こんな方にオススメの記事
はじめに
初めてランニングシューズというものを履いて、4年。
履いてきたシューズは、
メーカー | シューズ | マラソンタイム |
---|---|---|
Reebok | FURYLITE | 4:54'02(2018) |
NIKE | ペガサス35 | 3:54'36(2019) |
asics | DSトレーナー23 | 3:27'29(2020) |
の3種類。
※DSトレーナー23は3回買い替えたので、計6足
一足で2000km近く履いたりと、いま思うとシューズには無頓着な方だったとおもいます。
シューズこそカラダを前に進めてくれるいちばん大切な道具であるにもかかわらず、です。
いや、むしろ一足のシューズを溺愛しすぎて、他のシューズに対してあまり関心が湧かなかったとも云えます。
サブ3を目指し始めてようやく履き分けに関心を示しはじめたほど。
今までジョグもスピ練もレースもDSトレーナー23(asics)のみでした👟
— アオヤマユウキ🌵RUN CREATOR (@you_key69) 2020年9月6日
しかし、今週の金曜日以降、アキレス腱の違和感から少しクッションが欲しくてペガサス35(NIKE)を履いています。
シューズを選ぶ=カラダを労ること、ならば練習内容に合わせてシューズも替えてあげなきゃいけませんね😌 pic.twitter.com/Dr3AAJTEOE
なので、ハッキリ云って各メーカーのシューズについては無知です。
なんてことは口が裂けても云えません > <
しかーし!
だからこそ、フラットな立場で「ランニングシューズの履き分け」について考えてみようと、筆をとったのであります <(`^´)>エッヘン
シューズを履き分けたほうがいいのか?
そこで、冒頭の疑問に戻ります。
結論から云うと
実際、私も一足集中型で走ってきたので。
しかし、弱点があるのも事実。
まずは
- シューズを1足に絞ること
- シューズを履き分けること
それぞれのメリット/デメリットを知り、良いトコどりができないか考えてみましょう。
シューズを1足に絞るメリット
そもそも走りはじめの頃は、ランニングシューズを何足を持つという発想すらありませんでした。
むしろ、一足に絞ったほうが以下のようなメリットがあると自負していたほどです。
- シューズがカラダの一部になる
- 愛着が湧く
- 投資コストが低い
- 保管スペースが最小限
- 選ぶ時間が省ける
少し解説します。
カラダの一部になっていく
座敷かなんかのお店で間違えて他人の靴履いたことありませんか?
同じ靴でも人の靴って違和感を感じますよね。
それだけ自分の靴って自分の足のカタチに合うようになってるんです。
同じシューズで何百キロ、何千キロと走っていると、体とシューズが一体となり、シューズに最適化された走りになっていきます。
「この靴なら負けない。もう安心だ。」
そういう信頼関係が生まれるのです。
これがいちばんのメリットのような気がします。
愛着が湧く
上記のとおり一足集中によりシューズと一心同体になれるメリットがあります。
そのシューズ一筋なので、相棒感がわいてくるのです。
手入れするのもその一足に手厚く愛情が注げますね。
投資コストが低い
当たり前ですが、2足、3足…と手を出し始めると台所事情との相談がはじまります。
ランニングのランニングコストも馬鹿になりませんからね。
そんなとき、一足であれば家計に優しい。
みんなハッピーですw
保管スペースが最小限
一足ならしまう場所をさほど気にする必要はないでしょう。
一足に留めておけば「これ、どーすんのッ」と、家族に煙たがられることもありません。
逆にたくさん所持されている方の収納方法を学びたいくらいですが ( ̄~ ̄;) ウーム…
選ぶ時間が省ける
これはミニマリストが口を揃えて云うやつです。
と悩む必要が一切ありませんからね。
あと同じ「選択」という意味では、シューズを「洗濯」する時間も一足だとラクです。
紐を外して、インソール(中敷き)を入れ替えて…とか諸々のことを考えると手短に済ませられます。。
一足だと何かと「時短」なのです。
シューズを履き分けるメリット
逆に履き分けるメリットは何でしょうか?
