踏切に引っかかったりと時間をロスするからです。
高架下でなくても構いません。
トンネルや地下道も同じです。
得てして大通りが河川や鉄道をまたぐ場所が通り抜けやすくなってたりしますね。
先述した、堤防が高架をくぐる場合は、一旦堤防から下ろされることもあります。
そんなときは軽い坂道トレーニングだと思って走りましょう。
鍛え続けるのです。
3.歩道橋を渡る
高架下や地下道のように“くぐる”のではなく、“またぐ”場合もあります。
歩道橋などに代表される高架上パターンです。
近頃は景観の問題から撤去されがちな歩道橋ですが、もし大通りを渡るのに時間を要するくらいなら、自由に往来できる歩道橋を有効活用しましょう。
上るのが大変?
いえいえ、これも階段トレーニングとみなして、走り続けるのです。
4.青に逢うまで区画をずらす
もし大通りをくぐったり跨いだりする手段がない場合は、青信号に巡り合うまで迂回するというテクニックもあります。
図のように正面の信号は赤だけど、1区画走ってるうちに青になりそうだったら止まらずに横方向に走り続け、隣の信号で渡ります。
とツッコまれそうですが、どうしてもペースを落としたくないときはやりますw
5.WSで時間を稼ぐ
「4.青に逢うまで区画をずらす」に少し似ている方法ですが、どうしても渡れる横断歩道が他にない場合、別方向にウィンドスプリント(WS)で往復して時間を稼ぐという方法もあります。
上図では左右にWSしていますが、べつに来た道を引き返してWSしても構いません。
20秒程度を2~4本やっていればそのうち青になります。
信号が青になったら、ランニングを再開するのです。
ただし、それなりにスピードを出すことになるので、
- 見通しが良いこと
- 歩行者がいないこと
- 道幅がじゅうぶんにあること
上記のようなWSしやすい環境をつくるには早朝がオススメです。
そうすれば、ファンランを楽しみながらも刺激入れまでできちゃいます。
これは一石二鳥です。
6.変化走で調整する
もし前方に見える信号が赤だったら、少しスピードを緩めて青になるのを調節する、というテクニック。
これは使われてる方も多いんじゃないでしょうか。
青になったら横断歩道は注意を払いながらそのままゆっくり渡ります。
そして渡りきったあとはペースを落とした分、上げて帳尻合わせをしましょう。
そうすれば自ずとプチ・ウェーブ走のでき上がりです。
これまた刺激が入って一石二鳥ですね。
7.あえて止まる
どうしても信号や交差点で止まらざるを得ないなら
ランニングウォッチも一時停止して、一旦休憩タイムにするのです。
ストレッチする
休憩すると決めめたら、開き直って満喫します。
たとえば、ストレッチやマッサージをしながら脚の具合を点検するのです。
もし信号が青になったらとりあえず歩いて渡って、物足りなければ休憩を続けます。
写真を撮る
ファンランには写真がつきものです。
スマホを持ってる方は、SNSやブログネタに写真撮影するのもいいですね。
走りながらだとなかなか撮れないので、止まってる時間を有効活用して。
せっかく足を止めるんで、小休止を堪能しちゃいましょう。
補給する
休憩タイムといえば、補給・給水ですね。
特にこれから暑くなってくるとドリンク必携なので。
夏のロング走の場合なんかは、むしろ赤信号に早く引っかかりたくなることがあります。
休憩する名目ができるのでw
カラダを労りながら楽しく走りましょう。
準備は入念に
堤防や高架下を走ったり、歩道橋があるかないかを把握するのはなかなか土地勘がないと厳しいかもしれません。
しかし、今はストリートビューやGoogle Earthなどの便利なサービスがあるので、調べようと思えばいくらでも調べられます。
一方で、ファンランナーとしては目的地にたどり着くまでのプロセスを楽しみたいという願望もあります。
という意見もわかります。
でも、大丈夫!
下調べしても、実際に走ってればやっぱりワクワクするし、調べても迷子になるときはなるッ!笑
結局、しっかり準備しておくことで
- コースを調べて考える
- 新ルートを走る
- 道に迷う
とくに方向オンチでかなわない…という方はしっかり調べておくことをオススメします。
ランナーの3S
私は、ストレスフリーで走るために
- SOLO ソロで
- SO-CHO 早朝に
- SUKUNAI 少ない場所で(交差点や歩行者が)
しかし、
- 人によっては一人だと不安
- 夜しか時間がとれない
- 市街地に住んでる
などなど、色んな事情があると思います。
自分がもっともストレスを感じにくい時間帯・コース取りでランニングを楽しみましょう。
まとめ
最後におさらいです。
信号で足止めを食わないために、以下のテクニックがあります。
- 堤防を走る
- 高架下をくぐる
- 歩道橋を渡る
- 青に逢うまで区画をずらす
- WSで時間を稼ぐ
- 変化走で調整する
- あえて止まる
これを実現するために、コースの下調べをしておきましょう。
さらに走る時間帯を工夫するとより快適に走れることうけあいです。
ぜひ、快適なランニングライフを!