- シューズの負荷分散ができる
- 練習効果を最大化できる
- 故障リスクを最小化できる
- クセのない走りが身につく
- トラブルに強くなる
- 履く楽しみが増える
ほぼシューズを一足に絞るデメリットの裏返しになりますね。
シューズの負荷分散ができる
とよく云われます。
人間のカラダと一緒で、クッションにも耐久性があり、連続してダメージを与えると劣化のスピードが早くなります。
時間をおいてクッションを回復させてから履いたほうがシューズが長持ちします。
ランニングシューズに限った話ではありませんが、二足を交互に履くといいです。
クッションだけじゃなく、臭い問題の点からも同じことが云えますね。
練習効果を最大化できる
極端な話、まずどこで練習するか
- アスファルトを走るのか
- 競技場のトラックで練習するのか
- 砂利や芝生などの不整地で走るのか
で選ぶシューズは左右されます。
さらに走るペースによっても適したシューズは異なります。
効率的な練習をする意味でもシューズは大事ですね。
故障リスクを最小化できる
練習に合ったシューズで走る、すなわち故障のリスクが下げられるメリットがあります。
スタミナを鍛えるために長時間走る場合、クッションで守られたほうがダメージが減ります。
一方でスピードを鍛えるために速く走るなら、シューズが重いと脚が回らなくなります。
カラダに負担の少ないシューズで走ることでケガの未然防止につながるのです。
クセのない走りが身につく
色んなシューズを履いておくことで、クセのない走りが身につきます。
一足に限定してしまうと、その靴じゃないと走れなくなっちゃいますからね。
まんべんなく多様なシューズを経験しておくことで、たまにしか履かないレース用シューズにもすぐに順応できるようになるのです。
小学校の遠足以来「履きなれた靴」論を信じていた私にとって、これは目から鱗でした。
トラブルに強くなる
履き分けるというより、複数のシューズを持っていることで緊急時のリスクヘッジになります。
たとえば、梅雨や秋雨の時期、雨続きでシューズが乾かないとき。
洗い替えがあると助かります。
廃番で愛用シューズが手に入らなくなったときや後継機が好みじゃないとき、もう一足控えのシューズがあると心強いですね。
代打がいると安心できます。
履く楽しみが増える
気分に合わせて履き替えたり、ウェアに合うようにシューズを合わせたりすることができます。
明日はあれにしよう!
時短主義とは真逆の発想です。
シューズがたくさんあると選ぶ時間が楽しめます。
楽しんでいるがゆえに時間とのトレードオフだともおもっていません。
靴を履く前からすでにランニングの楽しみがすでに始まっているのです。
折衷案
以上、シューズを一足に絞ることによるメリットもたくさんありましたが、一方でデメリットもあることがお分かりいただけたでしょうか。
たとえば
- クッションの回復が遅れる
- 清潔さ欠ける
- 雨で乾かないことがある
- 廃盤になると履けない
これらは複数のシューズを履き分けることで解決できるものでした。
そこで、折衷案ですが、
同じシューズを交互に履くことで、
- 履きなれた靴を履き続けられる
- 愛着が湧くのはもちろん
- 選ぶ時間も省けるし
- クッションを回復させながら
- 雨で乾かなくても予備がある
- 長期間シューズが持つようになる
私の実例
後ほど紹介しますが、私はasicsのGEL-DSトレーナー23を3足連続で履いています。
2代目は1代目をほぼ履きつぶしてから、買い替えました。
▼1代目と2代目の比較記事
が、2代目を履いているさなかに気づいたのです。
「同じシューズを交互に履くメリット」を。
つぶしてから替えるのではなく、つぶす前に並行稼働させることで長持ちさせることができる。
これは我ながら妙案でした。
デメリットは?←ない!
と心配になった方は鋭い!
でも、心配無用です。ご安心ください。
なぜならサブ4を目指すにあたりガシガシスピード練習をする必要はありません。
仮にダッシュするにしても、ジョグ用のシューズでまかなえるのです。
なので、個人的にオススメなのは
です。
まず練習ではジョグがメインになるので、ジョグする前提で選びます。
そして、それをそのままレースでも使います。 ←これポイント!
クッションだけで選ぶとどうしても分厚くなり、フルマラソンでは重りになってしまうので、それなりに軽くないと持ちません。
よって
つまり、サブ4までなら「クッション性があり、そこそこ軽いシューズを2足履き替える」ことで死角をなくせるのです(無理やり)!
私の愛用シューズ
繰り返しになりますが、本記事はサブ4ランナー向けの記事なので、
- クッション性があって
- それなりに軽い
- 私がサブ4したときに履いていた
どちらも旧型であることから、私の無頓着っぷりが伝わるかもしれません ^^;
でも朗報です、どちらも安価で、どちらもレースに使えるんです!
NIKE ペガサス35
- 254g(25.5cm)
- 初サブ4を達成
- クッション性が高い
asics DSトレーナー23
- 218g(26.0cm)
- サブ4〜サブ3.5
- 軽くて反発力がある
もしシューズが合わなかったときは?
これは補足ではありますが、もしせっかく買ったシューズが脚に合わなかったとき
シューズは店舗で試着したときと実際に数十分走ってみたときとで感覚はずいぶん変わります。
その感覚の違いをインソールは補正してくれるような気がします。
もし買ったシューズがしっくり来なくても、泣き寝入りせずにインソールを替えるという悪あがきをしてみてください。
ネットは便利ですが、サイズが合わなくて足が入らないのはさすがにインソールでも救ってあげられないので、せめてサイズは確認してから購入しましょう。
結論
走り始めは一足でじゅうぶんです。
で、もしそれが気にいったら同じシューズをもう一足買い足して交互に履く。
そうやってシューズと一心同体になり、そのままレースに突撃してしまいましょう。
レースシューズに投資するのはもう少し上のタイムを狙うようになってからで良いと思います。
シューズは友達!
共に駆け抜けよう!